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ベトナム旅行#3 ダナン周辺ツアー 五行山からミーソン遺跡 チャンパ王国を知る

2023/1/2
🇻🇳ダナン→ホイアンツアー

地震の心配もありつつ、自分の足を地面につけてやるべきことをやろう。
不安に飲まれないように、感情移入をしすぎないように。と切り替えました。

ツアーの日

この日はツアーに参加してダナンから世界遺産の街 ホイアンに移動しました。

▼ベルトラさんで予約しました!
郊外の遺跡を訪れる時は現地ツアーを積極的に使っています。
ガイドさんの解説があると理解が進むし、国にまつわる疑問も質問できます。
ちょっと離れた遺跡や名所だと移動の負担がないのもツアーのいいところだと思います。
帰りにホイアンでおろしてもらう予定だったので、スーツケースも預かってくれて荷物の負担がないのがよかったです。

五行山

晴れ女なので雨季の終わりにも関わらず雨具を持っておらず(無知)、小雨に打たれているとツアー参加者の方が持っていたホテルの傘を貸してくれました。
新年から人の優しさに生かされている。

その後結構な強さの雨になったので本当に助かりました。

五行山は山全体が大理石のベトナムの特別遺跡です。
大理石と雨なのでくれぐれも滑らないように歩きました。

雨の五行山

パワースポットということで、初詣!
いろんな年代に建てられたお寺や祈りの場が美しかったです。時代、宗教が混在するため、建造物も様々な特徴がありました。
ベトナム戦争時に米軍の爆撃で穴の空いた洞窟にも行きました。

雨が似合うなあ
文字?が踊ってるみたいで可愛い
お線香台は完全数の3足
タイル貼りが可愛い!
この可愛いタイル貼りはフエの文化みたいです。
ドラゴン年🐲
雨だね

ダナン・チャム彫刻博物館

一瞬、ピンクの大聖堂にも寄りましたが、思ったよりピンクではなくて桃色だと思いました。昨日ネイルショップから眺めてうっすら思ったことですが改めて…。

その次に向かったのが、チャンパ王国の遺跡から出土したものが展示されている博物館
チャンパ王国の宗教観を勉強しました。チャンパ王国を築いたチャム族の装飾品なども展示されています。Googleレンズが大活躍でした。

※チャンパ王国はベトナムに統合される前にベトナム中部から南部にあった王国
博物館ら1915年創立ということで、100年前からある古い博物館です。
フランスの植民地時代に創立。その後ベトナム戦争が勃発して、チャンパ王国の遺跡も一部爆撃されて破壊されてしまいましたが、この博物館に運び出されていたから守られた彫刻もあったようです。

チャンパ王国の信仰がそうなのだから仕方がないのですが、男性器、女性器という言葉をこんなに聞く日はあるだろうか。(いや、ない)

ここをミーソン遺跡に行く前に行っておいたおかげで、ミーソン遺跡がより深く楽しめるようになるので個別に行くにしても博物館は行っておくのをオススメします。

チャンパ王国のお花、プルメリア
いい香り

ヒンドゥー教の神様が乗っている動物は神様によって決まっているようです。
なので一緒に彫られている動物を見ると何の神様かわかるらしいです。
(シヴァ神は牛に乗る、など)

おへそから生まれた神様は、蛇(ナーガ)に乗る
ライオンは強さの象徴で乗り物ではないそうです。
蓮の下でふんばる亀

お昼ご飯はベトナム料理〜
美味しかったです。

なぜか写真はこれだけ。

ミーソン遺跡(世界遺産)

チャンパ王国の遺跡で、ベトナム戦争のときに米軍に爆撃されて大部分を破壊された遺跡です。(軍隊が施設として使っているということで破壊されましたがそんなことなかったという)
本当に良かった!

車から降りて、謎の電気自動車のバスに乗って遺跡のそばまで運んでもらえます。
ガッタガタと揺れて面白かったです。

存在感!
曇天でさえ似合う、異国の遺跡

爆撃された遺跡を復興しようとドイツなど多国の研究者が関わっているようです。
8世紀をはじめ、いろんな年代に建てられた煉瓦造りの建物が印象的でした。
アンコールワットは石を削りだし、石を積み上げた造りでした。対して、ミーソン遺跡は煉瓦造り!
近くに煉瓦を焼く村があったのか泥の素材がたくさん取れたのか、似たような神様を祀っていたものの、その違いが楽しかったです。
ミーソン遺跡に使われている煉瓦の焼き方も煉瓦を積んでいる固定材もまだよくわかっておらず、再現不可能だそうです。

ガイドさん曰く、この遺跡を作っていた民族は、北部のベトナムと合併するのを拒み、カンボジアの方に行ったそうです。この技術がアンコールワットなどにも影響を与えていたんだとしたら、文化的なつながりが面白いと思いました。

煉瓦を積み上げて神様を作っている!
戦時中の弾丸の痕
黒いところが古いかと思いきや、この鮮やかな赤色の煉瓦が元々の煉瓦!


再現で造られた現代の煉瓦は経年で黒っぽく色が変わってしまって、繋ぎにつかったコンクリートが劣化していましたが、昔からの煉瓦は赤色のまま劣化することなく煉瓦同士の隙間もそのままでした。
粘土の質なのか焼き温度なのか、ツアーに参加していた建築家の方が色々と考察されていて面白かったです。
遺跡はおおよそ建てられた年代や用途で分かれていたのですが、仏教の思想が混ざると蓮の模様が出てくるということで歴史の変遷も見えました。

ここから先は神様の国、ここから先は人間の国
昔は神職の人だけが神様の国に行くことを許されていて、人間はその側で生活をしていたと言います。信仰が染み付いた場所、異なる民族がたくさん暮らす国、ベトナム人にとって大切な遺跡。
ガイドさんの説明が印象的で、人間の国に戻った時はちょっと安心しました。

遺跡に祀られている神様のだから仕方がないのですが、宗教上の理由からか、
男性器、女性器という言葉をこんなに聞く日はあるだろうか。(いや、ない)


ミーソン遺跡を見学した後、ホイアンに向かいました。

牛だー!

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