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超野球音痴の私がWBCで基本ルールを覚えた話

「野球のルール」ってご存知ですか?
決して馬鹿にしているわけではありません。普通に問われると「うん」と言えるかどうかの話です。

私はというと……野球のルールを知りませんでした。
ボールを場外に打ちさえすれば点数が加算されると思っていたのです。そのため、キャッチャーの役割や塁を取る意味などを知らずに育ちました。
平たく言えば筋金の野球音痴。なのに高校時代から中日を応援しているという有り様です。ドアラ先生かわいい

野球音痴と判明したのはWBC強化試合の阪神戦でのこと。
大谷翔平目当てに母がテレ朝にチャンネルを回し、流れに乗じて観戦することになりました。

大谷翔平のスペックは報道のとおり。「息を吸うようにホームランを打つ」絶対的エースの活躍をミーハー根性で見たいというだけの理由でした。野球に興味のない母が「すごいすごい」と言うだけあるので、きっとすごい試合なんだろうなと素人ながら思いました。

しかし私は野球のルールが分かりません。

一塁に出ても「どうして塁を取って喜ぶの?」
ゴロが出ると「(ボールが)場外に出てなきゃ点は取れないじゃん」
ファールしたら「なんでファールって分かるの?」「どこからがファールなの?」
挙げ句の果てには「キャッチャーは投げる人(※本当は捕手)、ピッチャーは打つ人(※本当は投手)でいいんだよね?」

阪神戦での観戦ハイライト

本戦が開幕してからもいろいろ聞きましたが、母は我が子の野球音痴っぷりにドン引きしていました。そのレベルは「黒柳徹子以上」とのこと。
それくらい、野球を通っていなかったのです。

しかし、母のルール解説とともに見るWBCは想像以上の見応えがありました。

ルールを学ぶたびに野球の面白さを感じるようになったのです。

韓国戦での苦しい展開(2点先制)にハラハラさせられ、メキシコのアロザレーナのホームランキャッチに驚愕。もっといえば、オーストラリア戦で大谷が放った看板直撃ホームランにおののき「大谷やべぇ……(褒め言葉)」と私がドン引きしていました。

これを機にしばらく遠ざかっていた中日戦のテレビ観戦を再開。「野球ルールを押さえて見る推しの試合ってこんな感じなんだ!」と興奮しました。
ルールを知ると試合の見方が変わり、これまで以上に真剣に観戦できるのです。面白さを知ると応援に熱が入るのも頷けました。


基本的知識を得た今、私は野球をこのように説明します。


野球とは……

ピッチャーとキャッチャーがキャッチボールしているところをバッターが打って、その後ろをバッテリーの仲間たちが守るスポーツ

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