見出し画像

消えゆく冷たさ: 東海道新幹線のアイスクリーム物語

司法書士・行政書士きりじゅんの雑記録


はじめに

ついにこの日が来てしまいました…

東海道新幹線の車内販売で「シンカンセンカチカチアイス」買うことができなくなります。

スプーンを刺しても刺さらないほどのカタイアイス。

なんだか残念で仕方ありません。

あの旅行気分を楽しめる「カチカチアイス」が好きだった…

かつて、日本の美しい東海道新幹線には、ひときわ特別なアイスクリーム、スジャータの「カチカチアイス」が存在していた。

その固さと冷たさが何とも言えない心地よさを運んできた。

車内販売のカートから手に入れるたび、そのカチカチ感は旅を楽しませてくれる。

先日、伊勢旅行で東海道新幹線に乗った際、車内販売で「カチカチアイス」を手に入れ、窓の外に広がる風景を眺めながら味わっていた。(ただし買ったのが夜だったので景色は暗かったが…)

その時は、このルーティンが終わりに近づき、今回がラストなのかと感慨深くなった。

多分、これが最後の東海道新幹線で味わう「カチカチアイス」なのだと…

東海道新幹線の車内販売のカートは10月31日をもって姿を消す。

それと共にカチカチアイスも旅人たちの手の届くところから消えてしまった。

駅構内の自動販売機で買うことはできるが…

JRは、のぞみ停車駅に自販機を設置すると発表したが、あの特別なカチカチ感は再現できないとのことだった。

先日、私は自販機でスジャータのアイスを購入した。

なぜかというと、「こだま号」ではすでに車内販売はなく、駅で買うしかなかったからだ。

実際自動販売機で購入して気づいてしまった…

あの車内販売で購入したようなカチカチ感はなかった。

以前のような喜びは感じられなかった。

▲カチカチ感は感じられず…

付加価値がなくなってしまった「カチカチアイス」

カチカチアイスは、車内販売で購入するからこそ価値があった。

それはただのアイスクリームではなく、旅の一部、旅の楽しみだった。

コンビニで売られている他のアイスクリームとは違い、カチカチアイスは値段に見えない「付加価値」を持っていた。

それは車内で購入し、旅行気分を味わいながら食べる特別な瞬間を提供してくれたのだ。

だから「カチカチアイス」にはいい意味での付加価値があった。

それがなくなってしまうのは非常に残念である。

▲スプーンでさせないほどの硬さに「付加価値」があった

「カチカチアイス」は食べられなくなるのか?

東海道新幹線の車内販売が終了することに伴い、東海道新幹線内では「カチカチアイス」を車内で購入することはできない。

しかし、東北新幹線など車内販売が行われている場合は、「カチカチアイス」を購入できるそうだ。

なので、「カチカチアイス」自体は味わえることができるが、東海道新幹線ではできなくなるようである。

まとめ

時代が変わり、世の中の多くが変わっていく中で、あのカチカチアイスを味わえなくなるのは、本当に寂しい。

しかし、それは避けられない時の流れと共に、心の中に残る甘く、そして少し寂しい思い出となった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?