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2022年J2てきとーレビュー#8 第9節 ベガルタ仙台vsレノファ山口FC

 こんにちは、キリーです。今回は先日の仙台vs山口の試合をレビューしていきます。レビュー初心者で「てきとー」にやっておりますのでご理解の程よろしくお願いします。それでは始めます。

スターティングメンバー

 まずは仙台のスタメンです。甲府戦からは2人変更。㉖加藤選手と㉜鎌田選手が外れ㉘名倉選手と㊹中島選手が入りました。中島選手は合流5日での先発となりました。また⑥デサパト選手が合流後初ベンチ入りです。

 対する山口のスタメンです。こちらも前節大宮戦から2人変更しました。契約上出場できない⑳田中選手に変わり㉖神垣選手、大宮戦で負傷交代した⑬大槻選手に変わり⑨岸田選手がスタメンに名を連ねました。㉑関選手と⑥渡部選手は古巣対戦になります。

試合経過~完璧な20分、魂揺さぶられる70分~

 試合開始から両チームボールを握ろうとしますが、仙台はこれまでの反省を生かしてきます。

 山口は開幕戦で苦い思いをした新潟と同じ4-3-3を採用しています。またアンカーに位置取る⑧佐藤健介選手は展開力がある選手です。そのためFWのどちらか(主に㊷富樫選手)がアンカーにつき、もう1人がCBへのプレスをします。山口としては長所である左サイド、または仙台SBの裏を突こうとしますが、狙い所が分かっているため仙台守備陣は難なく対応します。先制点もこの形の延長でした。

 仙台の攻撃中に③ヘナン選手がカット、⑲沼田選手に託します。そこにカウンターをさせまいと㊹中島選手が詰めます。

 縦へのコースが切られた⑲沼田選手は横パスを選択。これを㉘名倉選手が引っ掛けます。ボールはそのまま攻撃参加していた㉕真瀬選手の元へ。真瀬選手は序盤から裏抜けの姿勢を見せていた⑲皆川選手へスルーパス。皆川選手もしっかり反応しライン際でグラウンダーの折り返しをします。これを⑱氣田選手がしっかり沈め先制します。

 その後も縦へのスピードアップが出来ない山口に対し、横パスを狙ってショートカウンターへ持ち込む仙台……となるはずでしたが事件が起きます。

 前半26分、キムテヒョン退場。

 最初のイエローも怪しかったし、この時のドリブルが大きくなった時も危ないなぁとは思ったのですが案の定でした。無理にボール保持しようとした結果が悪いことになっているので、重ね重ね言いますが無理だと思ったら一回切る(諦める)という考えも持っていいのではないかと思います。

 さて退場者が出てプラン変更を余儀なくされた仙台。⑲皆川選手→⑤若狭選手の交代からも「ここからカウンター狙いだな。」と思いましたがアグレッシブな動きを見せます。

 ㊷富樫選手は変わらずアンカー管理。山口CBへのプレスはSHが担うことになりました。一見負担は大きくなっていますが、SHが「行ける」となった時のみプレスにいくのでリスク管理も十分。山口としてはCBから蹴る形しか許されなかったので1人有利ながらも苦しい立ち回りとなります。仙台が大外を諦めたのでそこからシュートチャンスは訪れますが③平岡選手の神ブロックがあり同点に追いつけません。

 後半開始早々にも山口はセットプレーからチャンスが訪れますが今度は⑤若狭選手の神ブロックに見舞われます。意思が統一されている仙台は後半5分にチャンスを迎えます。

 ⑦橋本選手へ㉘名倉選手がプレスをかけるとボールがこぼれます。これが㊹中島選手への元に渡りキープ。

 ㉕真瀬選手がボールを引き取ると、裏へ抜け出した㉘名倉選手にボールが届きます。

 ゴール前へ侵入した㉘名倉選手からは⑱氣田選手、㉕真瀬選手とワンタッチでつながり最後は㊷富樫選手がボールを受けてからの反転でゴールを決め切り仙台がリードを広げます。

 その後セットプレーからの流れで⑨岸田選手のヘディングシュートが決まり1点差に迫られます。しかし⑥デサパト選手と㉔大曾根選手の投入で前への圧力を回復すると、③福森選手と㊶内田選手の投入で守備固めもしっかり果たし仙台が2-1で勝利することができました。

まとめ

 前半からスカウティングがばっちり嵌った仙台は攻守に山口を圧倒し幸先よく先制します。しかし前半途中で⑳キムテヒョン選手が退場となり10人での戦いになります。暗雲がたちこまりそうになりましたが、大きく作戦変更せずそのままの戦いで挑みます。これが功を奏しリードを広げる足掛かりにもなります。山口に追いすがられますが上手く試合コントロールし勝利をたぐりよせました。
個人的MVP:㉘名倉巧選手&㊹中島元彦選手
 MVPは複数人いたって良い(2回目)。まずは名倉選手です。山口の長所である左サイドの完封に一役買い、2得点の起点にもなりました。これまでは守備のポジションがふわっとしていた時が見受けられ、攻撃は良いけどなぁな状態でした。しかし今節は狙いを持った守備が体現されておりその守備が攻撃のスイッチになりました。今回の勝利は名倉選手あってのものでしょう。続いて中島選手です。合流5日とは思えないフィット具合でした。裏に抜けたがる仙台FWへ適格なパスやボールキープ力、気の利くポジショニングといった「何故育成型期限付き移籍で獲得できた?」と思うレベルでした。チーム事情からボランチでの起用でしたがキープ力は前線でも生きるので今後の活躍に期待してます。

 以上、仙台vs山口のてきとーレビューでした。怪我やコンディション不良からベストメンバーが組めない時期ですがここで勝利を積み重ねられたことはとても大きいです。次節横浜FC戦はサポーターからの期待も大きいですが地に足つけて頑張ってほしいですね。それでは、また。


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