8月11日は、山の日&きのこの山の日&日本で初めてミニスカートが発売&ガンバレの日&前畑ガンバレの日&インスタント・コーヒーが一般に普及
【山の日】
山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝することを目的として、祝日法の改正によって制定された国民の祝日です。
8月11日と、山の日の制定に、直接的な繋がりがあるわけではないものの、7月に海の日があるなら、別の月、特に祝日がない月に、山の日があってもいいのではとの事由を加味して、海の日に近い、祝日がなかった月なことから、8月に制定されています。
日本の暦が今の様式になって以降、8月に祝日が制定されたのは初めてのことでした。
《余談》
国民の祝日として制定される以前から、各県や自治体によっては、独自に山の日を制定しているケースもあり、
富士山の日:静岡県:2月23日
信州山の日:長野県:7月第4日曜日
やまなし山の日:山梨県:8月8日
ぎふ山の日:岐阜県:8月8日
紀州・山の日:和歌山県:11月7日
など、独自のイベントやキャンペーンが実施されている場合もあります。
【きのこの山の日】
8月11日が山の日として国民の祝日に制定されていることにちなんで、「山」の名称に繋がりがあるチョコレート製菓「きのこの山」の製造・販売を行っている株式会社明治が、記念日を制定しています。
【日本で初めてミニスカートが発売】
1965(昭和40)年8月11日、繊維メーカーの帝人株式会社が、日本初のミニスカート「テイジンエル」を発売しました。
今日でいう「タイトスカート」に近いもので、当時はイギリス・ロンドンの若者を中心に、ミニスカートがトレンドだったことを受け、帝人株式会社が流行の先取りとして販売を開始。
その後、大スター歌手・美空ひばり氏が、TVの歌番組にミニスカートを履いて登場したことがきっかけとなり、日本でも一気にミニスカートの認知が広まりました。
加えて、約2年後の1967(昭和42)年10月には、ミニの女王と称された世界的ファッションモデルのツイッギー(Twiggy)氏が、ミニスカート姿で来日したことで、その人気は爆発的なものとなりました。
《余談》
当時の日本は、いざなぎ景気と言われる高度経済成長期の真っ只中だったこともあり、一部界隈では、「好景気時期にはミニスカートが流行る」との言葉が、今なお囁かれているそうです。
【ガンバレの日】
1936(昭和11)年に、ドイツで開催されていた、1936 ベルリン・オリンピック期間中の8月11日、女子平泳ぎ200mの決勝が行われました。
この時、ラジオの実況中継をしていたNHKの河西三省(みつみ)アナウンサーが、先頭を泳いでいた前畑秀子選手に「前畑ガンバレ!前畑ガンバレ!前畑ガンバレ!」と数十回にわたり、興奮と共に連呼。
日本時間は真夜中だったものの、同アナウンサーの応援実況は、ラジオを聴いていた多くの日本人に熱狂と興奮をもたらしました。
前畑選手は同決勝で見事競り勝ち、日本人女性として、オリンピック史上初の金メダルを獲得したこともあり、8月11日は「ガンバレの日」として記念日が制定されています。
【前畑ガンバレの日】
和歌山県橋本市出身の前畑秀子選手が、日本人女性としてオリンピック史上初の金メダルを獲得 したことにちなんで、前畑秀子・古川勝顕彰活動委員会が、この偉業を後世に伝えていくことを目的に、ガンバレの日とは別に記念日を制定しています。
【インスタント・コーヒーが一般に普及】
1960(昭和35)年8月11日、森永製菓株式会社が「インスタント・コーヒー」の発売を開始しました。
厳密には、1960(昭和35)年8月10日。
インスタント・コーヒー自体は、1771(明和8)年にイギリスで発明されていたものの、その時の製品は貯蔵可能期間が極端に短く、当時の技術では商品化が非常に難しいものでした。
その後、1906(明治39)年に、アメリカのジョージ・コンスタント・ルイス・ワシントンが、インスタント・コーヒー製法の特許を取得し、「Red E Coffee」として商品化に成功。
欧米を中心に、瞬く間に大ヒットを記録しました。
日本にインスタント・コーヒーが入ってきたのは1950年代頃とされていて、森永製菓から発売されたインスタント・コーヒーは、「本物の味がタッタ5秒で!」のキャッチフレーズもハマり、一気に一般家庭へと浸透していきました。
そして、この日は、インスタント・コーヒーの日として、記念日が設けられています。
(以上、ネット検索より)