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"CONCETTO(コンチェット)" -F-2 JACKET- 春を待つジャケット
春が待ち遠しい。
僕は軽い装いが好きだし、春先に着るカシミヤ、ウールとリネンや粗いコットンの組み合わせが大好きだ。
色も明るくなっていくし、徐々に気持ちが高揚するこの春夏に向かう空気が大好きだ。
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今回CONCETTOから提示されたのは仏軍"F-2"タイプのジャケット/ハーフコート。
数あるユーロミリタリーウェアの中から、仏軍の近年の名作で、ミリタリー好きの間ではベーシックでもあるが、正直に言ってしまえば大して希少でもなく、人気でもないこの形にフィーチャーする目線が好きだ。
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本家はセットインスリーブながら、こちらはブランドの十八番でもある一枚袖のラグランスリーブ。身幅、着丈、襟型を大振りにし、裏にはフラシ芯にステッチも入れる。
ミリタリーウェアをリファレンスにしたものとは思えないほどのエレガンスを醸し出す1着に仕上げている。
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素材はヘヴィーリネンのツイルをヴィンテージフィニッシュ。
風を受けて揺れる弾力のあるリネン生地が心地いいし、何より好みだ。
どこか古着のようであって、古着には絶対に出せないエスプリを携えたジャケット/ハーフコート。
ドレスマンにとってはカジュアルなスタイルに、
カジュアルウェアを中心とする僕たちには、ドレスアップに一役買うような、どこか捉え所のない中間的なイメージの1着。
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何より、これからくる春夏シーズンのあらゆるものと合わせるイメージがすんなりと湧くジャケットだと感じています。
カシミヤのセーターの上に着て素材感の違いを楽しんでもいい。
着古したシャツに履き潰して色の抜けたデニムでも。
夏は間抜けなプリントTシャツやタンクトップの上に、ショーツに合わせて着るのも楽しいだろうな。
合わせる靴も、ブーツからサンダルまで。
ずっと隣にいてくれそうな1着。
まずはタイドアップで真面目に着てみようかなと思っています。
菊池健斗
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