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2022年J2てきとーレビュー#23 第27節いわてグルージャ盛岡vsベガルタ仙台

 こんにちは、キリーです。今回は先日の「盛岡vs仙台」の試合をレビューしていきます。レビュー初心者なので「てきとー」にやっておりますのでご理解の程よろしくお願いします。それでは始めます。

スターティングメンバー

 まずは仙台のスタメンです。まさかの引き分けに終わった琉球戦からは1人変更。㊹中島選手が先発に復帰した以外の変更はありません。

 対する盛岡ですが最近は試合間隔に関わらずターンオーバーを数多く採用しています。この試合でも1週間前の前節長崎戦から7人の変更。⑲松山選手、②蓮川選手、㉝弓削選手、⑮加々美選手以外は相当なリフレッシュがなされているでしょう。

試合経過~意地と貫禄と勝利~

 夏の割には涼しい気候となったこの試合では序盤から盛岡が序盤から人に食いつく激しい守備を見せます。しかも相手陣地はその守備で自陣に押し込まれたら丁寧に5-4-1のブロックを敷くといういかにも仙台が苦戦する守備です。仙台の対応策は2つ。食いついてくる相手シャドーとウイングをSBに引付させ前線へ蹴りこむパターン。蹴りこむ長さに変化を見せることで盛岡守備者の目線を変えようとしますがそこまで大きな攻撃にはなれません。
 もう1つの対応策は2CB+2ボランチの四角形でのビルドアップ時に仙台のボランチに盛岡のボランチがアタックすると瞬間的に仙台SHが中央に走りこむスペースが出来たのでそこを狙うパターン。これがゴールに近づくパターンになりましたが盛岡に対応されてしまいます。

 盛岡は仙台の高い位置を取るSBの裏を狙ってカウンター。前に出てくる相手には一番有効な狙い所であり走力と突破力のある盛岡先発3人の攻撃に仙台としては対応にやや苦慮します。安易にファールにすると⑰中村選手の高精度セットプレーもあり、実際オフサイドにはなったものの一度このセットプレーの流れからネットを揺らされておりヒヤヒヤする時間も長く感じました。

 ヒヤヒヤした時間が過ぎると突然チャンスが訪れます。29分、敵陣右サイドから突破を図るものの上手くいかず左サイドにサイドチェンジ。ワンクッションおいてから㊶内田選手からのパスを㊹中島選手がワンタッチで盛岡ディフェンスライン裏へループ気味のパス。これに反応した⑨中山選手がヘッドで盛岡GKの頭を超すループシュートを決め先制。ガツガツくる盛岡の裏を上手く取って先制に成功します。この後は前に出ざるおえない盛岡を上手くいなしながら仙台も攻勢を強め前半を終えます。

 後半もドンドンゴールを奪っていきたかったですが52分。⑱氣田選手のパスミスから⑦モレラト選手の豪快なミドルシュートを決められ同点に追いつかれます。無理に繋ぎにいってる場面でもないのでちょっとしたミスなのですが、あれだけドフリーでガッツリ蹴られブレながら自分の上に来られてはさすがにGKとしてはノーチャンスだったでしょう。この前後で盛岡は㉖ビスマルク選手、⑪ブレンネル選手、㉕キムジョンミン選手と立て続けに攻撃的な交代をしますが汗かき役が減った分、攻撃時に詰まり気味になってしまい攻撃不全になってしまいます。

 逆に仙台は㊷富樫選手と㉘名倉選手を同じポジションの選手と交代し質の変化を付けます。また前半終り頃からトップがサイドに流れ、SBが相手WGを引き付けると中央でSHがフリーになることがあったのでこのスペースを使おうとします。

 64分のシーンはまさにそのスペースを使った瞬間でした。⑬平岡選手から㉕真瀬選手へパス。少し持ち込んで例のスペースに走りこんだ㉘名倉選手にパス。そのスペースにいたままクロスかと思われたボールがそのまままっすぐ伸びゴールに吸い込まれます。不意打ちのゴールでリードを奪うとここからは仙台の独壇場でした。

 70分、左サイドからのスローインを⑨中山選手がスルーするとPA左で待っていた㊷富樫選手がキープ。右方向に少しドリブルして空いた右サイドのスペースにラストパス。このボールを走りこんだ㉕真瀬選手が蹴りこんで華麗なゴールを奪います。ベガサポが最も喜ぶであろう形から生まれたゴールでリードを広げます。

 盛岡が㉗オタボー選手、㊺和田選手とさらに攻撃的な交代をしてきたのでやや受けに回る時間になりますが仙台の選手が考えているのはさらなる追加点でした。84分にはクリアボールをピッチ中央まで運んだ㉘名倉選手が左サイドにサイドチェンジ。これを受けた⑭石原選手がPA付近まで持ち込むと㊷富樫選手へ楔のパス。これを富樫選手が相手の股を抜く冷静なシュートで追加点をあげます。
 さらにアディッショナルタイムには㉟フォギ―ニョ選手の前へのクリアボールを富樫選手が猛追。PA内まで追いかけ相手GKのファールを誘いPKゲット。このPKをこれまた冷静に決め5-1。ヒヤヒヤした時間もありましたが結果的に大勝をおさめました。

まとめ

 自動昇格圏の2チームにプレッシャーを与えるためにも勝利が求められたこのグルージャ盛岡戦。ガツガツと来る守備の後のカウンターに苦しむ時間もありましたが一瞬の隙をついて先制。後半開始早々に一時同点に追いつかれ琉球戦の二の舞かと危ぶまれましたが狙いを持った攻撃からゴールラッシュ。結果的に5-1の大勝となりました。
個人的MVP:㊷富樫敬真選手&㊹中島元彦選手
 富樫選手は最近ゴールを奪えずやや空回りしている時間が長い印象がありました。しかしこの試合ではゴール前での冷静な動きを取り戻し2ゴール1アシストを記録。ゴールを取れるFWが揃うと相手としても注意する対象が増え対応しずらくなり、よりゴールが取れる状況が出来ると思うのでこれからもゴールを重ねてほしいです。
 中島選手は前節の不在からの復帰で仙台の中盤になくてはならない存在だということを改めて証明したでしょう。長短織り交ぜたパス。味方のフォロー、危機察知能力と選手として非凡な才を発揮しているのでこれからも仙台で輝いてほしいです。

 以上、「盛岡vs仙台」のてきとーレビューでした。近場の盛岡での試合ということで大雨もありながら駆け付けたサポーターにとっては最高の勝利となったでしょう。しかし気を緩めてはいけません。横浜、新潟との勝ち点差は詰まっていません。そして次節は4位長崎。自動昇格に関わるのは3チームだけという勝利を収め引き続き上位にプレッシャーを与え続けるためにも勝利が欠かせません。次節も出来る限りの最高のサポートをしていきましょう!それでは、また。

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