2022年J2てきとー戦力プレビュー#21～大分トリニータ編～

　皆さん、こんにちは。今回は大分トリニータを「てきとー」にプレビューしていきます。こちらのプレビューはいつも「てきとー」に行っています。昨シーズンからの移籍状況や補強は順調なのかといった点が主です。だから戦術云々には深くは触れないようにしています。監督交代や選手構成からフォーメーションが変わるかもね程度までです。それでは始めます。

2021基本フォーメーション

　大分は昨シーズン残念ながらJ1で18位となりJ2に降格となりました。
成績　J1リーグ18位　勝点35　9勝8分21敗　31得点55失点　得失点差-24
　序盤から7連敗と勝利から遠のきます。月に1回程度のペースで勝星をあげますがなかなか継続させることができません。後半にようやく連勝を記録しますが時すでに遅し。36節での降格が決まりました。

　得点が少なく失点が多いのは降格チームに共通することでしょう。大分の場合はサイド攻撃などはリーグ中位程度の指数を示しましたが、その他の攻撃的なデータは最下位レベルなものもありました。このあたりの攻撃の改善が課題といえるでしょう。

移籍状況

　2/4時点での移籍状況です。大分は他の降格クラブとは異なり選手の継続路線を選びました。そのため入退団は少ないものになっています。はたして1年でのJ1復帰を狙える戦力整備はできたのでしょうか。

2022予想フォーメーション

　まず大分は片野坂監督が退任し下平監督が就任しました。戦術的には似ている監督でありJ1昇格経験もあるので適任といえるでしょう。フォーメーションも継続すると思われます。それなりの成績を残す一方でシーズン途中での解任も2度経験しています。スタートダッシュに失敗するとやや不安に感じてしまうかもしれません。
　GKはホープウィリアム選手が移籍しました。加入したのは新卒選手のみです。高木選手以外はやや経験不足感は否めないので高木選手にアクシデントがあると大変になるでしょう。
　DFは天皇杯で大活躍のエンリケトレヴィザン選手が退団しました。加入したのは伊東選手です。右サイドでの起用が見込まれますが右のセンターバックで起用されるかもしれません。安定感のある選手なので失点数の改善につながるでしょう。
　MFでは長谷川選手が移籍しました。加入したのは中川選手とエドアルドネット選手です。前者は高速アタッカー、後者はボランチの潰し役となにかと重宝される選手の補強に成功しました。今期の大分はGK以外はどのポジションもやや過剰気味な感じもしますが新外国人選手の入国規制や様々なパターンが組めることを考えると良いのかもしれません。
　FWは退団選手がおらず、加入は新卒選手2人とサムエル選手です。こちらも前線の組み合わせが多種多様になったので対戦相手としては厄介です。

まとめ

　1年でのJ1復帰を目指し継続路線で挑む大分。ピンポイントでの補強と下平監督という同系統の監督就任で片野坂監督が作り上げた大分のサッカーを継承できると思います。前評判も高いのは分かりますが、ほぼ同じ体制でJ1から陥落してしまったことを忘れてはいけません。J2上位勢はJ1中～下位と遜色ないレベルのチームもあります。個人的には自動昇格争いよりプレーオフ争いをするのではないかと思います。

　以上大分トリニータ編でした。継続路線で成功した例は湘南くらいなので少々辛い評価になってしまったかもしれません。ベガルタとしても昇格を争うライバルなのでぜひとも勝利したいですね。
　次回は「最終回！南国気分に惑わされるな！」編です。お楽しみに。

参考
・フットボールラボ　https://www.football-lab.jp/
・SoccerD.B.　https://soccer-db.net/
・J. League Data Site 出場記録　https://data.j-league.or.jp/SFTP01/
・さっかりん　Jリーグ移籍情報　http://soccer.phew.homeip.net/transfer_news/?team=
・ELGOLAZO　Jリーグ選手名鑑2021　J1・J2・J3　エルゴラッソ特別編集