9月5日は、国際チャリティー・デー&ニューカレドニア島が発見される&クリーンコールデー(石炭の日)&国民栄誉賞の日&金田正一投手が奪三振の世界記録を達成&計画と実行の日
【国際チャリティー・デー】
マザー・テレサの命日[1997(平成9)年9月5日]にちなみ、国際デーとして、9月5日に記念日が制定されています。
国際表記:International Day of Charity
マザー・テレサが行った数々の慈善活動は、慈愛の精神、思いやりの心、寛容な振る舞いといった、charity(チャリティ)の語を形容するにふさわしいことから記念日が制定されていて、例年9月5日は、ボランティア活動、慈善活動の重要性について再認識するとともに、マザー・テレサを偲び、貧しく弱い立場にある人々のために行動を起こすべく、様々な呼びかけや、イベントが世界中で展開されています。
《マザー・テレサ》
呼称:マザー:指導的な修道女への敬称
テレサ:修道名
本名:アグネサ/アンティゴナ・ゴンジャ・ボヤジ:アルーマニア語、アニェゼ/アグネス・ゴンジャ・ボヤジウ:アルバニア語
生誕:オスマン帝国コソボ州・現:北マケドニア
【ニューカレドニア島が発見される】
南方大陸探査のため航海中だった冒険家ジェームス・クック氏一団は、イースター島の発見の後、さらに南へ船を進めていました。
その途中の1774(安永3)年9月5日、洋上に浮かぶ島を発見し上陸。
1853(嘉永6)年には、クック氏一団が発見した島がフランス領となると、フランス語で本土を表「Grande Terre(グラン テール)」と呼ばれ、これが英語読みとなり、「カレドニア」と呼ばれるようになりました。
当初は、フランスの流刑植民地として利用されていたものの、19世紀後半に、同島からニッケルが発見されると、鉱業の島として開発が進められるようになりました。
今日では、ロイヤルティ諸島の一部で、フランスの海外領土であり、「天国に最も近い島」として、大変人気のあるリゾート観光地です。
加えて、ニューカレドニア近海のサンゴ礁群は、その多様性から、ユネスコの世界遺産に登録されています。
【クリーンコールデー(石炭の日)】
ク(9)リーンコ(5)ールの語呂合わせにちなんで、日本鉄鋼連盟、電気事業連合会、日本石炭協会を含む計8団体が合同で、9月5日に記念日を制定しています。
《コール》
表記:Coal
言語:英語
意味:石炭
エネルギー源である石炭は、他の化石燃料に比べて二酸化炭素の発生量が多いことから、有害物質を様々な方法で取り除き、効率的に使うことで、地球環境に配慮した技術を促進させ、中長期的視点での石炭汚染の緩和に取り組むためのクリーンコール活動が、全世界で展開されています。
【国民栄誉賞の日】
1977(昭和52)年9月3日、プロ野球ホームラン数756号の世界最高記録(当時)を打ち立てた、王貞治氏が、日本初の国民栄誉賞を受賞したことにちなんで、記念日が制定されています。
国民栄誉賞は、前人未到の偉業を成し遂げ、多くの国民から敬愛され、多くの国民に夢と希望を与えた功労者に贈られる賞とされていて、個人・団体等関係なく選定対象です。
選定対象範囲に関しては、基本的に、出自を問わず、日本国籍を有している者ですが、業績、世界的影響力、人間性、日本との関係性、日本文化への貢献度など、一定の諸条件をクリアした場合には、外国籍の個人や団体も対象になるとされています。
《歴代の国民栄誉賞受賞者(27名1団体)》
王貞治:1977年9月5日受賞:プロ野球選手:通算本塁打数世界新記録樹立の功績
古賀政男:1978年8月4日受賞(没後):作曲家:独自曲調古賀メロディーによる作曲の功績
長谷川一夫:1984年4月19日受賞(没後):俳優:多大なる映画演劇界への貢献
植村直己:1984年4月19日受賞(没後):冒険家:世界五大陸最高峰登頂の功績
山下泰裕:1984年10月9日受賞:柔道家:柔道への真摯な姿勢と五輪や世界選手権での前人未踏の記録達成を成し遂げた功績
衣笠祥雄:1987年6月22日受賞:プロ野球選手:連続試合出場の世界新記録を達成した功績
加藤和枝=美空ひばり:1989年7月6日受賞(没後):歌手:真摯な精進、歌謡曲を通じて国民に夢と希望を与えた功績
秋元貢みつぐ=千代の富士:1989年9月29日受賞:大相撲力士:通算勝ち星最高記録更新と大相撲界への著しい貢献
増永丈夫=藤山一郎:1992年5月28日受賞:歌手:歌謡曲を通じて美しい日本語の普及に貢献し国民に希望と励ましを与えた功績
長谷川町子:1992年7月28日受賞(没後):漫画家:サザエさんを通じて第二次世界大戦後の日本社会に潤いと安らぎを与えた功績
服部良一:1993年2月26日受賞(没後):作曲家:数多くの歌謡曲を作り国民に希望と潤いを与えた功績
田所康雄=渥美清:1996年9月3日受賞(没後):俳優:映画男はつらいよシリーズを通じて人情味豊かな演技で広く国民に喜びと潤いを与えた功績
吉田正:1998年7月7日受賞(没後):作曲家:独自の曲調吉田メロディーの作曲により国民に夢と希望と潤いを与えた功績
黒澤明:1998年10月1日受賞(没後):映像監督:不朽の名作の数々によって国民に深い感動を与えるとともに、世界の映画史に輝かしい足跡を残した功績
高橋尚子:2000年10月30日受賞:陸上競技選手:2000年シドニー五輪女子マラソンで優勝し、陸上競技で日本女子選手初の金メダルを獲得した功績
遠藤実:2009年1月23日受賞(没後):作曲家:世代を超えて長く愛唱される情感に満ちあふれた名曲を数多く世に送り出した功績
村上美津=森光子:2009年7月1日受賞:俳優:長年に渡り芸能分野の第一線で活躍し、特に放浪記では2,000回を超える主演を務めた功績
森繁久彌:2009年12月22日受賞(没後):俳優:芸能の分野において長年にわたり第一線で多彩に活躍し、優れた演技と歌唱が広く国民に愛された功績
サッカー日本女子代表=2011 FIFA女子ワールドカップ:2011年8月18日団体受賞:東日本大震災の発生によって日本国民が極めて困難な状況下に置かれる中、同年のFIFA女子ワールドカップで初優勝を果たし、最後まで諦めないひたむきな姿勢によって国民に爽やかな感動と困難に立ち向かう勇気を与えた功績
吉田沙保里:2012年11月7日受賞:レスリング選手:世界大会13連覇というレスリング競技史上前人未到の偉業を成し遂げ、国民に感動と希望と勇気を与えた功績
納谷幸喜=大鵬:2013年2月25日受賞(没後):大相撲力士:1960年代には流行語になったほどの人気者で昭和の大横綱として相撲界に輝かしい功績を残すとともに、多くの国民に愛される国民的な英雄として社会に明るい夢と希望と勇気を与えた功績
長嶋茂雄:2013年5月5日受賞:プロ野球選手:ミスタープロ野球としてプロ野球を国民的スポーツに高め、野球界の発展にきわめて顕著な貢献をしたとともに、国民に深い感動と社会に明るい夢と希望を与えた功績
松井秀喜:2013年5月5日受賞:プロ野球選手:ゴジラの愛称で国民に親しまれ、ひたむきな努力と真摯なプレイで日本人初となるワールドシリーズMVP獲得を含む数々の記録が多くの青少年に夢や希望を与えた功績
伊調馨:2016年10月20日受賞:レスリング選手:オリンピック史上初めて女子個人種目・格闘技系種目四連覇という世界的な偉業を成し遂げ、多くの国民に深い感動と勇気、社会に明るい希望を与えた功績
羽生善治:2018年2月13日受賞:将棋棋士:将棋界を牽引する第一人者として七冠制覇を含む比類なき記録を積み重ね、将棋界初の永世七冠という歴史に刻まれる偉業を達成した功績
井山裕太:2018年2月13日受賞:囲碁棋士:囲碁界を牽引する第一人者として年間グランドスラムを含む囲碁界初となる2度の七冠同時制覇という歴史に刻まれる偉業を達成した功績
羽生結弦:2018年7月2日受賞:フィギュアスケート選手:男子シングル種目で冬季五輪2連覇を達成し世界の歴史に残る快挙を成し遂げ、多くの国民に夢と感動を、社会に明るい希望と勇気を与えた功績
国枝慎吾:2023年3月17日受賞:車いすテニス選手:車いすテニス4大大会及びパラリンピック車いすテニス競技男子シングルス優勝の生涯ゴールデンスラムを達成し、パラスポーツの社会的認知度向上とその発展に著しく貢献した功績
以上、敬称略。
【金田正一投手が奪三振の世界記録を達成】
1962(昭和37)年9月5日、当時国鉄スワローズ所属の金田正一(まさいち)投手が、対巨人戦で通算奪三振数を3,514個まで伸ばし、世界新記録(当時)を樹立しました。
その後、金田氏は引退までに、4,490個もの奪三振記録を達成。
通算奪三振の世界記録は後年に塗り替えられるも、2023(令和5)年末時点で、日本プロ野球界では未だ破られていない大記録です。
《世界奪三振記録TOP5 (以下敬称略)》
①5,714個 :ノーラン・ライアン
②4,875個 :ランディ・ジョンソン
③4,672個 :ロジャー・クレメンス
④4,490個 :金田正一
⑤4,136個 :スティーブ・カールトン
2023(令和5)年末時点。
【計画と実行の日】
経営コンサルティング事業を展開している株式会社ピー・アンド・イー・ディレクションズの設立が、2001(平成13)年9月5日だったことと、計画の「計」の字画数が9画なこと、「Execution(実行)」の頭文字「E」が、アルファベットの5番目なことを合わせて、同社が9月5日に記念日を制定しています。
ビジネスではPDCAサイクルがよく提唱されていて、普段の生活においても、計画を立てて実行することの大切さを、世の中に広めていくことが呼びかけられています。
《PDCAサイクル》
P:Plan:計画、D:Do:実行、C:Check:評価、A:Action:改善を、随時繰り返していくこと。
(以上、ネット検索より)
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