色を持つ動物
人はいろいろ
ほんとうにいろいろ
そしてその通りに、色がある、と思う
赤い情熱だったり、ブルーの綺麗な爽やかさ、そして冷たさもあったり、あかりのような眩しい黄色だったり、ポーカーフェイスな灰色を見せる
人は色を持つ
基本の色を持ちながら、日々の天気や感情の揺れ動きや体調によって、色を揺らしながら、変化しながら暮らしてる、と思う
“この世は諸行無常”
時も変われば、人も変わる
変わらないものなんてない
昔からそう言われているけど、その通りだ、と思う
一緒に生きている人、その人が身を置く環境によって、ぶつかったり、押し込められたり、抵抗したり、馴染んだりして、今の性格を作ってると思うこの頃
しばらくぶりの友達に会う
昔とちがうな、何かちがうな、と感じながら会う一時
たしかに、相手も変わったかもしれない
わたしもきっと、変わったのだ
ツライ変化もある
良い変化ばかりではない
以前は受け入れられた事に
違和感を持つ自分
もしかしたら、気づいていたのかもしれないけど、気づかないふりをしていたからかもしれない
我慢ができなくなった、目隠しが自然と取れたのかもしれない
相手も、わたしのように感じているかもしれない
変わらないことなんて、この世にはない、のかもしれない
立場も変わるし、歳もとっていくし、容姿も変わる
そして季節も少しずつ変わる
習慣も変わるかもしれない
気遣いも そのやり方も変わってしまったのかもしれない
そんな仕方ない人間としての変わっていくことを
ポジティブに考えていかないと
うらみや小言を言うばかりのつまらない、誰も近寄りたくない人になってしまう気がするのだ
良い変化だけではなく悪い変化も伴っているかもしれない
人間は変化をしていく、流れに逆らえない生き物
変化をしてもいい、受け入れる
だけど、綺麗な色で輝きを放っていけたらいいなと思ったのだ
自分は毎日どんな色で輝きを発しているのだろう
暗い色ばかり出ていなければいいな
目の前の世界が、暗くなって、不安にさせる色であったとしても、またもう一度温かい綺麗な色で輝けるように、
わたしも変わってしまっても、その暗さも包み込める位の優しさは変わらないで持ち続けたい
そう思った夏の終わりの午後