4月16日は、チャップリンデー&日本で最初の女子フルマラソン大会が開催&ボーイズビーアンビシャスデー&エスプレッソの日
【チャップリンデー】
20世紀最大の喜劇俳優と称され、映画作家でもあったチャールズ・チャップリン氏が、1889(明治22)年4月16日に、イギリスで誕生したことを祝して記念日が設けられています。
トレードマークの口ひげ、だぶだぶのズボン、どた靴、ステッキ、山高帽を取り込んだ独特のスタイルで、社会風刺色の強い多くのサイレント映画に出演し、映画は世界的な人気を誇りました。
また、同氏の映画に対する情熱は熱く 映画俳優、映画監督、コメディアン、脚本家、映画プロデューサー、作曲を務め上げ、全てを一手にこなしていた稀代の映画マンだったと後世に語り継がれています。
【日本で最初の女子フルマラソン大会が開催】
1978(昭和53)年4月16日、日本初の女子フルマラソン大会「女子タートルマラソン全国大会」が、東京・多摩湖畔で開催されました。
《女子タートルマラソン》
参加者:49名
コース:多摩湖畔3周
優勝者:横浜在住の主婦
タイム:3時間10分48秒
以上の記録が残っている他、沿道には約10万人以上の観衆が集まり、応援していたそうで、当時から女子マラソンの人気と注目度は高いものがありました。
主催した日本タートル協会は、長生きの象徴である亀(タートル)のように、マラソン大会でもスピードを競わないことを大きなコンセプトとして掲げていて、そこから、健康維持、体力づくり、運動不足解消を目的とした、自分のペースでゆっくり走るマラソンは、タートルマラソンと呼ばれるようになり、割と気軽に取り組めることなどからも人気を集めています。
《全くの余談》
鶴は千年、亀は万年との慣用句もありますが、亀の平均寿命は種類によって大きく異なり、
ミドリガメ:約40歳
クサガメ:約60歳
アメリカハコガメ:約100歳
ワニガメ:約150歳
と、されています。
そして、この日は、女子マラソンの日として記念日のひとつに制定されています。
【ボーイズビーアンビシャスデー】
1877(明治10)年4月16日、札幌農学校(現:北海道大学農学部)の基礎を築いた、教頭ウィリアム・スミス・クラーク博士が、「Boys,be ambitious.(少年よ、大志を抱け)」という言葉を残して北海道を去りました。
正式全文:Boys, be ambitious like this old man.
意訳:この老人(私)のように、きみたち(若い人)も野心的であれ
クラーク博士は上記の言葉以外にも、生徒の食生活の改善から、札幌農学校時代に「ライスカレー」と名を付けた料理を生徒に推奨したエピソードが残っていて、ライスカレーの名付け親と目されています(真偽は未確証)。
ライスカレーは当時から大変人気で、特によく食べられていたとの記録も残っています。
そんなライスカレーを食べた(?)クラーク博士の教え子には、
佐藤昌介:北海道帝国大学初代総長
伊藤一隆(かずたか):北海道水産業の第一人者
内村鑑三(かんぞう):キリスト思想「無教会主義」提唱
新渡戸稲造(にとべいなぞう):思想家、旧五千円札の肖像
宮部金吾:学者
広井勇(いさみ):「港湾工学の父」と称される人物
他、後に各界で活躍するそうそうたる面々がおり、クラーク博士の言葉に倣(なら)い、自分の分野で大いに大志を抱いていきました。
そして、この日は、ボーイズビーアンビシャスデーとして、記念日のひとつに制定されています。
【エスプレッソの日】
1906(明治39)年4月にイタリアで開幕したミラノ万博にて、Bezzera(ベゼラ)社が Caffe Espresso(カフェエスプレッソ)と表記して提供したのが、エスプレッソの始まりとされていることにちなんで、コーヒーマシンなどの製品を取り扱っているデロンギ・ジャパン株式会社が、4月16日に記念日を制定しています。
本場のイタリア国際カフェテイスティング協会も、4月16日をイタリアエスプレッソデーとしています。
エスプレッソ:専用マシンで豆に蒸気による圧力をかけ、短時間で一気に抽出したコーヒーのこと。
espresso(エスプレッソ)は、イタリア鉄道用語の「急行」を意味する単語で、短時間で少量だけ抽出することと、始発駅〜終着駅までを最短で結び、主要駅にだけ停まることなどが似ていることから命名されています。
また、エスプレッソは、普通のコーヒーカップの半分ほどの大きさや量で提供されることが多い ことから、フランスでは小さなカップを意味する「デミタス(demitasse)」とも呼ばれています。
デミタス:demi(半分)、tasse(カップ)。
(以上、ネット検索より)