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出社でインセンティブ?!「出社手当(別名:セレンディピティ手当)」はじめました!

<このnoteの概要>

Acompanyでは出社したメンバーへのインセンティブとなる「出社手当」(別名:セレンディピティ手当)をはじめました!
フルリモートOKのスタンスは変えず、オフラインでの偶発的なコミュニケーションによって起こるセレンディピティ(幸せな偶然)を大切にする意図があります。
このnoteでは、Acompanyのカルチャー担当として、出社手当ができた背景や手当に込められた想いをご紹介します!


出社手当、はじめました!

Acompanyでは2023年6月から「出社手当」という福利厚生制度を開始しました。
「コアタイムに名古屋大学のオフィスで勤務していたら1日1000円を手当として支給する」という、出社した方への「インセンティブ制度」です。
矛盾がないように強調しておくと、Acompanyは「リモートワークOK!」「フルリモートOK!」、北は北海道から、南は沖縄まで、絶賛フルリモートワーカーが大活躍中の会社です。
ではなぜそんなAcompanyで出社にインセンティブをつけることにしたのか、制度誕生のきっかけからご紹介していきます。

誕生のきっかけ

そもそものきっかけは、通勤手当の支給方法見直しでした。
当時、名古屋大学オフィスへの通勤圏内に住んでいるフルリモートでない正社員には、月の出社回数に関わらず、1ヶ月の定期代が「通勤手当」として支給されていました。しかし、定期代を支給されていても、ほぼフルリモートのメンバーも多く(私も妊娠期からほぼフルリモートなので、それを代表する一人でした)、実態に即していない制度になってしまっていました。
そこで、今後は実際に出社した時にかかった分だけを通勤費として支払うようにしたい!とコーポレート部門が提案し、通勤手当の中身が見直されることになりました。
元コーポレートの私はよく知っているのですが、実はこれまで何度もこの議論は起こっていました。しかしながら、コーポレートの手間(毎月の個々の通勤手当計算+入力業務)が増えてしまうことや、支給されている固定の手当がなくなってしまうことへの懸念から、GOできずにいたものです。
しかし、ますますメンバーが増えてきている今のAcompanyのフェーズで、すでに実態に即していない制度は福利厚生としての意味がないため、より公平な通勤手当にしようということでついにメスが入りました。

新生「通勤手当」

見直された通勤手当は、なんと!フルリモートメンバーも対象に、月3万円を上限として実費精算するというものになりました。これ自体、画期的な通勤手当だと思っています。
今まで1ヶ月の定期代を支給されていたメンバーは、実際に出社し、Slackチャンネルで「出社報告」をすれば、出社した回数分、通勤手当が実費支給されます。(通勤ルートに関しては事前申請と承認が必要)
一番メリットがあるのはフルリモートメンバーなのではないかと思っていて、例えば東京に住むフルリモートメンバーが出社すれば、(通勤に時間はかかりますが、、)最低でも月1回は新幹線の往復代(名古屋↔︎東京往復24,000円程度)が出ることになります。
また、マイカー通勤も可能になりました。(通勤ルートに関してはこちらも事前申請と承認が必要、かつ駐車場代の支給はありません)
以前の通勤手当だと、メンバーの中には「出社しないのに定期代分の手当を丸々もらってしまい申し訳ない」とか「手当をもらっている以上、流石に月に何回か出社しないと、、」という気持ちを抱いていた人も少なからずいたと思います。しかし、この通勤手当の見直しと、出社手当の誕生で、オフィスの近くに住むメンバーでも「出社手当は不要なので私はリモートで仕事します!」という選択肢が気軽に取れるようになったとの声も上がっています。

Acompanyのシン通勤手当概要

Acompanyにとっての「出社」とは

通勤手当を見直すと同時に、改めてAcompanyにおける「出社」の位置付けを確認しました。Acompanyでは、出社することにより、

  • オフィスでの偶発的なコミュニケーション

  • オフラインならではのコミュニケーションコストを下げられるメリット

が生じると考えています。昔で言うところの「喫煙所での会話」のような感じでしょうか。
ミーティングなど仕事の場ではなく、ある意味オフの時のちょっとした会話や、リモートワークでは耳にできなかった「たまたま聞けた話」が仕事のヒントになったりするものです。また、リモートワークだと普段なかなか直接会話することのできない他チームのメンバーに会えることで、新たな交流が生まれたりもします。つまり、出社による「セレンディピティ(幸せな偶然)」を大切にしたい考えです。

「出社手当」誕生!

こうした確認の上、出社にはAcompanyとしてのメリットがある!ということでインセンティブ制の「出社手当」(別名:セレンディピティ手当)を制度化しました。

Acompanyの出社手当(セレンディピティ手当)

この時代の流れだと「出社手当」を作ることで「出社回帰」なのでは?!と思われそうですが、そうではありません!!
繰り返しですが、引き続きAcompanyでは、リモートワーク、フルリモートももちろん可能です!メンバーへの説明時も、「出社手当」という制度は、出社を強く推奨する意図ではないことを強調しました。
リモートワークの補完として出社したメンバーにランチ代などを負担する制度として導入しています。 つまり、「リモートワーク」も「出社」も両方推奨(どちらかを冷遇する意図はない)というスタンスです。どちらにも良さがあるので、いいとこ取りをしていきましょう、という考えです。 出社の推奨日数も全く定めていませんし、出社回数を公表したりもしていません。Acompanyは「選ばれる会社」であるために、メンバーそれぞれが働きやすい選択をできるようにしています。

”Acompanyらしさ”

ルールや制度には想いを込めないと作る意味がありません。そこにこそ"Acompanyらしさ"を注入できるからです。  
幸い、今のAcompanyでは、現状を踏まえた上で、どれが最適か、どこがみんながモヤっとしない落とし所か、しっかりと議論してルール化・制度化できる仕組みができています。そして何より、CEO高橋自身がいい意味で制度化や言語化にはとても繊細になってくれていると感じます。
議論していると、「この制度を作ることによってとりこぼされる人はいないか?」「善と悪のような立場が生まれたりしないか?」「この表現で本当に真意が伝わるのか?」を、多様なバックグラウンドを持つメンバーの立場で多角的に判断しているのがいつも本当によく伝わります。
それが垣間見えるCEO高橋の印象的なコメントがあったので紹介します。

5月31日(水)サガサキさんと高橋さんとの 1 on 1 にて

いつもここを軸に制度化しているので、"Acompanyらしさ"を出せているのだと思います。
そして、実際に出社手当の導入にあたっては、全社ミーティングでCEO自ら以下のようにメンバーに説明をしました。

メンバーへの説明時の議事録抜粋@全体MTG

このようにCEOが自ら、制度に込めた想いや会社の考え方・スタンスを丁寧に伝え、質疑応答することで、メンバーに広く理解してもらえるように努めています。

「選ばれ続ける会社」でありたい

今回ご紹介した「出社手当」は”Acompanyらしさ”のほんの一例です。
Acompanyではこれからも、メンバーにとって働きやすい環境を整え、納得感ある働き方を実現し続けます。そうすることでAcompanyで今活躍してくれている全メンバーはもちろん、今後Acompanyのメンバーとなって活躍してくれる可能性大な方々に、選ばれ続ける会社でありたいからです。

そんなAcompanyでは、最近カルチャーデックを更新しました!そして絶賛リクルート中でもありますので、Acompanyのメンバーになって活躍してみたい!という方は、ぜひRECRUITページよりカジュアル面談にお申し込みください!お待ちしています!

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