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相続トラブルを防ぐ終活のすすめ:家族が困らないためのポイントとは?
東京都江戸川区船堀、相続・企業法務専門の司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
はじめに
終活という言葉は近年すっかり耳にするようになりました.
しかし、具体的に何をすれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
そもそも「終活はいらない」という人もいます。
今回は、司法書士・行政書士の立場から、終活の意義と必要性、そして相続との関わりについて分かりやすく解説します。
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終活とは何か?
終活とは、人生の終わりに向けて、自身の意思表示や財産整理などをしておくための活動です。
最近ではある有名人が亡くなり、その前から「終活」をしていたことが話題になっています。
その方は、自分の財産を処分したりして、相続人に迷惑をかけないために行ったようです。
「終活」には具体的には、以下のような項目が含まれます。
エンディングノートの作成: 葬儀やお墓、医療・介護に関する希望などを書き記しておきます。
遺言書の作成: 財産の分配方法などを指定しておきます。
生前整理: 不用品の処分や、必要な書類の整理を行います。
財産管理: 銀行口座や投資信託などの整理を行います。
任意後見制度の利用: 判断能力が低下した時に備え代理人を決めておきます
家族信託の活用:認知症になってしまうと財産が凍結され、自分の思い通りに使えなくなるため、それを防ぐため、あらかじめ家族などと契約をして、財産凍結の予防をします。
終活がなぜ必要なのか?
終活をしておくことで、以下のようなメリットがあります。
自身の希望を叶えられる: 自分の意思で人生の終わりを迎えられるように準備できます。
家族の負担を軽減できる: 相続手続きや遺品整理がスムーズになり、家族の負担を軽減できます。
将来への不安を減らせる: 死後のことを考えておくことで、将来への不安を減らすことができます。
特に、相続との関わりでは、以下の点が重要です。
相続トラブルを防止できる: 遺言書を作成しておくことで、相続人同士の争いを防ぐことができます。
相続手続きをスムーズにできる: 生前に財産状況を整理しておくことで、相続手続きがスムーズになります。
相続税対策ができる: 早めに財産状況を把握することで、相続税対策を検討することができます。
終活を始めるには?
終活を始めるには、まず何をすれば良いのか分からないという方も多いでしょう。
以下のような方法があります。
終活セミナーに参加する: 終活に関するセミナーや講演会に参加することで、知識を深めることができます。
専門家に相談する: 司法書士や弁護士などの専門家に相談することで、具体的なアドバイスを受けることができます。
書籍やインターネットで情報収集する: 終活に関する書籍やインターネットサイトで情報収集することができます。
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まとめ
終活は、人生の終わりに向けての準備であり、大切な人生の締めくくりでもあります。
そして、相続との関わりにおいても非常に重要です。
早め早めに準備を始めることで、自身の希望を叶え、家族の負担を軽減することができます。
この内容が少しでも参考になれば幸いです。
詳細やお問い合わせは、当事務所のウェブサイトまでどうぞ。