3月13日は、新選組の日&サンドイッチデー&青函トンネルが開通&天王星が発見された日
【新選組の日】
文久3年3月13日、京都の治安と警護のために、京都・壬生(みぶ)に集められた有志の武士団・壬生浪士組に、会津藩主で京都守護職だった松平容保(かたもり)から、正式に会津藩のお抱えとする 旨が通達されました。
お抱え:雇い入れること。
新暦:1863年5月1日。
これを受け、壬生浪士組が「新選組」と改称し、正式に発足したことにちなんで、近藤勇、土方歳三などの主要メンバー縁(ゆかり)の地・東京都日野市の観光協会が、旧暦の日付をとって、3月13日に記念日を制定しています。
《主なメンバーとその活躍》
新選組結成時には、近藤勇、土方歳三、芹沢鴨、永倉新八、沖田総司、斎藤一、山南敬助、原田左之助、井上源三郎、新見錦(いさみ)などの強者らが在籍していました。
メンバーの入れ替えを繰り返しながら実力を付けつつ、組を拡大していき、八月十八日の政変、池田屋事件、禁門の変、蛤御門の変、ぜんざい屋事件、天満屋事件、鳥羽・伏見の戦いなど、後世にも残る歴史的事件に次々参戦。
尊皇攘夷派や倒幕派を弾圧する幕府の筆頭刀として、大いに活躍しました。
新選組の特徴ともいえるダンダラ模様の浅葱色羽織には、ダンダラ模様:「忠」を通した忠臣蔵からのインスパイア、浅葱色(あさぎいろ):武士の死に装束カラーの意味合いが込められていて、武士ではなかった身分に生まれ、武士に憧れた面々が、武士よりも武士らしくあろうとした心構えだと目されています(諸説あり)。
また、浅葱色やダンダラ模様に関しては、新選組にとって大きな事件やけじめとなる出来事の度に変えていて、赤や黒、白を基調にした単色でシンプルな羽織や、金文字を採用した旗もあるなど、バリエーションに富んでいました。
同記念日を制定した東京都日野市は、近藤勇らが剣術を磨いた天然理心流道場があった場所で、 土方歳三、井上源三郎が生まれた土地でもあることから、「新選組のふるさと」として、記念館などがあり、その足跡を現代に伝えています。
【サンドイッチデー】
サンドイッチの「イッチ」を「1」に見立て、3月13日を「313」とした時に、1が3に挟まれてることから、名称:サンドイッチ、連想:イチ(1)をサンドしてるの連想にちなんで、記念日が設けられています。
ただ、「サンド」に「挟む」という意味はなく、「〜をサンドする」は和製英語として使用されていて、英語圏では「sandwich」という単語が、〜をサンドイッチのように挟むという、あくまでもニュアンスで使用されています。
また、この日とは別にサンドウィッチの生みの親とされるサンドウィッチ伯爵(ジョン・モンタギュー)の誕生日にちなんで、11月3日は「サンドウィッチの日」の名称で、記念日が制定されています。
1718(享保3)年11月3日。
【青函トンネルが開通】
1988(昭和63)年3月13日、北海道と本州・青森県とを結ぶ海底鉄道トンネル「青函トンネル」が開通しました。
全長53.85kmの青函トンネルは、約半分弱が海底を通過しています。
また、開業時には世界最長の鉄道トンネルとして世界的にも認知度が高いトンネルのひとつでしたが、スイスに「ゴッタルドベーストンネル」が開通したことで、その座は譲っています。
《ゴッタルドベーストンネル》
全長:57.09km、所在:スイス・アルプス山脈、開通:2016(平成28)年
青函トンネル完成以前は、青函連絡船が海上を巡航し、北海道と本州を往復していましたが、青函トンネルの開通によって、その役目を終え、青函連絡巡航船・運航約80年の歴史に幕を降ろしています。
そして、この日は、青函トンネル開業記念日として制定されています。
【天王星が発見される】
宮廷音楽家だったウィリアム・ハーシェル氏は、趣味で天体観測を好み、独自の望遠鏡を開発するまでに没頭していたそうです。
そして、1781(安永10)年3月13日、同氏は太陽系7番目の惑星「天王星」を発見しました。
天王星を発見する快挙によって、同氏は王室お抱えの天文官に抜擢され、天の川銀河(銀河系)の円盤構造を明らかにした他、生涯で合計2,300以上もの星雲を発見するなど、多くの功績を残しています。
《天王星の主な特徴》
正式名称:Uranus(ウラヌス)
大きさ:太陽系で3番目、地球の直径の約8倍
大気:主に水素(?)
重力:地球の約0.89倍
1日の長さ:約17時間弱
(以上、ネット検索より)