バードストライク
その日は8月の母の誕生日だった
いつものように母に会いに日帰りで大阪へ
いつもと違ったのは、その日の帰りは夕方の便だった
私が取る席はいつも通路側
その場所には先約がいた
私はもう一度スマホで席を確認する
そして女性に声をかけた
その女性は驚き、確認して申し訳なさそうに窓際へ移動した
いつもは通路側を取るので勘違いしていた、と彼女は謝った
そうしてしばらくすると飛行機は離陸
その時、普段聞きなれない音がした
私とその女性は思わず顔を見合わせた
しかし、機長からのアナウンスもなくそのまま飛行は続けられた
1時間ほどの空の旅
が、半分を過ぎたころ機長のアナウンスが流れた
あの音はバードストライク(鳥の衝突)だった
伊丹空港へ引き返す、という
今ごろ?と思ったが私たちは籠の中の鳥
そのまま伊丹空港へ連れ戻された
点検作業の間、飛行機から降りられると思っていたが飛行機から降りることは許されなかった
私はその日に限って飲み物を持っていなかった
乗客を気遣い、まわってきたCAさんに飲み物をいただけないかと頼んだ
CAさんは申し訳なさそうに、点検が終わり離陸するまでは出せないと言った
その代わりに、キャンディーが配られた
そのまま時間を過ごし、再び離陸し私たちは予定より2時間ほど遅れて九州に着いた
このことを思い出させてくださった「北欧の街角で」さんの記事をご紹介させていただきます。とても面白い体験(ごめんなさい😅)の記事です😊
ここまで読んでくださってありがとうございます☘️
母との平日ランチはこんな感じでした
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