弊スタートアップで初めてのママになり復帰しようとしている話
こんにちは!AcompanyでNew Position「カルチャー担当」を拝命したばかりの戸田と申します!
こちらはAcompany5周年アドベントカレンダー15日目の記事です。
私の異色(?)の経歴については、1年ほど前にインタビュー記事を書いてもらったので、よかったらこちらも読んでみてください。
はじめに
Acompanyで初めてのママになり、2022年10月に第1子を出産、6月現在絶賛育休中です!まもなく9ヶ月の産休育休期間を終え、7月から時短での復帰を予定しています。
こちらの記事は、いつか育休を取ろうと考えている方に役に立つ「かも」しれない、かーーなりニッチな内容となっております。Acompanyの多様性のひとつということで、Acompanyではこんな働き方してる人もいるよ!復帰のためにこんな準備したよ!というのをママ目線で書いてみたいと思います。
Acompanyの「育児介護休業規程」の恩恵
Acompanyの規程では、在籍期間に関わらず育休を取れることになっています。この規程作りは私のAcompanyでの最初の大仕事だったのですが、雛形の段階では以下のような記載がありました。
入社1年未満の従業員は労使協定があれば除外可能(育休を認めないことも可能)というもので、これは違法ではありません。
何社か働いた経験があり、なんとなく「そういうものだ(入社してすぐ育休を取るなんてできない)」という認識だったので、その部分は特に気にせず役員に確認を依頼したのですが、役員からは「在籍期間に関係なく取得できるようにしたい!」とコメントがありました。つい、「一般的には・・・」と反対しそうになったのですが、今いるメンバーが働き続けやすいように、そして未来のメンバーにも選ばれる会社であり続けたい!という役員の思いの表れだなと感じ、在籍期間の縛りは労使協定に含めないことになりました。そして、まさかの自分自身が最初にその恩恵を受けることができました!(2022年1月に正社員入社後、3ヶ月で妊娠発覚!→9月末からの産休を経て12月末より育休中)
また、労使協定では
と定め、育休中の就労も可能にしたのですが、これまた私が最初に恩恵を受け、まさに今、育休を取りながら少しだけお手伝いをさせてもらっています。本格復帰の前に、リハビリから仕事を始めたい(PCを触っておらずタイピングもままならなかったので、、)という私の希望に対するAcompanyの理解はもちろん、保育園の条件などがうまくマッチしたおかげで、少しずつですが仕事の間隔を取り戻し、本格復帰への不安を和らげることができています。
いつか育休を取るなら先に知ってほしい「保育園問題」
共働きでの仕事復帰について考えた時、必ずセットになるのが保育園です。
ママになり子どもを0歳児クラスに入れた仲の良い友人から
「早めに仕事復帰したいなら、妊娠中から保育園を探さないと入れないよ!」
「生まれた月によっては保育園に不利になるよ!」
と聞いていたので、私も安定期に入った頃には早速リサーチを開始しました。(子育てもそうですが、こういうことは誰も教えてくれないので、自分で探しにいかないと本当に置いていかれる、というのが学びです。)
そもそも、日本全国どこも同じだと思っていたのですが、自治体によって全く条件が違うこともこの時初めて知りました。(私がそうだったのですが、引っ越しの可能性がある場合は要注意です!)市のHPで情報収集したり、窓口に電話で質問したりして、リサーチだけでだいぶ時間を使いましたし、最終的には、なんとまだ産まれる前の10月初旬には応募を完了しなければなりませんでした。
結果が出るのは1月、かつ応募時点で待機児童100人越えの激戦と聞いていたので、保育園に入れるかすらわからず、産休に入る時点では復帰時期を定めることができませんでした。保育園によっては、育休は1年以上かもしれないし、それ未満かもしれないし、、という状態でしたが、Acompanyは「戸田さんの良いように決めてくれていいよ」という姿勢でいてくれて、とてもありがたく、楽な気持ちで産休に入ることができました。
自分の選択を「正解」にしていく
応募はしたものの、本当に0歳で通わせるかどうか、実はかなり悩みました。
よく聞く「子育てに正解はない」というのは本当に本当でした。自分の選択が本当に正しいのかどうか、この子にとって良いことなのかどうか、誰も教えてくれません。保育園も早く入れた方がいいのかそうでないのか、どっちがいいとかの「正解」はありませんが、我が子がまだ自分の思いを言葉で表現できない今は、あとから振り返った時に「これで良かった」と思えるようにbest effortsでやっていくしかないなと思いました。
ひとつ確信があったのは、我が子にとって育児だけでノイローゼ気味なママ(私はそうなりそうだった)と長時間2人で過ごすより、短時間でもニコニコでご機嫌なママといる方が絶対に良いだろう!ということでした。
ママであってもきちんと自分で自分の機嫌は取りたい、そのためにも私は仕事がしたい!という結論で、保育園はNOじゃなきゃGO(Acompanyの行動指針のひとつです)することにしました。(子どもや私に合わなければやめればいいと思っています。)
「企業主導型保育園」という選択
市の保育園は無事第2希望に受かり、当初は子どもが生後10ヶ月になる9月の復帰を予定していました。しかし、滑り止めで応募していた企業主導型保育園にも受かり(Acompanyがメンバーの福利厚生の一環で保育園を運営する企業と共同利用契約を結んでくれたのも大きな理由の一つだと思っています!これまた感謝!)、保育園に入れるのはGOの意思決定はしたものの、2つの選択肢の間でまた揺れることに。
企業主導型保育園は自治体ではなく企業が運営している点、内閣府が主導しているものの「認可外」保育園に当たる点などに不安があり、返答期限のギリギリまで悩みました。
最終的には、
保育園見学時の雰囲気が良かった
地域の大きな病院が経営している保育園で安心できた
3歳以上のクラスもあり転園させなくてもよい
保育料も市の保育園より安い
ICT化が市の園より進んでいそう
などの理由で、企業主導型保育園を選ぶことに決めました。
ただ、こちらの場合9月までは待ってくれず、生後6ヶ月から通わせる必要があったため、私の復帰予定はそれに応じて早まることになりましたが、AcompanyはそれもWelcome!で、本当にありがたい環境だと感じています。
保育園登園開始とリハビリ復帰で思うこと
企業主導型保育園で共同利用契約を結んだ企業に勤める親は、育休を取りながら保育園に通わせることができるという思わぬメリットがあったため(園の運営企業によってルールが異なるとは思います)、育休中のまま5月から保育園に通わせ始め、慣れてきた中旬ごろからAcompanyでのリハビリ復帰を開始させてもらいました。
育休中の就労には注意が必要で、「就業している日が10日を超えて、かつ就業している時間が80時間を超えるときは、育児休業給付金は支給されない」ので、今は週10時間程度で働いています。
保育園には8:30〜16:00まで預けているのですが、子どもは 19時頃寝て、朝6時には起きる生活なので、よく考えたら、家で子どもと過ごせるのは、起床から保育園に連れて行く8時過ぎまでと、降園〜19時頃までのほんの数時間しかないことに気が付き、愕然としました。(平日は保育園にいる方が長いです、、)
フルタイムでの復帰も迷っていましたが、リハビリ復帰でお試しできたことで、当面は時短にし、何より子どもを優先させたいと思っています。
7月に復帰したら、コアタイムの終わる16時ぴったりに終業し、そのあとは子どもとの時間に集中する生活を送ることをここに宣言します!!!自分への宣言でもありますが、一緒に働く人に分かっておいてもらうのも大事だと思っているので、メンバーにもきちんと伝えていこうと思います。
なければ創ればいい
復帰後の働き方についてCEO高橋さんに相談すると、「全然大丈夫じゃないですかね!むしろ戸田さんが率先して新しい働き方やカルチャーを創っていってください!」との神アドバイス。
散々心配していたこちらとしては拍子抜けするくらい軽々しく、やさしく、そしてますますやる気にさせる感じに、こういうことが自然に言える我らがCEOは、もうさすがしかないです。自身もパパになり、子育ての大変さをより良くわかってくれているのだと思うと、本当に心強いです。妊娠を告げた時からそうですが、Acompanyはこれだから、心配無用なんだった!と思い出しました。
もうひとつ予想外に心強かったのが、アカンパパたちです。
私が休職していた間にAcompanyにパパが倍増し、すでに私のこれからの働きやすさを意図せず整備してくれていました。特に役員やマネージャー陣にパパが増えていて、「子どもの迎えがあるので」「子どもを病院に連れていくので」「家族対応があるので」などと、彼らがが率先して家族を優先してくれることで、私も家族を優先しやすい環境がすでにできあがっています。
前例がないなら創ればいい、そしてそれがAcompanyでの働き方の選択肢を拡げ、後々誰かのためにもなるかもしれないと思える、最高の会社にいるなと思わずにはいられません。(環境をさらに整えておくので、ぜひママも増えて欲しいです!!)
おわりに
Acompanyだからこそ、入社1年以内の育休も、企業型保育園への入園も、リハビリ復帰も実現できたと思っています。スーパーサプライズだったのですが、正式復帰前にもかかわらずAcompanyが「カルチャー担当」というチャレンジングなポジションを用意し、期待してくれていることも嬉しくてたまりません。育児と仕事の両立への不安もありますが、それよりも今は新しい挑戦にワクワクしています。
これからは、まさに私自信がこの機会を通じて再確認したAcompanyの愛すべき理由を、カルチャー担当としてみなさんにもっともっと発信していきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします!!