見出し画像

2022年J2てきとーレビュー#10 第11節 ベガルタ仙台vsFC琉球 & 第12節ロアッソ熊本vsベガルタ仙台

 こんにちは、キリーです。今回は先日の「仙台vs琉球」と「熊本vs仙台」の試合をレビューしていきます。レビュー初心者で「てきとー」にやっておりますのでご理解の程よろしくお願いします。今回はGWの連戦と私の怠惰につき2試合まとめてになります。それでは始めます。

仙台vs琉球~復帰と結果と一抹の不安と~

 まずは仙台vs琉球の試合からてきとーにレビューしていきます。琉球戦の仙台のスタメンですが①小畑選手と⑮カルドーゾ選手が初スタメンです。また⑯吉野選手や㉜鎌田選手、㊿遠藤選手が戦列に復帰しました。

 一方の琉球はここまで苦しい戦いを強いられています。前節から導入の3バックと連戦を考慮してのスタメンのようです。

 前半はまるで手応えがありませんでした。まず琉球がコンパクトなブロックを短時間で形成し、少しでも仙台がボールを戻すとすぐにDFラインを上げる非常に集中した守備を披露しました。また復帰した⑯吉野選手が後ろ目にポジション取りをしていたため、前へかける人数やパスの出し手が不足しがちになり火力不足な攻撃になってしまいました。

 かわりに守備は安定していました。懲りたようにするアンカーケア、3バックへのプレスのかけ方など丁寧に対応したことで琉球にチャンスを作らせません。琉球側の三角形を意識したプレス回避によってボールを運ばれることはあっても大きなピンチにはなりませんでした。前半終了間際に⑭石原選手が負傷退場がありスタジアムは不安な雰囲気が漂い始めます。

 後半に入って⑯吉野選手と㉘名倉選手に変わって㉟フォギ―ニョ選手と㉜鎌田選手が投入されます。これによりパスの出し手が増えただけでなく、そのパスが裏へ抜けるものが多くなりました。これによりより琉球ゴールへ迫るシーンが増え前半終わり際の雰囲気は一掃されつつあります。そして58分、相手ビルドアップを奪った⑱氣田選手の折り返しを⑮カルドーゾ選手が落ち着いて決めます。その後も安定した展開を続けますがまたもやアクシデントが発生します。①小畑選手が足をつり㉒ストイシッチ選手との交代おなります。GKの交代という緊急事態に動揺しましたがすぐに落ち着きが取り戻されます。80分に今度はカルドーゾ選手が相手ビルドアップを奪い折り返しのボールを氣田選手が決めます。その後は何事もなく、2-0で勝利しました。

熊本vs仙台~平岡さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!~

 中3日での熊本戦は3人の変更がありました。㉖加藤選手と㉟フォギ―ニョ選手が先発となり、負傷交代した⑭石原選手はベンチ入りせず㊶内田選手が久しぶりの先発です。①小畑選手は何事もなく先発です。

 熊本側はGWの連戦中ですが仙台と異なり中4日ということもありスタメン変更は最小限になっています。ここ3戦負け無しで東京Vや長崎といった難敵相手に勝利しています。

 まずこのてきとーレビューをご覧の皆さんすみません。レビュー初心者がゆえに熊本の狙いがあんまり分かりませんでした…。両チームを万遍なくみて試合の見方を培ってきましたが大木サッカーはそんな若輩者には難しかったです。なので琉球戦のように両者の狙いは説明できずほぼ仙台視点のみです。まず仙台の守備の狙いは琉球戦とほぼ同じでした。アンカーケア、3バックへのプレスのかけ方、ボランチがどこに行くかです。ボランチの2人に関しては試合の解説にもあった通り熊本のサイドの選手へ圧をかけ、熊本のサイドに張った選手を挟み撃ちする形でボールを奪おうとしてました。また仙台のプレスに熊本はボールを上手く運べずトップ下⑭竹本選手が下がりがちになり、熊本の前線はバラバラな形でした。バラバラなので攻め上がりにも時間がかかり仙台ブロックが簡単に跳ね返せるor①小畑選手の守備範囲のみにボールが来るという安定感のある守りでした。

 仙台の攻撃は熊本のハイプレスを回避しようとシンプルに前線へボールを出す形にしました。⑲皆川選手も⑮カルドーゾ選手もキープ力があります。しかしその先が上手くいきません。まず熊本の徹底した仙台左サイドのケアです。目下3戦連続ゴール中の氣田選手に良い形でボールを持たせません。また仙台の右サイドを少し開けておくことで㉕真瀬選手の上がりを誘発させます。おそらく仙台のチームとしてのクロスの少なさに目を付け、多少サイドでボールを持たせても怖くはないと踏んだのでしょう。実際この試合では真瀬選手から作ったチャンスは1回きり(のはず)でした。熊本にとって計算外だったのはカルドーゾ選手が予想以上にボールキープしたのと、予想以上にゴールへ向かってくる選手だったということでしょう。23分に熊本のパスのズレをカルドーゾ選手が奪うと自分でゴールを奪いきります。前半は仙台の守備がハマりこのまま終えます。

 後半は開始早々に仙台のピンチが熊本CKからシュートを打たれますが①小畑選手が至近距離でのセーブをします。すると直後の61分、ペナルティエリア右手前からのFK。㊹中島選手がニアへ早いボールを出すと⑬平岡選手が合わせて追加点をあげます。どうやらサインプレーだったようで、仙台の狙いが合ったゴールでした。平岡選手は空中戦にめっぽう強いですがゴール自体は2年ぶりです。守備の職人というイメージがありましたが、仙台に来てから果敢な攻め上がりも見せる時もある平岡選手。これからも安定感ある守備とセットプレーからのゴールを期待しています。
 試合はこの後も危なげなく進み2-0で2試合連続のクリーンシートとなりました。

まとめ

 GWの連戦の序盤であるこの2試合。首位横浜FCとの試合で負け、勝点で離されてしまった状況からのリバウンドメンタルも試される試合でありました。これまで出番が限られた選手が活躍し、無失点での試合が出来たことにより選手の自信はより深まったことでしょう。また怪我やコンディション不良から復帰した選手もそろいつつあるので、ここからのチーム内競争も楽しみです。

個人的MVP(琉球戦):㉟フォギ―ニョ選手
 実は琉球戦は現地観戦してました。実に3年ぶりのユアスタです。ゴール裏南という普段のDAZN観戦とは異なる視点からの観戦でしたが、そこで感じたのはフォギ―ニョ選手のカバー範囲です。左の奥の方でプレーに関与したかと思えば、右サイド手前まで来て真瀬選手と琉球選手を挟んだりとプレー範囲の尋常でない広さを実感しました。さりげなくサイドバックが上がった後ろのケアやゴールキックでの空中戦への参加など八面六臂の活躍は今後も仙台を下支えしてくれるでしょう。

個人的MVP(熊本戦):①小畑裕馬選手&⑮カルドーゾ選手
 まず小畑選手は前節交代したこともありちょっとだけ不安なとこもありました。しかし熊本アタッカー陣のミドルシュートへの対応や後半開始直後の至近距離セーブなど不安を一掃する活躍でした。これから強敵アタッカーを揃えるチームとの対戦も来るので安定したセーブと持ち前のキック力でベガルタの最後方を守り切ってほしいです。
 次にカルドーゾ選手ですが、ついに覚醒しましたね。ちょっとパスが雑なところが玉に傷ですが、ボールキープとゴリゴリと進むドリブルは相手守備陣にとってとても厄介でしょう。2戦連続でゴールも決めておりFW陣がそれぞれの波に乗ったこの状況は誰が出ても無得点の不安は感じないでしょう。

 以上、「仙台vs琉球」と「熊本vs仙台」のてきとーレビューでした。怠惰で2戦分貯めてしまいましたが、それなりにていねーにてきとーなレビューができたのではないでしょうか。GW連戦は残り3戦。残りの試合も勝利してしっかり横浜FCを追従していきましょう!それでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?