2023年J2てきとー戦力プレビュー#3~水戸ホーリーホック、栃木SC、ザスパクサツ群馬編~
こんにちは。キリーです。今回は北関東に本拠地を置くチームである水戸ホーリーホック、栃木SC、ザスパクサツ群馬を「てきとー」にプレビューしていきます。
このプレビューはこれまでどおり「てきとー」に行っています。昨シーズンから誰が移籍したのか、穴埋めはできているのかといった点が主となります。だから戦術云々には深くは触れないようにしています。監督交代や選手構成からフォーメーション変わるかもね程度までなのであしからず。それでは始めます。
水戸ホーリーホック~2022年成績、移籍状況~
成績:J2リーグ13位 勝点54 14勝12分16敗 47得点46失点 得失点差 +1
開幕直後から負けが込みいりますが大きな連敗なく夏場まできたので昇格PO入りが見えました。しかし35節からの4連敗を含む7戦勝ち無しに陥り昇格PO進出はならず。良くも悪くも定位置のJ2中位に落ち着いてしまいました。
熱血な漢、秋葉監督の体制は3年で終了。後任に初のトップチーム指揮官を務める濱崎芳己監督が就任しました。チーム得点王の木下選手、守備の柱鈴木選手、攻撃的なアタッカー椿選手と森選手が移籍となりました。はたしてチーム初となる昇格PO以上の成績を残せるような補強は出来たのでしょうか。
水戸ホーリーホック~2023年予想フォーメーション~
新監督のためフォーメーションは不明ですが、ヘッドコーチからの昇格なので継続路線ではと予想しました。
鈴木選手の穴が埋まる補強は出来ていないと思われます。しかしタビナス選手、楠本選手がいるのでバックアップがやや不安になった程度です。SBの流出も無いので、守備の強度はほぼ維持できたと言えるでしょう。
攻撃的なポジションは期待が大きい武田選手、愛媛で経験を積んできた小原選手、出場時間あたりのゴール数が良い草野選手を加えることに成功しました。ここに既存のFW陣が上手く絡めば木下選手の穴は埋まるでしょう。
総じて個人で見ると穴は埋まらずともチーム単位で見た時に穴はしっかり埋まったと言えるでしょう。そのため新監督に左右されるシーズンになります。見知った選手が多いので昨年と同程度以上の成績が見込めるでしょう。
栃木SC~2022年成績、移籍状況~
成績:J2リーグ17位 勝点49 11勝16分15敗 32得点40失点 得失点差 -8
4月から9戦勝ち無しに見舞われるもののロースコアに持ち込む試合で手堅くドロー、隙あらば勝利を積み重なることに成功。9月から再び6戦勝ち無しに陥るものの、リーグ2位の引き分けの多さが残留争いで功を奏し39節に残留決定。失点数がリーグ3位タイの少なさで守備に手応えを感じたシーズンでした。
時崎監督が続投することが決定しましたが、栃木の壁になっていたグティエレス選手と鈴木選手が移籍してしまいました。また攻守の要になっていた谷内田選手もレンタルバック。果たして新たなる守備の柱と攻守の要になれる選手の補強はできたのでしょうか。
栃木SC~2023年予想フォーメーション~
主力CB2人が移籍してしまいましたが、琉球でCBの柱だった岡崎選手に時崎監督が福島で指導していた福島選手を補強。小野寺選手のレンタルバックに大卒新人2人と量と質ともに昨シーズンレベルのものを維持できたと言えるでしょう。
一方心配なのは攻撃陣。山田選手と安田選手が加入したものの若手であり未知数。谷内田選手の抜けたボランチは層が厚かったので良いですが、前線はほぼ変化なし。得点力の大幅な改善には疑問符が残ります。
今シーズンも守備を基調としたモデルになり、ヤキモキした展開になると思われます。しかし昨シーズンの実績を盾に、堅牢な栃木のイメージをより強くして中位以上を狙っていきたいです。
ザスパクサツ群馬~2022年成績、移籍状況~
成績:J2リーグ20位 勝点42 11勝9分22敗 36得点57失点 得失点差 -21
シーズン序盤は善戦。大槻体制の順調な船出となりましたが4月下旬からの5戦勝ち無し、1勝挟んで6連敗含む11戦勝ち無しに陥いり残留争いを余儀なくされます。一時は降格圏に位置しますが要所で勝利し、最後は残留争いのライバルであった岩手に勝利し残留を決定することができました。
大槻体制2年目になりますが移籍状況は不安そのもの。両SB出来る小島選手。前線から体を張る加藤選手とアタッカーの田中選手といった主力級の選手の移籍が相次ぎました。果たして残留争いに巻き込まれないような補強は出来たのでしょうか。
ザスパクサツ群馬~2023年予想フォーメーション~
小島選手の抜けたSBはやや戦力ダウンといったところでしょう。走力のあるFWがSB起用で開花するパターン、CBが守備強固のためにSBで起用されるパターンの2つがあるので不安は少なくてよいでしょう。CBには酒井選手、中塩選手という脂の乗った年代の選手が加わったので昨シーズンよりは失点数の減少が期待されます。
攻撃陣には武選手と佐藤選手が加わりました。昨季のチーム内得点王の平松選手がいるので、その相棒が上手く決まれば得点力は改善されるでしょう。また岩上選手、風間選手というゲームメーカーが揃っているので昨季以上の期待は出来ます。しかし昨年の成績を見るに、まずは地に足つけ早期の残留決定が望まれます。
まとめ
各チーム小さくない穴をチーム単位で埋められた印象です。その中でも水戸はバランスの良い編成なのでPO以上の成績が目標となるでしょう。栃木は攻撃陣、群馬は守備陣の頑張りで昨季以上の順位を狙います。仙台としては栃木にはシーズンダブルの勝利をあげられたものの水戸には1勝1敗、群馬には1分1敗と勝ち点を稼げなかったので、今年は荒稼ぎしていってほしいものです。
以上、水戸ホーリーホック、栃木SC、ザスパクサツ群馬のてきとー戦力プレビューでした。ちょっとこれから忙しい日が続くので更新が飛ぶかもしれませんがよろしくお願いします。
次回は「北関東の比じゃない。南関東を攻略せよ」編です。お楽しみに。
2023てきとー戦力プレビュー
#1 ベガルタ仙台編
#2 ブラウブリッツ秋田、モンテディオ山形、いわきFC編
参考
・フットボールラボ https://www.football-lab.jp/
・J. League Data Site 出場記録 https://data.j-league.or.jp/SFTP01/
・さっかりん Jリーグ移籍情報 http://soccer.phew.homeip.net/transfer_news/?team=
・ELGOLAZO Jリーグ選手名鑑2022 J1・J2・J3 エルゴラッソ特別編集
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