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F.lli Giacometti(フラテッリ ジャコメッティ)FG397 SINGLE MONK STRAP 普遍的な洒落者の靴
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「靴はある程度まとまってから連続して紹介したいなぁ」
と思っていて、ついでにサイズも欠けて入荷したのでしばらく置いていた。
ただ、デザイナーズブランドも今年はゆっくり目の入荷だし、情勢もあって靴もなかなか届かない気がしたので先に紹介しようと思い立ちました。
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シングルモンクのブラウンスエード
「kirettoではしばらく黒い靴しかやらないつもりなんだよね〜」
なんて初めに伝えたお客さんにすぐに嘘をつく結果になってしまったけれど、どうしてもオーダーしたい茶色い靴があったので、ついでに他のやりたい茶靴も解禁しました。
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長めでシュッと細くなるノーズ。
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白っぽいゴールドが上品なモンクストラップの金具。
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「ジャコメッティらしい」と感じる、絞り上げられた踵。
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もちろんヒドゥンチャネルのハンドソーン。
既成靴の癖に、綺麗に足に沿う内振りのシェイプもジャコメッティらしさを感じる。
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80年代にファッションピープルを虜にした「フレンチトラッド/フレンチアイビー」のスタイルに於いて定番とされたスタイルの靴だ。
そういった前情報なしでも、どこか「フレンチな香りがするなぁ」と思わせる佇まいなのは僕だけだろうか?
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とはいえ、この靴をタータンチェックやハウンドトゥースのテーパードしたトラウザーズに合わせて、ブレザーにタイドアップして履いて欲しいなんて、毛頭思っていない。
僕がこの靴をピックしたのは、
「秋冬に、印象も履き心地も軽くて、でもボヤッとした印象ではない、スタイリッシュだけどラフに履ける靴が欲しいな」
と思ったから。
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さもスニーカーかのようにラフに履いて欲しい。
いつものジーンズやワークパンツみたいな、履き込まれた粗野なものに、浮かずに収まって、存在感もきちんとある、みたいな靴だ。
デザイナーズブランドのパンツに合わせるのも面白いだろうし、もちろんクラシックなトラウザーズにも合わないわけがない。
幸い、ここ数年はスエードの靴や茶靴を目にする機会も多いし、
「茶靴は印象がぼんやりしてしまって苦手」
という方も減ってきた気がする。
その中で、「茶のスエード」というラフに見えて、実際にラフに履ける靴を、限りなくエレガントなシェイプで、高級感のある佇まいで紹介したかった。
どことなくフレンチ
どことなくカントリー
でもどことなく洗練されていて、高級感のある靴。
そのためにも、履き口が広い代わりに少しずんぐりしたフォルムになるスリッポン木型ではなく、ロングノーズ気味で捨て寸のあるスリムなシェイプの"PIA"木型で選びました。
届いて、履いてみて、我ながらいい選択だったなと思った。
菊池健斗
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