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ちいさくはじめる等身大の開業

純粋なケースのスーパービジョンを越えて心理職としてどうキャリアを作っていくのかまで含めたキャリアスーパービジョンの場が必要な気がしています。

労働者としての守られなさをどうサバイブしていくかを真剣に一緒に考える先達の存在を求めている若手の方はいるだろうか。

サバイブのためには、お金のことや法律のこと。社会にどんなニーズがあって、技術をどう届け見せるかというマーケティングや広報のこと。世の中の一般常識と心理職のズレの可視化。この先のライフステージの見通しと備え。いろんな仕組みの表裏。どうやってゼロから場を創っていくかのコツ。などが含まれます。

非常勤掛け持ちから開業した身だからこそお伝えできることがあるのかなという気がしています。

ただ気がしているだけで実際のニーズがわからないので、ここで流してみています。ニーズがあれば取り組んでみたいと考えます。

キャリアスーパービジョンに興味があるよ、なんか面白そうという心理職の方ご連絡ください。

余計なお世話であり、一人一人が自力でやるしかないでしょ。はそうなのですが、話を聞いてみたい、話してみたい、というのがあるならば、話をする場を創るのは悪くないなあと思います。

お一人お一人の個々の事情の中で、何をしていこうか。を考えていけたらと思います。

このようなポストを以前にしました。ご反応くださり、実際にお会い出来た方もいらっしゃいます。

何かしらのお力にはなれたように思い、気を良くして、このような案内を書いております。

我々心理職は、その養成の過程において、開業の仕方や開業のマインドは学んできていないことがほとんどです。

開業とは、大御所、ビックネームのカウンセラーのやることで「自分には関係ない」「とうてい無理だ」そう思わされてきた節もあるように思います。

私自身もそうだったように思います。しかし様々な現場で12,3年お仕事をしてくる中で、世の中には心理支援のニーズはあるけれども、まったく届いていない領域がたくさんあることが見えてきました。

さまざまな現場を渡り歩いてきたからこそ、図と地ではないですが、地の部分が浮かび上がってきたとでも言いましょうか。

それぞれの領域や組織は図の部分の支援を頑張っているわけですが、世の中にはそれが及んでいない地の部分がたくさんあります。

この視点や視野は、組織の中にずっといると持ちにくいと思います。非常勤掛け持ちならではの体験がここで花開いたという感じです。

そして、自分が少しずつ積み上げてきた経験や知識や技術が、もしかしたら少しでもお役に立てる方がいらっしゃるのではないかということにも気づくようになりました。

また、社会経済的に心理職の置かれている状況についても、心理職の能力がずいぶんと過小評価されていたり、抑圧されているようにも感じてきました。

そこで、自分に出来る範囲で、ちいさくゆっくり等身大で、カウンセリングルームの経営、運営をはじめています。

同業で、同じような思いを持つ方とつながることで、心理職の技術や知識がご提供できるクライエントさんや場がさらに広がると、とても良いのではないかと思いました。

私の出来る支援は限られていますが、私に出来ない支援を出来る心理職の方とつながることはできると思いました。

そこで、私の持っている開業実践の知識や目の付け所や具体的な事例(相談の事例ではなく経営にまつわるあれこれです)が、もし、どなたかのお役に立てるのであれば、それをご提供したいと考えています。

具体的には以下のようなキーワードを軸に、お伝えしていきたいと思っております。

コンテンツとコンテクストという視点
コンテンツ・・・〇〇技法、〇〇療法、〇〇資格などの専門性の中身
コンテクスト・・・文脈
「どっちに重きをおくと良いでしょうか??」

継続性の考え方
なにを、どのように続けるか
「むやみに素振りをしても、打てるようにはならない!?」

走らせ方
なにに気をつけながら走るか
「〇と〇のバランスが大事です」

サービス内容
誰に、何を届けるのか
「ここが要中の要」

オープンさ
なにをオープンにするか
「中が見えないお店には怖くて入れない!?でも、バックヤードまで見えたら興ざめだ」

料金
どういう設定をするか
「ここも要中の要2」

専門家とのつながり
「自分以外はみな専門家⁉」

など

個人スーパービジョンの枠組みでご提供したいと思っております。

ご興味のある臨床心理士、公認心理師の方がいらっしゃいましたら、まずはホームページよりお問合せください。



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