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2023年J2てきとー戦力プレビュー#2~ブラウブリッツ秋田、モンテディオ山形、いわきFC編~

 こんにちは。キリーです。今回は東北に本拠地を置くチームであるブラウブリッツ秋田、モンテディオ山形、いわきFCを「てきとー」にプレビューしていきます。
 このプレビューは前回と同じく「てきとー」に行っています。昨シーズンから誰が移籍したのか、穴埋めはできているのかといった点が主となります。だから戦術云々には深くは触れないようにしています。監督交代や選手構成からフォーメーション変わるかもね程度までなのであしからず。それでは始めます。

ブラウブリッツ秋田~2022年成績、移籍状況~

成績:J2リーグ12位 勝点56 15勝11分16敗 39得点46失点 得失点差 -7
 シーズン初めは連勝も連敗もある波に乗り切れない感じでしたが5月に3連勝。勢いづくかと思われましたがそこからまさかの12戦勝ち無しの泥沼に。しかしシーズン終盤には4連勝を記録し昨シーズンの順位を上回ることが出来ました。

 J2名物監督になりつつある吉田謙監督の続投はシーズン終了直後に発表されたもののオフシーズンは苦しいものになりました。GK、CB、ボランチの相次ぐ引き抜きに見舞われました。果たして挽回できるような補強はできたのでしょうか。

ブラウブリッツ秋田~2023年予想フォーメーション~

 正直に言うと補強は物足りないです。GKは小澤選手圍選手といった1stの経験がしっかりある選手を補強出来ました。
 CBも河野選手星選手阿部選手というハイボールに強い秋田らしい選手を確保できました。
 しかしボランチが不安で仕方ありません。チームの顔の一人である稲葉選手の流出は大きいです。Jでの経験豊富な田中選手と福島の中心選手である諸岡選手を加えたものの穴と思われても不思議ではありません。
 FWもこの2年間で得点源となっていた武選手が群馬に移籍してしまいました。丹羽選手畑選手と補強しましたが得点力が爆発的に上がることは難しいでしょう。
 厳しいシーズンになることが予想されますが、希望は吉田サッカーでしょう。スタイルが明確な分、新加入選手の戦術理解はスムーズなはずです。選手の共通理解が進めば今期も残留できるでしょう。

モンテディオ山形~2022年成績、移籍状況~

成績:J2リーグ6位 勝点64 17勝13分12敗 62得点40失点 得失点差 +22
 序盤に5戦勝ち無し、中盤に7戦勝ち無しと勝利に見放された時期もありましたが連敗はなんと無し。勝ち無し期間もしっかり引き分けで勝ち点を稼ぎ上位をキープ。38節終了時に自動昇格は逃すもののPO争いのライバルに勝利、6位で昇格POに進出します。昇格POは岡山に完勝するも熊本に勝てず、2015年以来のJ1復帰には届きませんでした。

 クラモフスキー監督の続投が決定直後に攻撃の中心である山田選手の移籍がありました。その後も山崎選手、半田選手、ディサロ選手と攻守の中心選手の移籍が相次ぎました。果たして彼らの穴を埋める補強が出来たのでしょうか。

モンテディオ山形~2023年予想フォーメーション~

 GK陣は去年と変わらず。昨シーズンリーグ3位の失点数の少なさを今期も支えるでしょう。
 山崎選手の抜けたCBには熊本選手西村選手が加わり穴は埋まったと言えるでしょう。ただ人数の少なさに不安があります。半田選手の抜けた右SBにはイサカ選手成瀬選手が加入。小野選手も加わったため昨年左SBを担った川井選手が右SBに入ることも出来るのは大きいでしょう。
 中盤にはJ2屈指のプレーメーカー田中選手が加入しました。パスサッカーを極める山形にとって大きな補強と言えるでしょう。
 FWは後藤選手が加わりましたが補強収支で考えるとマイナスと言わざるおえないでしょう。しかしチアゴアウベス選手、デラトーレ選手という得点源に加藤選手、國分選手という仕掛けができるアタッカー、大怪我から復帰の藤本選手と多少のマイナスをものともしない選手層なので大丈夫でしょう。
 CB陣の層に不安があるもののその他のポジションは強力な陣容。自動昇格争いに絡んでくる要注意チームの1つと言えるでしょう。

いわきFC~2022年成績、移籍状況~

成績:J3リーグ1位 勝点76 23勝7分4敗 72得点23失点 得失点差 +49
 圧倒的な成績とスピードでJ3にやってきたいわきFC。その勢いはJ3リーグにやってきても留まることを知らず。10節以降は自動昇格、そして19節以降は1位の座を譲らず優勝。チーム創設11年目にしてJ2リーグにまで上り詰めました。

 J3を制した村主監督が続投するも日高選手、坂田選手、鈴木選手といった主力級の移籍がありました。果たして初めてのJ2で旋風を巻き起こせる陣容に出来たのでしょうか。

いわきFC~2023年予想フォーメーション~

 ここまでJ経験者のいないチームを見るのは久しぶりで評価に困るというのが本音です。
 しかし最後の砦に高木和選手、攻撃のアクセントになる宮崎選手がいるのは初めてのJ2を戦うにあたり心強いでしょう。人数が手薄なポジションもありますが、そこはチーム方針である圧倒的なフィジカルで戦うといのがあるので豊富な運動量でカバーするのでしょう。
 こちらもチームコンセプトがはっきりしています。また。いまだJ3優勝チームの1年での降格例がないというジンクスもあり多少の苦戦はあるでしょうが今年の台風の目になることが予想されます。

まとめ

 秋田は引き抜きの穴が埋まった印象が少なく残留争い、山形はCBの層に不安があるものの攻撃陣が豪華で自動昇格争い、いわきは独特なチームカラーで台風の目になるのでは予想しました。愉快なみちのくの仲間達ですが、去年のみちのくの覇者は仙台。しっかり勝利し昇格を勝ち取りましょう。

 以上、ブラウブリッツ秋田、モンテディオ山形、いわきFCのてきとー戦力プレビューでした。考えていたよりは丁寧にやりましたが今年はこのぐらいの「てきとー」さで進めていくのでよろしくお願いします。
 次回は「昨年は攻略に苦慮。北関東's」編です。お楽しみに。

2023てきとー戦力プレビュー
#1 ベガルタ仙台編

参考
・フットボールラボ https://www.football-lab.jp/
・J. League Data Site 出場記録 https://data.j-league.or.jp/SFTP01/
・さっかりん Jリーグ移籍情報 http://soccer.phew.homeip.net/transfer_news/?team=
・ELGOLAZO Jリーグ選手名鑑2022 J1・J2・J3 エルゴラッソ特別編集

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