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伊勢神宮の御神宝にものづくりのロマンを感じる

伊勢の神宮にお参りして来ました。

まず朝一番に天照大神を祀る内宮へ、その後豊受大御神を祀る外宮を参拝いたしました。

今回は参拝に加え神宮徴古館を見学しました。伊勢神宮の総合博物館です。
ここは驚くほど人がいません。ガラガラです。ですからゆっくりと見学できます。

ここでは式年遷宮の度に新調される御神宝の数々を見ることができます。

ものづくりには3つあります。

第一は、自分のために作るもの
第二は、他人のために作るもの
第三は、神のために作るもの

御神宝はまさに神のために作るものであり、作り手が最も力を注ぐものですから、この上なく素晴らしいものであることは間違いないのです。

装束、刀剣、馬具、装飾品など見応えのあるものが沢山展示されています。

印象に残ったのが刀剣です。

刀剣は好きでよく見るのですが、いつも一種の緊張感のようなものを感じます。
しかし徴古館に展示されている刀剣には、その緊張感が感じられませんでした。
武器として作られていないからかもしれません。
同じ刀剣でも違うものですね。

神宮は2013年(平成25年)に、20年に一度の式年遷宮が行われました。
これまでの社殿のあった隣に、新しい社殿が作り替えられています。
さらに神宮徴古館に展示されているような御神宝類も作り替えられています。

この式年遷宮によって、技術の継承が図られているのだそうです。
確かに20年に一度必ず作らなくてはならないというのは、強制的に技術を伝える必要がありますね。
伊勢神宮の式年遷宮は1300年続けられています。
1300年前の技術が今に伝えられているのは、なんともロマンチックなことです。

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