2022年J2てきとーレビュー#2-1 第2節 水戸ホーリーホック vs ベガルタ仙台

　こんにちは、キリーです。今回は先週の水戸VS仙台の試合をレビューしていきます。レビュー初心者なので「てきとー」なところ多々あると思いますがご理解の程よろしくお願いします。特に一部分をさも全体で起こっていたみたいな表現もあると思うのでご容赦ください。それでは始めます。

スターティングメンバー

　まずは仙台のスタメンです。前節から3人の変更です。富田選手、氣田選手、富樫選手が初スタメンです。また皆川選手がベンチ入りしました。

　一方、水戸のスタメンです。第1節が延期となったので今節が開幕戦となりました。4人の新戦力がスタメンです。またベンチもFWでプレー可能な選手が多く攻撃的なチームカラーが伺えます。

前半～つまらない序盤、改善は即座に～

　序盤は前節新潟戦と同様に受けで始まりますがこれが全く機能しません。

開幕戦ということで気合の入っている水戸の前線が自由に動きなかなか捕まえきれません。特に⑮木下選手はポストプレーやサイドに流れるプレーなどで前線の起点になります。また風が強いのに不用意な空中戦をする場面も目立ちセカンドボールも奪われます。水戸ボランチも良い縦関係を作り仙台守備陣が捕まえきれないポジションを取ります。水戸の先制点の場面もそういった良いポジションと良い動き出しから生まれます。水戸の勢いはディフェンスにも表れます。

仙台のビルドアップの起点に素早い寄せを見せます。またそれが前線で連動されていました。そのため仙台としてはボールを保持しきれず奪われてピンチになる場面もありました。この展開が続き今日は凡戦かと思われましたが前半30分ごろから改善されます。

⑰富田選手が最終ラインに降り3人でビルドアップしようとします。これにより水戸の前線からのプレスを回避できるようになります。また⑰富田選手が最終ラインに入ることで仙台のSBが押し出されます。結果的に水戸のSHが戻される形になります。水戸のSBも本来見る仙台のSHと急にきたSBの2人をケアすることになり負担は大きそうです。仙台としてはSBが高い位置を取れるようになったのでサイド攻撃に活路を見出します。

水戸のペナルティエリアでのファールを誘った攻撃もそうでした。㊶内田選手の裏へのパスを⑱氣田選手が受け取りシンプルにクロスを入れます。左サイドで良い突破ができたので中央に選手が集まっており、こぼれ球から⑯吉野選手のシュート→③大崎選手のファールを誘いPKを得ました。このPKを⑨中山選手が落ち着いて決めました。前半は同様の形から水戸ゴールを襲う場面を作りいい雰囲気で終えました。

後半～伝統芸復活～

　後半も仙台ペースが続きます。ビルドアップも⑰富田選手が落ちるのと㉖加藤選手が残る、2つのパターンを試みます。また前半から㊷富樫選手が中盤に降りたりサイドに流れたりボールを引き出そうとする動きを見せます。これにより最終ラインから前線およびSHへのパスが相手に捕まらずに通る場面が出てきました。しかしゴールには結びつきません。ここで両チーム前線の選手を入れ替えゴールへの姿勢をみせます。その姿勢が最初に実ったのは仙台でした。

同じく左サイドからの展開でフォローに入った⑯吉野選手が振り抜いたのがゴールになりました。しかし水戸も黙ってはいません。前後半ともに風下でボールが伸びにくいですが上手く前線へ届け、⑪高井選手の突破から同点ゴールを生み出します。仙台としては高い位置を取りがちなSBの裏へのボールからの失点でした。その後も打ち合いの様相を呈します。前線でのスピードがある分、やや水戸有利かと思われましたがドラマはATに起こります。

左サイドでボールを回収した⑩梁選手が㊶内田選手へパス。これを㉕真瀬選手へピンポイントクロス。中央への折り返しが㊿遠藤選手へつながり勝ち越しゴールが生まれます。そしてタイムアップ。3-2で今シーズン初勝利となりました。仙台が好調な時はこの「前線でのサイドバックからサイドバックへのパス」がある時だと思います。朴柱成選手→菅井選手や永戸選手→蜂須賀選手などのダイナミックな動きがあると相手も絞りづらいと思うのでこれからも頻繁に出現することを願います。

まとめ

　水戸の出足に受けに回りますがまたも失敗。先制点を許しその後もボールを前へ運べない展開が続きます。中盤戦からボランチが下がりビルドアップがスムーズになるとサイド突破からPKを獲得し同点に追いつきます。後半も同様の形から逆転ゴールを奪いますがすぐに追いつかれてしまいます。終盤は打ち合いになりますが最後は大きな揺さぶりから仙台がゴールを奪い逆転勝利となりました。

個人的MVP：㉓杉本大地選手
結果的に2失点しましたが、DFラインの裏のケアや適度な飛び出しなど広範囲な守備エリアで危険な場面をセーブしていきました。ストイシッチ選手がファーストチョイスになるかと思われていましたが高いDFラインを敷きたいと考えた時、横浜FMでのサッカーを知る杉本選手の経験は大きいものとなるでしょう。

　以上、水戸VS仙台のレビューでした。次の試合がもう明日なのでこの試合での反省点を振り返ることが出来ればと思います。次節はもっと早く掲載できるように頑張ります。それでは、また次回！