1月10日は、110番の日&十日戎&明太子の日&イギリスで世界初の地下鉄が開通&ドーナツ盤レコードが公開
【110番の日】
警察へ繋がる電話番号「110」を1月10日と見立てて、警察庁が記念日に制定しています。
全国の警察にて、110番の有効性の確認、また適切な利用を呼びかけることが目的とされています。
《余談》
戦後間もない頃は、1110番:大阪・京都・神戸、118番:名古屋と、地域によって警察への番号番号が異なっていて、全国で110番に統一されたのは、戦後の1954(昭和29)年からのことでした。
【十日戎】
七福神の一柱である戎(えびす)天(=えびす様)を祀る祭礼で、十日戎(とおかえびす)は、商売繁盛を願って多くの人々が参拝し、縁起物を飾った笹や熊手を授かる慣習で、縁ある各神社にて、例年1月10日から数日間行われています。
特に、大阪市にある今宮神社では、毎年100万人以上の参拝者が訪れていて、お賽銭に大金が飛び交うなど、全国の十日戎の中でも、最も大きな賑わいです。
《余談》
寺社などに参拝した際には、戎様のご真言である「オン・インダラヤ・ソワカ」の御言葉を、3回か5回、もしくは7回、出来るなら声に出して唱えるといいとされています。
声が出せない場合は、心を落ち着かせて3回唱えると、ご利益が授けられると言われています。
《七福神の御真言》
御真言は、古代インドから効能がある言葉として重視されており、翻訳せず、そのままの音写が用いられています。
それぞれの御真言を唱えることで、自身の発願を直接働きかけることができると考えられています。
戎(えびす・恵比寿)天:オン・インダラヤ・ソワカ
大黒天(だいこくてん):オン・マカキャラヤ・ソワカ
弁財天(べんざいてん):オン・ソラソバテイエイ・ソワカ
毘沙門天(びしゃもんてん):オン・ベイシラマンダヤ・ソワカ
布袋尊(ほていそん):オン・マイタレイヤ・ソワカ
寿老人(じゅろうじん):オン・バザラユセイ・ソワカ ウン・ヌンシキ・ソワカ
福禄寿(ふくろくじゅ):オン・マカリシ・ソワカ ウン・ヌンシキ・ソワカ
【明太子の日】
1949(昭和24)年1月10日、創業以来、研究を重ねてきた「からし明太子」が、初めて店頭に並んだことにちんで、同商品の研究や製造を行っている株式会社ふくやが、記念日に制定しています。
明太子は元々、朝鮮半島に伝わる家庭の惣菜のひとつとして日本に伝わり、日本人の口に合うように味付けし直したものとされています(諸説あり)。
また、からし明太子は、スケトウダラの卵巣を唐辛子で漬け込んだもので、タラの子なことから、「明太子」ではなく、たらこと表現するのが正しいとする意見もあります。
加えて、「明太子の日」に関しても、12月12日:紙面に明太子が初めて登場、1月10日:からし明太子が初売りほか、各事由によって、年に数回設けられています。
【イギリスで世界初の地下鉄が開通】
1863(文久3)年1月10日、ロンドン(イギリス)で、世界初の地下鉄「メトロポリタン鉄道」が開業しました。
パディントン駅〜ファリンドン駅の約5.5kmを繋ぐ列車は、蒸気機関車がガス灯を灯した木造客車を牽いて走るスタイルでした。
当時のロンドン市内は、荷車や馬車で道がごった返していたのに加え、天候にも恵まれない日々が続き、渋滞、事故、乱騒、汚泥と多くの問題に直面していました。
そんな中で登場した地下鉄の列車は、多くの問題を一気に解決し、且つ、雨にも濡れず、汚れも少ない、優れた画期的な交通手段として、話題と人気を集めました。
しかし、蒸気機関車の出す煙が地下に籠もってしまうという新たな問題も抱えてしまうことに。
新たな問題解決に向けて、通気口や換気シャフトの設置、機関車構造の設計、電気鉄道への移行といった改良が繰り返され、20世紀初頭に、地下鉄全体が電化されたことで、煙問題は根本的に解決しました。
メトロポリタン鉄道の技術進化は、以後、欧州をはじめ世界各国へと広がり、今日利用されている地下鉄の礎でした。
【ドーナツ盤レコードが公開】
1949(昭和24)年1月10日、アメリカのビクター社が、直径17cm・45回転レコード「ドーナツ盤」の開発に成功し、公開を行いました。
ドーナツ盤レコードは、登場から一気に世界中へ広がっていき、至るところに、ドーナツ盤レコードを流すジュークボックスが設置されていきました。
日本でも、主に喫茶店をはじめとして、ジュークボックスやドーナツ盤レコード機械の設置が広がっていき、一時期は各自治体の集会所にも設置されるほど、大変な人気を集めました。
デジタル機器で音楽を聞くのが主流となった今日でも、レコードは、その音源の良さから世界中の愛好家たちによって、今なお愛用され続けています。
(以上、ネット検索より)