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2022年J2てきとーレビュー#7 第8節 ヴァンフォーレ甲府vsベガルタ仙台

 こんにちは、キリーです。今回は先日の甲府vs仙台の試合をレビューしていきます。レビュー初心者で「てきとー」にやっておりますのでご理解の程よろしくお願いします。それでは始めます。

スターティングメンバー

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 まずは仙台です。大分戦からは3人変更しました。中でも注目は㉜鎌田選手と⑳キムテヒョン選手の初先発組です。もろもろの窮地の仙台を救えるでしょうか。

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 一方の甲府は前節の秋田戦から1人のみ変更。⑬北谷選手が初先発です。またベンチメンバーも数人変えてきました。

試合経過~これがアウェーでの勝ち方~

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 先制点は仙台。11分に㉜鎌田選手右サイドのスペースへのボールに㉕真瀬選手が追いつきます。

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 ㉕真瀬選手は同サイドに流れた㊷富樫選手へパス。富樫選手が折り返すと上手く甲府DFを外した⑲皆川選手がシュート。これが決まります。皆川選手は仙台に移籍して初ゴールとなり感激もひとしでした。一方甲府としては㉖加藤選手と皆川選手を1人で見ざるおえない状況になってしまいました。

 先制した仙台ですが甲府のプレスに苦しみます。そして19分に不用意なビルドアップからボールを奪われ㊶長谷川選手にゴールを決められ同点となります。ハイプレスに弱いのはボール保持をしようとした時に陥りがちですが、あのシーンは誰がボールを受けても奪われそうだったので思い切って外に出すという決断も必要になってくるでしょう。前半はその後も右から攻める仙台とハイプレスで迎撃する甲府という構図のまま終えます。

 後半開始早々に試合が動きます。⑱氣田選手の奪われないドリブルでゴール前まで来ると、こぼれ球を㊷富樫選手が蹴りこみ仙台が勝ち越します。やはりドリブラータイプの選手がいるとゴールまで近づきやすくなりますね。仙台の得点(勝利)は氣田選手がらみが多いので今後も注目です。

 さらに仙台は62分、㉜鎌田選手への裏へのパスに⑲皆川選手が抜け出します。GKとの1対1気味から折り返すと㊷富樫選手が合わせてリードを広げます。この鎌田選手のパスも皆川選手の裏抜けも気持ちいいものでした。

 リードを広げた仙台でしたが70分頃からガス欠気味な動きになりました。連戦とイレギュラーへの対応に苦慮したのでしょう。ここから防戦一方になります。猛攻の甲府に⑤若狭選手を投入し5バックにして応戦しますが83分に⑨三平選手にゴールを奪われ1点差となります。その後の猛攻を受けますが㉒ストイシッチ選手のビックセーブなどもあり3-2で逃げ切りに成功しました。アウェーは3-2で勝つのがお決まりになってきました。

分析~なぜ右サイドに固執したか~

 さて試合を見ていて疑問に思ったのが仙台がめちゃくちゃ右サイドからしか攻めないなということです。これを改めて試合を見たりして考えてみました。考え方が違ったらお知らせください。

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 まずフォーメーションと戦術てきなマッチアップが上図のようになります。仙台はSHが中に絞るため甲府ボランチを常に見れます。甲府はある程度1トップを孤立させないようにシャドーを近くに配置するので仙台ボランチがフィルターのような形に立てます。すると甲府は前線と中盤が遠く仙台に守りやすい形になっています。

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 これを解消するために甲府ボランチのどちらかが前線に近づくと中盤にぽっかりスペースが空き、絞りがちな仙台SHに利用されてしまいます。

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 甲府のこの問題への最初の回答は左ウイングの②須貝選手が内によることでした。確かに真ん中はカバーできました。しかし右サイドでの突破力に定評のある㉕真瀬選手がそこを集中して突いていった。そのため仙台は右サイドからの攻撃が多かったという結論に自分はいたりました。

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 甲府も後半途中から修正しました。⑱鳥海選手がトップ気味に㊶長谷川選手が少しボランチ気味に動くことで前線との距離感やサイドへのフォローが早くなっていました。ガス欠になっていた仙台には守ることしかできずこの変更は少ししか効いていませんでしたが、後半開始からこの形になっていたら勝負は分からなかったかもしれません。

まとめ

 連敗中の仙台でしたが幸先良く先制します。しかしビルドアップのミスから同点とされるとあたふたした展開に。ハーフタイムに整理すると2点リードを奪います。後半途中からはガス欠のような状態になり甲府の反撃を食らいますが1点のみに抑え3戦ぶりに勝利しました。
個人的MVP:⑲皆川佑介選手&㉜鎌田大夢選手
 MVPは何人いたって良い。まず皆川選手。昨年から悔しい思いをしてきましたが見事1ゴール1アシスト。上背がありポストプレーヤーの印象を持たれがちですが、裏抜けなど細かい技術にも対応しており㊷富樫選手との役割が整理されたことで出来た活躍でしょう。今節の活躍に満足することなくさらなる活躍を期待します。次に鎌田選手。実は3得点とも鎌田選手が起点になっています。攻撃的な思考を披露し仙台サポーターの心をつかんでいるのでこれからもずっと見ていきたいですね。

 以上、甲府vs仙台のてきとーレビューでした。この試合は私のバースデーゲームでもありぜひとも勝って欲しかったので嬉しさもいつもの何倍にもなりました。初HUBも楽しいものになったのでまた行きたいものです。次節は山口戦です。関選手や渡部選手といった元仙台戦士も活躍しているのでしっかり抑えて勝利したいですね。それでは、また。

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