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AirPods Pro のケースを無くした人間の末路

1ヶ月半ほど前の話。小学校での授業を終え、いつものように AirPods Pro で音楽を聞きながらオフィスに帰る。 オフィスには HomePod があるので、iPhone で再生していた KREVA の曲を転送して AirPods Pro はケースにしまう。

コートの左ポケットに手を入れたが見つからない。ああ、そうだ。小学校で授業をするときにはポケットに入っているものをリュックにしまうことがあるからそこにあるんだっけ。いや、小学校出てくるときにケースを出して AirPods Pro 本体を耳につけてるはずだからポケットにあるはずだ。どこのポケットを探してもケースは見つからない。本体は耳につけてるけどケースだけどこかで落としてしまったらしい。

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AirPods Pro は「探す」アプリを使えば位置を特定することができる。しかし、それはイヤホン本体の位置であって、ケースの位置はわからない。だから紛失モードにして音を鳴らしても、ケースから鳴るわけではない。完全に手詰まった。

小学校からオフィスにたどり着くまでに立ち寄った場所にはすべて電話をして確認したが、どこにも届いていなかった。これはもうしょうがないと諦めるべきなのだろうか。というか、今の僕にはケースを探したり新しいケースを注文したりするだけの時間的余裕がない。とりあえず過去に使っていた AirPods 2 を使うことにしてごまかすことにする。Instagramの投稿によると、2019年3月26日に AirPods 2 を買っているらしい。

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久しぶりにノイズキャンセリングされていない街を歩く。世界はこれほどまでにうるさかったのかと気付かされる。世界はノイズで溢れている。改めて、ノイズキャンセリングが偉大であることを認識させられる。僕はうるさい場所が嫌いなので、外を歩くときは基本的にイヤホンをつけていたい。なにもつけていないよりはましだけど、やっぱり AirPods Pro がいい。

それから1ヶ月くらい忙しくしていたこともあって、AirPods 2 を使い続けていたけど、やっぱりしんどいなぁと思い、最寄りの Apple 正規サービスプロバイダにケースの交換の手続きをしにいく。税込みで14,000円ほどかかったけどまあしょうがない。これであの静寂が戻ってくるなら安いもんだ。

しかし、半導体不足の影響もあって、到着まで3週間ほどかかると告げられる。ちょっと待て、僕はすでに1ヶ月ほどうるさい世界を我慢していたのに、さらに3週間もかかるのはしんどすぎる。でも、これ以上どうにもならない。イライラを抑えてとりあえず手続きを済ませる。まあ3週間待てばいいだけなのだ。。。いや、でも長い。イライラが抑えきれない。でも、担当の人や Apple はまったく悪くない。悪いのはケースをなくした自分だ。では、このイライラは自分にぶつけよう。

気づいたらビックカメラのイヤホン売り場で、新しく発売された AirPods 3 を買っていた。

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10月のイベントを見ていた自分は買うつもりなかったのに、イライラとは怖いものである。AirPods 3 はデザインこそ AirPods Pro にそっくりなものの、ノイズキャンセリング機能が搭載されていない。でも、AirPods 2に比べるとたしかに音質は向上している。ベースがちゃんと聞こえるイヤホンだ。あまり使わないけど空間オーディオにも対応している。AirPods シリーズをまだ持っていない人はぜひ持つといいデバイスだ。


AirPods Pro のケースを発注してから1週間ほど経ったある日。iPhoneにサービスプロバイダから電話があり、交換品がもう届いたと連絡がある。あれ、3週間かかるんじゃないの?だから AirPods 3 買ったのに、AirPods Pro が戻ってきたらもうほぼ使われなくなっちゃうなぁ...などと考えていたが、担当の人から「どう頑張っても右側の AirPods がペアリングできない。故障しているから右側も交換しないとだめだ。追加で12,000円ほどかかるので、合計して27,000円くらいになる。」と言われる。んんん、前のケースで使ってたときはまったく問題なかったのにそんなことありえるのか?

というか、27,000円もするなら新品買うのと大差ない。ちょうど Amazon では Black Friday のセールをやっているので、27,384円で売っている。ケースの交換はやめて新しいの買えばいいやと思い、それをスタッフさんにお伝えした。すると「すでに交換手続きをして新しいケースが手元にあるのでキャンセルはできない。使えないけどケースの料金は払ってくれ。」と言われる。

はい?結局使えないんだったら意味ないよね??これって14,000円出して使えないイヤホンを保存するためのケースを買うってことなのか。スタッフさんは「ケースは使えますので予備として持っていただいてもよろしいかと思います。」と言ってるけど、そんなわけない。絶対にいらない。

ただ、どうしようもないならしょうがない。元はと言えばケースをなくした僕が悪いわけで、そこでゴネるのは違う。しょうがないからお金は払う。そして、その場でセールで安くなっている AirPods Pro を Amazon でポチる。その結果、僕の手元はいまこうなっている。

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結局、交換費用14,000円 + AirPods 3 22,000円 + 新しい AirPods Pro 27,000円を支払って基の静寂を手に入れた。合計64,000円。この値段は、奇しくも AirPods Max と同じなのが妙にむかつく。

新しく買った AirPods 3 と AirPods Pro のケースはどうしよう。メルカリにでも売ればいいのか。でも、発送の準備とか諸々やる余裕はまったくない。こうやって無駄なものが溢れていくのだろうな。

どうやら初めて AirPods Pro を買ったのは2019年10月30日らしい。2年1ヶ月の間に何回か交換してるけど、毎回継ぎ足し継ぎ足しだったからフル交換は初めて。Twitter には AirPods Pro との思い出が記録されている。ありがとう AirPods Pro 、そして、改めてよろしく。僕の修論執筆を助けてくれる最強のバイプレイヤーになってくれ。

https://twitter.com/search?q=%40kiriem_%20AirPods%20Pro%20&src=typed_query&f=live

AirPods Pro のケースをなくすと、新しい AirPods が2つ増える。そんなおかしなことになってしまったが、まあいい勉強になったと思い仕事に励むことにしよう。もし、僕の友人・知人で AirPods Pro のケースをなくした人がいたらご連絡を。1台安くお譲りします。

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宮島衣瑛
宮島衣瑛です!これからの活度のご支援をいただけると嬉しいです!