11月6日は、財閥解体が始まる&アパート記念日&戦後初の集団お見合い会が開催&松葉ガニ漁解禁日&いいマムの日&戦争と武力紛争による環境搾取防止のための国際デー
【財閥解体が始まる】
第二次世界大戦終戦直後の1945(昭和20)年11月6日、GHQが日本の財閥解体を開始。
侵略戦争遂行の経済的基盤とされた日本財閥の解体は、第二次世界大戦以前の日本の経済体制を壊滅させることが目的で、特に影響力のあった、三井、三菱、住友、安田の四大財閥が、先陣を切るかたちで解体が進められていきました。
その後もGHQ主導のもと、1952(昭和27)年頃まで続く日本財閥の解体は、戦後日本の新たな経済民主化政策のひとつとも言われています。
【アパート記念日】
1910(明治43)年11月6日、上野(東京都)に、日本初の木造アパート「上野倶楽部」が完成したことにちなんで、記念日が制定されています。
横長で平面的な家屋が中心だった当時、 アパート 5階建、全70室の縦長住居スタイル は斬新なデザインと西洋調雰囲気を感じられる趣きから大変注目を集めました。
新たに誕生した縦長木造アパートの「上野倶楽部」は家賃が高かったことから、住む人は官公吏教師や外国人といった上流層がほとんどでした。
ですが、 タテへの集合住宅化 (平屋と比べて)使用土地スペースが少なく済む ことは以後の日本家屋環境に大きな影響を与えたとされております。
詩人の西條八十氏は、このアパートで、童謡「かなりあ」を作詞したと言われています。
「かなりあ」
歌を忘れたカナリアは
後ろの山に棄てましょか
いえいえ それはなりませぬ
歌を忘れたカナリアは
背戸の小薮に埋めましょか
いえいえ それもなりませぬ
歌を忘れたカナリアは
柳の鞭でぶちましょか
いえいえ それはかわいそう
歌を忘れたカナリアは
象牙の舟に銀のかい
月夜の海に浮かべれば
忘れた歌を思い出す
【戦後初の集団お見合い会が開催】
1947(昭和22)年11月6日、多摩川(東京都側)の河畔で、戦後初の集団お見合い会が開催されました。
当時は、第二次世界大戦の影響で成人男性が減少し、また、戦後の復興に追われ、男女ともに結婚相手を見つけることが難しい状況でした。
そんな中、結婚紹介雑誌の企画で、集団お見合い会が催され、20~50歳の男女合わせて386人が参加、大々的に行われました。
お見合い会では、会場で相手を探し、お見合い終了後に、最大3人まで自身のプロフィールが書かれた用紙の交換を申し込むスタイルで、現代のお見合いパーティーの原点的な企画でました。
そして、この日は、お見合い記念日として制定されています。
【松葉ガニ漁解禁日】
例年11月6日は、松葉ガニ漁解禁日です。
松葉ガニ漁期:11月6日〜翌年3月20日。
松葉ガニの名称は、主に山陰地域での呼び名で、一般的には「ズワイガニ」と呼ばれています。
が、山陰地域に限らず、呼び名はまちまちで、
間人(たいざ)蟹:京都・丹後半島など
越前蟹:北陸地域など
たらば蟹:秋田県など
上記のように、水揚げされる地域によって、呼び名が異なっています。
また、松葉ガニに関しては、天明2(1782)年に、鳥取藩士が諸大名への贈答品として、松葉ガニを贈ったとの記録が残っていて、この記録が、日本史の史料上、初の松葉ガニの登場であることから、鳥取県鳥取市が、松葉ガニの名称発祥の地とされています。
《余談》
鳥取漁業関係者による美味しい松葉ガニの見分け方は、甲羅にちょっとした黒い粒みたいなものが付いているものとのことです。
甲羅にちょっとした黒い粒みたいなものが付いているのは、最終脱皮を終えて、充分に成長した証拠で、充分に成長したものは、身が詰まっている場合が多いのが理由です。
【いいマムの日】
「日本の菊から世界のマム菊へ」との普及を目指す「OPTIMUM(オプティマム)」が、いい(11)マム(6)の語呂合わせにちなんで、11月6日に記念日を制定しています。
《マム(MUM)》
意味:菊。
菊は英語で、基本的には「chrysanthemum(クリサンセマム)」ですが、業界的には「マム」と呼ばれています。
【戦争と武力紛争による環境搾取防止のための国際デー】
国連総会にて11月6日に国際デーとして記念日制定されております。
国際表記:International Day for Preventing the Exploitation of the Environment in War and Armed Conflict
戦争や武力紛争が終わったとしても、その後、長年にわたって戦場となってしまった地域では、環境被害が続くことから、環境破壊の防止、戦争や紛争自体の防止が、世界的に呼びかけられています。
(以上、ネット検索より)