2022年J2てきとーレビュー#13 第16節 ベガルタ仙台vsツエーゲン金沢
こんにちは、キリーです。今回は先日の「仙台vs金沢」の試合をレビューしていきます。レビュー初心者で「てきとー」にやっておりますのでご理解の程よろしくお願いします。それでは始めます。
スターティングメンバー
まずは仙台のスタメンです。辛抱強く勝利した長崎戦からは3人を変更。⑤若狭選手のRSBでの先発は初めてです。
一方の金沢は劇的な勝利をあげた前節山口戦からは1人変更。⑧藤村選手と⑪杉浦選手は古巣対戦になります。
試合経過~完勝、その先へ貪欲に~
まず金沢の守備は基本的には1vs1の対応を仕掛けます。中でもFWの2人は仙台のボランチへのコースを消しつつ仙台のビルドアップを妨害しに来ます。
また攻撃時にはアーリークロスを左右(特に②長峰選手)から入れ込みクロスに弱い仙台に襲いかかります。しかし仙台守備陣は難なくそのクロスをはねのけます。「クロスが防げないならその後のシュートを打たせなければ良いじゃない」とマリー・アントワネットばりの開き直った守備ですが、強固な仙台CBにはそれでも十分です。金沢の攻撃は前半15分頃まではこの勢いがあったもののクロッサーの侵入が出来なくなったり、仙台のセカンドボール回収が早くなると次第に縦パス一本の単調なものになってしまい攻撃が続かなくなってしまいます。
さて仙台はというと長崎戦と同様に中央からの突破は強く制限されています。そのため無理はせずサイドに流れて前へ進みます。3人のCBが並んでいるので㊶内田選手が上がった形でビルドアップするのかと思いきや⑤若狭選手が上がった形での前進が多かったです。これは②長峰選手が守備にはやや難があるのでそこを狙ったと思われます。ボランチと㊿遠藤選手が適度な位置にいるため若狭選手や同サイドの㉘名倉選手へのパスが通りやすく、右に偏るということは内田選手がサイドチェンジによってフリーで受けることも多く迫力ある攻撃が繰り返されます。
そして37分。ボールを敵陣まで運び最後の仕掛け位置を探っているところで、左サイドから遠藤選手が急加速でPAへの侵入を試みたところ金沢守備陣がたまらずファール。絶好の位置でFKを獲得します。
このFKを㊹中島選手が見事に決め仙台が先制します。遠藤選手と2人で立つことによりGKに惑わせることに成功もしていますが、なにより弾道が美しい。これで各チーム、ゴール前での仙台攻撃陣へのアタックは慎重にならざるおえなくなることでしょう。この後も危なげなく進行し前半を終えます。
後半に入り仙台は攻撃にテコ入れをします。サイドからの前進は変わりませんが選手の立ち位置を修正します。両SHはタッチライン付近、前進するサイドのSBはボランチとSHの間のゾーンに立つようにします。また㊷富樫選手は中央に陣取ります。これによって前半度々見られたサイドで渋滞して仙台の選手同士によって進みにくくなる事態を改善します。
すると瞬く間に加点します。50分、相手のパスを引っ掛けた㊶内田選手から中央を経由しつつサイドチェンジから㉘名倉選手の元にボールが渡ります。これをゴール手前中央で受けた㊿遠藤選手がシュートを打ちますがブロックに合います。しかしこぼれ球をお見合いした金沢選手達の隙間を縫って㉟フォギ―ニョ選手が猛然と奪い取りそのままシュート。追加点を上げます。
60分には自陣中央フォギ―ニョ選手が奪うとカウンターが始まります。㊷富樫選手→⑱氣田選手→遠藤選手と左サイドをえぐります。そして遠藤選手の速いクロスをフォギ―ニョ選手が合わせてゴール。3-0とリードを広げます。
ここから交代でベンチメンバーが出てきますが雲行きが怪しくなります。
交代で入ったメンバーは攻撃的もしくはプレー志向が前に強い選手でした。3-0でも我々サポーターは十分安心なのですが選手はさらに点を取る気満々の動きを見せます。また監督も㊹中島選手のSHでの動きもテストしたかったのでしょう。その分やや全体的に伸びたバランスになってしまいボランチの横を金沢攻撃陣に利用されてしまいます。そして75分CKから失点してしまいます。
この失点はもったいなかったです。もっと言えばセットプレーなので交代を行わず次のプレーが切れたタイミングでの交代にしておけばマークの確認に時間を取られず防げた失点だったのかもしれません。しかしこれによって金沢は息を吹き返し仙台ゴールに迫ってきます。
嫌な空気が漂い始めましたが81分、仙台はCKを獲得します。セカンドボールの処理に金沢選手がゴタつくと㉜鎌田選手(㉖加藤選手?)が奪いスルーパス。反応したのは⑮カルドーゾ選手でした。そして得意のドリブルからニアをぶち抜くシュート…
…かと思いきや金沢DFの股抜きでの折り返し。これを⑲皆川選手がきっちり沈めます。お互いのゴールをストライカーとして悔しがっていた2人の姿を見ていたのでここまで綺麗な連携、そして凄ぶる笑顔での抱擁が見れて安心しました。またこの得点に絡んだのは全て交代で入ったメンバーだったというのも収穫の1つでしょう。
試合はこのまま難なくクローズさせ、4-1で勝利しました。
まとめ
GWの連戦を終え久々に中6日での金沢戦。金沢の出足のある守備に最初は手を焼きますがすぐに対応。中央に固執せずサイドからの崩しを前後半で披露し大量リードを奪います。そこから今後に向けたテスト起用をしますが攻撃的な仙台を逆手にとって金沢の逆襲を受けます。1失点はしますが交代で入ったメンバーで奪いきったダメ押し点で勝負あり。ホーム4連勝となりました。
個人的MVP:㉟フォギ―ニョ選手
出色の出来でしたね。守備時の寄せやスペースの埋め、攻撃時のこぼれ球回収などボランチに求められる役割を全てやり切った上での2得点です。他にも上げたい選手はいっぱいいますが今回は特に目立つ働きをしたので文句は言わせません。次節も期待しています。
以上、「仙台vs金沢」のてきとーレビューでした。なんかいつものごとくバタバタしてたら週末になってしまいました。頑張って早く更新できるようにします。さあチームは再び5連戦。首位に立ってもぬかりのない姿勢で初戦の大宮に勝利しましょう!それでは、また。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?