10月17日は、神嘗祭(かんなめさい)&貯蓄の日&日本で初めて上水道が通水&貧困撲滅のための国際デー&沖縄そばの日&日本初の課金型オンラインゲームが発売
【神嘗祭(かんなめさい)】
神嘗祭は、天皇がその年の新穀を天照大神に奉納する祭で、宮中行事のひとつとして行われています。
元々は旧暦の9月17日に行われていて、1872(明治5)年に新暦へ移行した後も、行事日は9月17日のまま継続されていました。
が、9月だと新穀の収獲が時期的に間に合わないことから、現在は月遅れの10月17日に行われています。
また、神嘗祭は伊勢神宮(三重県)でも式典が執り行われ、天皇の代わりとして、皇室から勅使が遣わされています。
【貯蓄の日】
10月17日には神嘗祭が執り行われていることにちなんで、現在の勤労の対価である、お金を大切にすることを目的に、金融広報中央委員会が記念日に制定しています。
【日本で初めて上水道が通水】
1887(明治20)年10月17日、神奈川県横浜市の市街地へ日本初の「近代的上水道による給水」が開始されました。
イギリス工兵中佐パーマー氏の設計指導の下、相模川から野毛山の貯水地へ引水し、市街地へ給水するシステムを構築。
当初は外国人居留地への給水で、戸数わずか87戸ほどの小規模な村だった横浜は、上水道の設置効果もあり、以後急速に発展を遂げていきました。
日本国内において上水道は、飲用可能な生活水と定義されていて、一般的には単に水道水と呼ばれています。
《水の定義》
上水:飲用に適した水を供給する水道
中水:飲用には適さないが雑用・工業用などに使用される水道
下水:生活排水、産業排水、雨水など、汚水処理が必要となる水
そして、この日は、上水道の日として記念日のひとつに制定されています。
【貧困撲滅のための国際デー】
フランスを拠点とするNGO団体「国際運動ATD第4世界」の発案により、多くの国で、10月17日が極貧に打ち克つための世界デーだったことにちなんで、後日、国連が「貧困撲滅のための国際デー」と改称し、国際デーとして、10月17日に記念日を制定しています。
国際表記:International Day for the Eradication of Poverty
前日の10月16日に、同じく国際デーである「世界食糧デー」と合わせて、貧困撲滅のための運動が、世界各地で行われています。
貧困撲滅は食糧問題の解決にも繋がり、また、2015(平成27)年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」のための17の国際目標の中にも、貧困をなくす、飢餓をゼロにする旨が盛り込まれていることから、上記目標の達成すべき期限である2030年までの状況改善が、国際的に提唱されています。
《持続可能な開発目標(SDGs)のための17の国際目標》
上記の目標は、2015(平成27)年に制定され、向こう15年間の行動計画で、2030年までに達成すべき目標です。
・貧困をなくそう
・飢餓をゼロに
・すべての人に健康と福祉を
・質の高い教育をみんなに
・ジェンダー平等を実現しよう
・安全な水とトイレを世界中に
・エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
・働きがいも経済成長も
・産業と技術革新の基盤をつくろう
・人や国の不平等をなくそう
・住み続けられるまちづくりを
・つくる責任、つかう責任
・貧困気候変動に具体的な対策ををなくそう
・海の豊かさを守ろう
・陸の豊かさも守ろう
・平和と公正をすべての人に
・パートナーシップで目標を達成しよう
以上の17目標が掲げられています。
【沖縄そばの日】
1978(昭和53)年10月17日、公正取引協議会で、「沖縄そば」の名称表示特殊名称として登録許可されたことにちなんで、沖縄生麺協同組合が記念日に制定しています。
沖縄を代表する郷土料理のひとつである沖縄そばは、蕎麦粉を一切使わず、小麦粉だけで精製された麺を使用していて、豚の骨付き肉から採ったスープにからめて食べるのが特徴とされています。
また、沖縄では、豚の骨付き肉(=スペアリブ)をソーキと呼ぶことから、沖縄そばは「ソーキそば」とも呼ばれています。
【日本初の課金型オンラインゲームが発売】
1997(平成9)年10月17日、日本初の月額課金制の多人数同時参加型オンラインRPG「ウルティマオンライン」が発売されました。
同年7月27日に、アメリカで先行発売されていて、
世界的にも大ヒットを収めたオンラインゲームの日本発売に、多くのユーザーが集まりました。
オンライン型でありながら、ロールプレイングゲームとして楽しめる本作は、以後、数多く登場するオンライン型RPGの元祖と称されています。
そして、この日は、開発・販売元のエレクトリック・アーツが、オンラインゲームの日として記念日のひとつに制定しています。
(以上、ネット検索より)