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"CLASS Pool by CLASS (クラス プールバイクラス)"-CCCA07UNI/CCCA20UNI KUMIHIMO - 紐、あるいは純粋な想像力について
ヒモ
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ヒモ
紐です。
CLASSが以前にもリリースし、
数シーズンぶりの提案となる、紐。
正確には着物の帯の上から巻く"帯締め"と言われる組紐の類。
もちろん、CLASSなのでクオリティに妥協はなく、京都の老舗が仕立てているシルク100%、完璧に伝統工芸として成立しているヒモである。
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こういった「組紐」の歴史は古く、
仏教の伝来と共に装飾紐として…
みたいな話はさておき、
しかしまぁ、どこからどう見ても紐である。
紐以上であって紐以下でもない。
「着物の〜」的な謳い文句の国内ブランド、あるいは日本文化をリスペクトし、解釈し直した海外ブランドのものは数あれど、
「着物の〜」以上でも以下でもない、そのものにブランドのタグがついて商品化されたことは、一体過去にあったのだろうか?
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とはいえ、CLASSというブランドとそのチームが、ロストテクノロジーになりかけている職人的なものづくりに、純粋なファッションとしての輝きを見出して世に発するという行為の、自由さ、無邪気さ、ある意味では勇敢な姿勢には感服するし、純粋に「面白い」と思わされる。
さて、この「本来であれば着物の帯締めだけど、皆さんが好きなように使ってみてください」というクエスチョンに対して、どういった回答が出せるだろうか。
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まずは安直にベルトがわりに腰に巻いてみる。
平紐の方は少し頼りないが違和感なく溶け込むし、
丸紐の方はしっかりと腰でパンツをホールドしてくれる反面、コーディネートに違和感を与える。
カポエイラの漫画でこういうのベルトみたいにして腰に巻いてたな。と脳が変なリンクを起こして一瞬これが着物のなんたらであることを忘れる。
もう、着物がどうとかはどうだっていいか。
職人さんへのリスペクトだけを頭の片隅に入れて、次へ進もう。
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今度はコートのウェストマークにしてみる。
ちょっとメンズではあまりみない光景だが、これはこれで良さそう。
そういえば展示会で「平紐の方はボリュームが出づらいので、結び方を工夫するといいんですよ〜。youtubeで着付けの動画とかをみると巻き方の解説が出てきます」と言われた。まだ見てませんごめんなさい。誰か一緒に見ましょう。
ちょっと調べてみたら紐の結び方画像が出てきたんですが、昔からこういうトポロジックなのが苦手なので誰か一緒にやりませんか。
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そんなこんなで、今kirettoには紐が置いてある。
ディスプレイの仕方に迷っているので今は結んで置いてあるが、次にみなさんがこの紐と対峙するときはまた違う置き方をしているかもしれません。
「どう使えばいいか提示されていない」
ものなので自由に使ってもらって構いません。
持ち帰って置いていたら突然いつかひらめくこともあると思います。
先日いらっしゃったお客さんは
「なんとかしてこのヒモを使いたいんですよね〜」
と言ってくれました。
なんとかして使おうと思っているうちに新たな発見が生まれるはずです。
なんか、久しく忘れていた
「どう着ればいいかわかんないけど可愛すぎて買っちゃった服」
みたいな感覚を思い出して、毎日このヒモを触っている僕がいる。
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あ、ちなみに、
今お店にはインドネシアのお土産ヒモみたいなのも置いてあります。
CLASSのヒモと並べて語るのも不釣り合いかもしれないけど、
一時的にいろんな国にいろんな紐があるんだなって思えるお店になっています。
菊池健斗
kiretto ーv
東京都町田市原町田4−22−16 武藤ビル202
TEL(042-785-5862)
MAIL(shop@kiretto.shop-pro.jp)
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