核とプラごみ
飛ぶ鳥跡を濁さず…と言う。
日本人的な価値観を表した比喩だと思う。
世界は人の連綿とした営みで続く。
地球を大きな箱と見立てれば、人そのものが水や空気のように入れ替わるだけ。
環境問題が好きな方に言わせれば、宇宙船地球号は年々汚れているらしい。
ほうほう。
それは確かに由々しき話ですなと。
彼らは叫ぶ。
このままでは地球は持ちません…と。
ただ、ちょっと待てよ。
仮に彼らの言う通り、地球にはたくさんの環境破壊があるとしても、一番環境に悪い筈の核使用という問題はどうなのだろう。
広島長崎の時代でさえあれだけの被害を出した核の何千倍という放射能が地球に撒き散らされたら、どうなるのだろうか。
そういう一番怖いリスクに眼を瞑って、せっせとプラスティックのスプーンをダメだという滑稽さを感じていないなら、早く地球市民など辞めることを心からお勧めしたい。