2022年J2てきとーレビュー#5 第6節 ベガルタ仙台 vs FC町田ゼルビア
こんにちは、キリーです。今回は先日の仙台VS町田の試合をレビューしていきます。レビュー初心者で「てきとー」にやっておりますのでご理解の程よろしくお願いします。それでは始めます。
スターティングメンバー
まずは仙台からです。コロナ感染が多数出ましたが選手への影響は最小限だったようです。多くの主力は今節も出場となり、山形戦からの変更は⑱氣田選手→㉔大曾根選手といっただけです。また福島から加入した㉜鎌田選手が初ベンチ入りとなりました。
続いては町田です。前節の東京V戦では惜しくも敗れました。スタメン変更は㊲平河選手→㊶安井選手のみです。
試合経過~あえてポジティブに捉えるならば~
いつもは前後半に分かれて得点直前の動きであったり、試合中に見られた工夫を紹介をしています。しかしあまりにも町田に好き放題やられての0-3という完敗でした。もちろん準備不足ながらに立ち向かおうとしていたのは伝わります。そこで何故こうなってしまったのかを考えていきたいと思います。
仙台のここ数節の調子の良さは㉟フォギ―ニョ選手が前を向きボールを預けるor運ぶという動きがあったからです。真ん中の選手がボールを前へ届けようとするので自然と前線の動きであったり相手の後退を押し付けたりが出来ていました。しかし町田はここに目を付け、主に㊶安井選手(もしくは⑥佐野選手)にフォギ―ニョ選手が前を向けられないようにプレスをかけました。フォギ―ニョ選手経由のパスが寸断されるとサイドに逃げるしかありません。しかし町田ボランチとSBが連動し、フリーに見える仙台SBやSHに目が届くようになっていました。2CBで回そうとすると町田司令塔⑩平戸選手がフリーになり、どうも居心地悪い状況です。
そのため⑩梁選手が下がって3人でボールを回そうとすると町田SHと⑨鄭大世選手がその3人にプレスしてボールが運べないという悪循環に陥りました。
打開できそうなシーンもありました。片サイドに相手を寄せて、その逆に張っている仙台SBにボールを渡す流れです。仙台ではよく見る流れの一種で相手を混乱させる要因にもなっています。しかし今節はそのSBの裏を⑩平戸選手が利用しカウンターを食らう原因にもなっていました。⑨鄭大世選手のキープ力も優れているのでこの形のカウンターは幾度となく訪れてきました。
また町田はパス&ゴーで後ろの選手が畳みかけるように来たためSBの裏を突かれるとたちまち不利な状況に陥りがちでした。十分に対策がとれる時間があったならばなにか工夫を出来ていたかもしれませんが、今節の仙台は持ち合わせていませんでした。
タイトルにある通りこの敗戦をポジティブに捉えるならば
・序盤に守備の弱点を確認する機会を得た。
・それは人の立ち位置といった工夫でどうにかなるかもしれない。
・負け無しのプレッシャーから早めに開放された。
・若手のプレーが実践でどうなるか確認できた。
といったところでしょうか。
若手というのは㉔大曾根選手、㉖加藤選手、㉜鎌田選手です。大曾根選手は②奥山選手の鉄壁に阻まれ良さを発揮できませんでしたが、スタメンを経験したことで自身のゲームの入り方や何も出来ない時にやることを確認できたのではないでしょうか。鎌田選手は敗戦濃厚の場面からの登場でしたが、狭い局面でも顔を出し常に前へボールを置いてプレーしているところにゴールへの嗅覚を感じました。加藤選手は今シーズン本職のSHだけでなくSBそして今回ボランチを務めました。便利屋にさせてはいけないと思いつつも、様々な視点で試合に出ることは今後の攻撃のアイディアの種になることでしょう。
まとめ
準備不足を露呈し町田に好き放題やられ今シーズン初の敗戦を喫した仙台。内容も懸念されていたことを突かれたことによるものでほぼ良いとこなし。若手のプレーが見れたことだけが御の字といったところです。
個人的MVP:㉜鎌田大夢選手
負け試合でも何か良かったことを見つけなければ進めないと思います。良いこと無しの敗戦でも光明は鎌田選手が出場しサポーターに小さくはない驚きを披露したことです。J3という普段あまり見ないところからキャンプ中に加入したとあってどんなプレーをするかは未知数でした。どんな状況でも前を向き続けゴールへの感触あるプレーを見せれたのは今後のポジション争いにも良い影響を与えるでしょう。
以上、仙台vs町田の「てきとー」レビューでした。今後も連戦時には今回のようにさらっと良かったり悪かったりした場面のみを振り返る形になると思います。
さて敗戦の次の試合が大事になります。まだコロナでの離脱や中山選手の負傷といった不安要素がつきまといます。しかし一層出来るものだと信じて大分戦に臨みましょう!それでは、また。
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