見返すと気持ちいい?あるのは虚無だけだ
転職が決まった
4月に現職のスタートアップを退職し同業である東証一部上場企業へ転職
転職4回短期離職2回という傷だらけのエンジェルもとい職歴からのジャイアントキリング。
年収も休日も爆伸び。さすが大手や。。。。。。
こういうこと言うとダサいとか言う人もいますが、声を大にして言います。
よっしゃやってやったぜ!!!!!!!バカにしてた奴ざまぁ!!!!
ざまぁ、というのはこの記事にもある、自分をハラスメントしてた上司に対してだったりする。
サービス業の会社の上司が入社時に話していた
「この会社でうまくいかず、すぐやめる奴はただ落ちていくだけのキャリアになる」
という言葉がただの茶番であることを証明できたのがとにかく嬉しかった。
よし、見返してやろう
ということであまりにも嬉しくて舞い上がってたこともあり、
サービス業の会社で自分のことをバカにしていた奴らをキャリア系SNSで検索し、友達申請をして自分のキャリアを見せつけるという愚行に出るのだった。
本当に愚行だと思うが、そうでもしないと自分のあの時の悔しさが報われない。
劣等感と承認欲求で片っ端から申請をした。
彼らの言ってたことが間違いだと吊し上げたかった。
つまり王様は裸だと指摘してやりたかった。
やられた分のマウントを取り返したかったのだ。
結果、ガン無視される
申請は承認されず、誰からもガン無視された。
なぜかはわからない。
彼らが言ったことが間違いだということを受け止めたくなかったのか
自分の思惑が見抜かれて相手にしない方がいいと無視されたのか
そもそもSNSをやっていないのか
結局見返してやる。という思いは遂げられなかった。
見返したいという劣等感や悔しさから来る強烈な動機がなくなった。
そこにあるのは虚無だった。
そして、改めてやりたきことを問われる
見返したいという思いでジャイアントキリングを果たした。
しかしそこで自分はゴールしてしまった。
自分が本当にやりたいことってなんだったんだろう。
現職の上司との1on1で「自分のやりたきこと」を問われることが増えた。
それなりにうまく答えることはできる。
だが、それは本当に自分のやりたいことなんだろうか。
自分のやりたいことって何?
マウントをとること?
努力して人を見下せる権利を得ること?
他になんかないのか!?どうするよ俺!
見返すための努力は良きことなのか
結論はわからん。
確かに、スタートアップもとい中小零細企業からCore30に入ってる大手に転職できるくらいになったのはものすごい良きことだ。
ただ、見返すという本来の目的は達せていない。
あるのは虚しさだけだった。
そしてその虚しさを埋めるように僕は遊びに逃げた。
これでいいのか?いやよくない
今の環境はマウントを取る人間もおらず、自分以上に優秀な人間しかおらずな環境だ。
そしてやりたいことをグループマネージャーの皆様が全力で応援してくれる。
「君はこの能力が非常に優れている一方、ここが足りない。だから毎週の1on1で課題を与える。毎週課題に取り組んで良いところを伸ばしつつ、足りない部分を補っていこう」
「スキルも人柄も申し分ないがお人好しがすぎる。もっと自分のやりたいことをやってほしい」
「やりたいことがあるんならまず企画書書いておいで、全力で壁打ち相手になるから」
こんなありがたい言葉を言ってくれる上司がたくさんいる会社は少ないだろう。本当に恵まれている。
ただ、自分のやりたいことがなんなのかわからない。
今になって思うと、この会社に入ったのは
コンプレックスから解放されて自分のやりたいことを真に向き合うためなのかもしれない。
もう一回自分のやりたいことと向き合ってみよう。