江口理恵|菫色の舞台の幕は永遠に上がる
霧とリボンとの出会いは、2016年の秋。マリー・アントワネットのCDの制作で、光栄にもノール様にアートワークのデザインをお願いすることになり、吉祥寺で自分の家族が営むカフェにて打ち合わせを行いました。Webで拝見した完璧な美しさの世界観をもつ「ミストレス・ノール」とはどのような人物なのか…。勝手にあれこれ想像し、あれほどの美と英知の世界を追求されているからには、下手なことを言ったら怒られるのではないかと、少し緊張したのを覚えています。
でもそこに現れたのは、妖精のように