2025年J2てきとー戦力プレビュー#1~我らがベガルタ仙台編~
こんにちは。キリーです。年始しか稼働しないnoteを今年も始めます。今年は毎年書いている「てきとー戦力プレビュー」以外にも月1で何かしらの記事は書きたいと思っています(今のところ)。2025年1回目の記事はもちろん、2025年てきとー戦力プレビューです。今年も全8回を予定しています。
このシリーズを行って4年目になります。このプレビューは昨年同様「てきとー」に行っています。昨シーズンから誰が移籍したのか、穴埋めはできているのかといった点が主となります。だから戦術云々には深くは触れないようにしています。監督交代や選手構成からフォーメーション変わるかもね程度までなのであしからず。
#1はもちろん、我らがベガルタ仙台編です。
2024年成績~J1復帰まで後1歩…~
成績:J2リーグ6位 勝点64 18勝10分10敗 50得点44失点 得失点+6
J1昇格プレーオフ:決勝敗退
一昨年16位からの巻き返しを図るべく日本U-17監督を務めた森山監督を招聘した仙台。開幕7戦負け無しのスタートを切り、5月には4連勝を記録。大差の勝利は少ないものの勝ち無しの期間も3試合以内に収めるといった安定した成績で推移していきます。勝利すれば昇格POの最終戦で勝利しJ2降格後では初の昇格POの座をつかみ取ります。
昇格PO準決勝の相手は長崎。リーグ最終盤まで自動昇格を争っていたこともあり強敵でしたが4-1で圧倒。PO決勝に臨みます。
昇格PO決勝の相手は岡山。J2降格後では勝利していない相手に勝利して、J1復帰をという素晴らしいストーリーがありましたが0-2で敗戦。後1歩というところでJ1復帰を逃す形になりましたが、選手個々の成長を感じるシーズンとなりました。
移籍状況&2025予想フォーメーション
一昨年からの復活を遂げた立役者の1人である森山監督との契約を更新しました。雰囲気作りはチーム内だけでなく、チーム外にまで波及させる力の持ち主なので強力な仙台の雰囲気というのは昨年以上になるでしょう。
選手は11人加入し、9人の退団がありました。退団選手のなかで一番の痛手はFW中島選手のC大阪復帰でしょう。13ゴール5アシストという数字、仙台を引っ張るんだという気持ちの両方を兼ねそろえた選手の流出は戦力的な手痛さがあります。それ以上に寂しさやセレッソでも圧倒的力を見せてやれという応援したい気持ちも入り混じるベガサポにとって忘れがたい選手の1人となりました。
また宮城出身選手としてチームを引っ張ってきた遠藤選手が引退しました。鹿島での様々なタイトル、キープ力の卓越さとセットプレーでの正確性、仙台や宮城を応援する数々の活動など素晴らしい18年でした。お疲れさまでした。
他にも2シーズンの間に渡り最終ラインを支えた小出選手、天才パサーの松下選手、コンスタントにゴールを奪った中山選手、一級品のクロスを持つ熱きSBの内田選手、ユースの秘宝である小畑選手と実力者の退団がありました。これらの選手をカバーできる補強ができたのでしょうか。
GK編~新たなるユースっ子~
小畑選手が退団したGK陣には岡山より堀田選手が加入しました。22年と23年では岡山で正GKを務めており、キックの実力も十分。また小畑選手に代わる仙台ユース出身の選手でもあります。各ポジション、加えて様々な経緯を経た自チームのユース出身の選手がいることで、現在ユースチームにいる選手が素晴らしいサッカー人生が歩めるようになるかと思います。
ここに仙台が誇るGK陣が立ちはだかります。安定したセービングのある林選手、気迫のある飛び出しのある松澤選手、空中戦に強い梅田選手とそれぞれの強みがあります。今年もGK陣は盤石といっていいでしょう。
DF編~ハイレベルな先発争い~
小出選手の抜けたCBには名古屋から井上選手、内田選手の抜けた左SBには石井選手が加わりました。この2選手がすぐ先発の座を掴むかというと難しいでしょう。
CBには圧倒的な空中戦の支配者である菅田選手、スピードに長けた實藤選手、昨年の雪辱に燃えるM・モラエス選手がいます。SBではチーム全体に安定感をもたらす奥山選手、非凡なる攻撃センスとロングスローを持つ石尾選手の2人が左サイドに君臨。右にはハードワークとは何たるかを教える高田選手にスピードと攻撃力で相手を無力化させる真瀬選手というようにDFの選手を常に全員見たいというほどの選手層があります。
強力なライバルがいるからこそ、自分を高めるという好循環がDFにあるので井上選手と石井選手もこの循環に乗って仙台で遺憾なくその実力を発揮してほしいです。
MF編~最前線とベンチの枠次第?~
松下選手、遠藤選手、工藤真人選手の退団があったMF陣には浦和から武田選手、町田から荒木選手、中央大から湯谷選手、日章学園から南選手、ユースから横山選手が昇格という加入がありました。昨年、若手の成長があって仙台の成績が上昇しました。MFルーキー陣にも同様の成長を見せてほしいです。
武田選手はボランチ、荒木選手はサイドハーフでの起用が見込まれます。個人的には荒木選手は中島選手と同じような役割が求められるのかなと考え、予想フォーメーションではトップでの起用としてみました。ボランチでは工藤蒼生選手、鎌田選手、松井選手という牙城があります。まずはここに割って入れるかというところからでしょう。
中盤も選手層が豊富です。ここに今年からベンチ枠が9人と広がったことで、ベンチ入りの可能性が広がりました。リーグ戦デビューをしながら、先発やジョーカーでの活躍といったことが各選手に期待されます。
FW編~誰が軸になるか~
中島選手、中山選手、菅原選手が退団したFW陣には栃木から宮崎選手、オーストリアリーグからグスタボ選手、帝京長岡から安野選手が加入しました。グスタボ選手は突破力のあるJリーグでの経験もあるFW、宮崎選手はキープ力が高い選手です。安野選手にはルーキーらしい勢いのあるプレーを期待したいです。
ここに梅木選手と西丸選手がいるのですが、誰か1人に中島選手の13ゴールを埋めろというのは酷です。去年の活躍度ではエロン選手が1歩リードしているかもしれませんが、各選手がそれぞれの武器で先発そしてゴールを量産してほしいです。
まとめ~成長が絶対必要~
選手層は昨年開始時点に比べると厚くなりました。しかし中島選手というゴールゲッターがいなくなったので、ここは全員で埋めていく必要があるでしょう。また他の昇格候補に比べると「スペシャル」な選手が少なめです。この「スペシャル」を覆すには各選手の昨季以上の成長が必要不可欠です。
まずは2年連続のPO圏内、さらなる成長をみせて自動昇格をめざしていく1年となるでしょう。
以上、2025年のベガルタ仙台のてきとー戦力プレビューでした。「てきとー」さは増しているかもしれませんが、年明けから20チーム分作成したのでお許しください。
次回は「赤黒、みちのくに襲来」編です。お楽しみに。それでは、また。
2025てきとー戦力プレビュー
#1 ベガルタ仙台編
#2 北海道コンサドーレ札幌、ブラウブリッツ秋田、モンテディオ山形、いわきFC編
#3 水戸ホーリーホック、RB大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、ヴァンフォーレ甲府編
#4 カターレ富山、ジュビロ磐田、藤枝MYFC編
#5 レノファ山口FC、徳島ヴォルティス、愛媛FC、FC今治編
#6 V・ファーレン長崎、ロアッソ熊本、大分トリニータ編
#7 サガン鳥栖編
#8 ?
参考
・フットボールラボ https://www.football-lab.jp/
・J. League Data Site 出場記録 https://data.j-league.or.jp/SFTP01/
・さっかりん Jリーグ移籍情報 http://soccer.phew.homeip.net/transfer_news/?team=
・transfer market https://www.transfermarkt.com/
・ELGOLAZO Jリーグ選手名鑑2024 J1・J2・J3 エルゴラッソ特別編集