実績を積みたいからってできそうな案件を何でも引き受けるのは辞めよう

ファスト映画関連で新たな動きがありました。

動画のナレーションを担当した男性が映画会社に1000万円の賠償金を支払うことになったのです。

宅録ナレーターの多くは、クラウドソーシングサービスを利用して仕事を受注しています。
中には、「映画紹介動画」案件に携わった方もいるでしょう。

確かに、仕事実績がゼロだと、まずは「安くても受注して実績作らなきゃ!」と思ってしまいます。
ですが、今一度考えてみてください。
あなたがやろうとしている案件もしくはやっている案件は、本当に他クライアント様にお見せできる実績ですか?

久々にクラウドワークスの募集案件を見てみると、まぁ具体的な内容の記載がない募集がわんさかあること。テスト案件も多くなりました。
何が嫌って、本単価700円前後で募集をかけているのが気に食わないです。
(一度お世話になっているクライアント様に平均相場を教えた上で価格交渉したら「予算の都合上でこれ以上は上げられない」って言っていたのが印象的です)

Twitterでお世話になっているナレーターさん達も警鐘を鳴らしています。

万が一知らずに受注してしまったらと思うと怖いですね。
ちなみに、私が過去にナレーションで携わったYoutubeチャンネルを見に行ったら動画が0になっていました。

この手の案件はクラウドワークスで募集をしていることが多いです。私も見たことがあります。
似たような案件として「本要約チャンネルのナレーション」の募集をココナラで見たことがあります。チャンネルページだけ見てみたのですが、一冊紹介するだけなのに30分以上ある動画が殆どでした。多分本の内容を全部言っているものなのでしょうね。
(「著作権法違反の疑いがあるチャンネル」での案件ということで、ココナラ運営に報告しました)

一番ネックなのはこの問題だと思います。
こちらから質問しても「まずは契約してください」とだけ言うクライアントもいます。
利用しているクラウドソーシングサービスの規約や実例を武器にしてやり取りしないと、知らないまま犯罪の片棒を担がれる形になるのが何とも恐ろしいです…

今一度確認しよう

・怪しい案件、変に単価が安い案件(一本1000円以下)には絶対に手を出さない!
・サービス出品時は文字数単価で出す!

(これは多くのナレーターさんが導入していました。私の場合、これまで時間単価(10分1000円)でやっていたのですが文字数単価(1文字1円)に変更しました。また、あまりにも原稿の出来が悪いので原稿訂正料(オプション選択500円、選択なし700円)を頂く形にしました)
・案件で気になることがあれば、メッセージ機能を使って質問!
・ユーザープロフィール欄には「テスト案件お断り」「NGジャンル」等、やりたくないことを明記する!

自分一人でやっている限り、この手の問題は必ず付き纏います。
自分の身を守れるのは、自分だけです。

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