"F.lli Giacometti(フラテッリ ジャコメッティ)" FG619 STRAP LOAFER
ジャコメッティからニュースタイルのローファーのご提案。
実直なものづくりと、現存するあらゆる木型、スタイルの革靴を研究し、それを質実剛健な形で仕上げることに定評があるジャコメッティが、こういうスタイルを打ち出してくるとは思ってませんでした。
サイドにバックルがつく1ストラップタイプのローファー。
ブレイク製法の返りと馴染みがいい一足。
ストラップはおまけ程度の2穴で、馴染んできたら少し締めるかもしれないけど装飾的な要素の方が強い。
華奢なバックルがおパリな感じで、ケレン味のないおしゃれ。
高くないヒール、長いノーズ、スクエア気味のトゥ。
どちらかというと「頑張らない」スタイル。
イタリアの洒落者は革靴に造詣が深いほど、ドレスアップするときはいわゆる「イタリア靴」を履かずに硬い英国靴を履くそうな。
柔らかく、楽で砕けた印象があって小洒落たイタリアの製、グッドイヤーじゃないブレイク/マッケイの靴はどちらかというと普段履き。もちろん普段からおしゃれして出かけるけど、少し気の抜けた、日常的な感じ。
もちろん安くはないけど、ジャコメッティの中ではお手頃価格。
「グッドイヤーやハンドソーンの高級靴」
が跳梁跋扈し、革靴を初めて買う方すら"高級靴"から始めるなんていうのも珍しくない昨今。
これももちろんその部類に入るかもしれないけど、所謂ソレではないジャンル、イメージの一足。
でもそれはそれとして成り立っている、今ちょうど抜け落ちてる視点のような。
楽なイメージに合わせて、細かな手入れがいらず、柔らかくて強いゴートをチョイス。
上述の通り気合いを入れて格好つけるより、普段履き、休日履きとして扱うつもりでどうぞ。
優しい履き心地で日常に華を添えてくれる、貴重な一足だと思います。
菊池健斗
kiretto ーv
東京都町田市原町田4−22−16 武藤ビル202
TEL(042-785-5862)
MAIL(shop@kiretto.shop-pro.jp)
ONLINE
↓
https://kiretto.shop-pro.jp
↓