8月28日は、民放テレビスタートの日&テレビCMの日&バイオリンの日&ワシントン大行進が行われる&第1回 気象予報士試験が行われる
【民放テレビスタートの日】
1953(昭和28)年8月28日午前11時20分、日本初の民放テレビ放送局の「日本テレビ」が、放送を開始したことにちなんで、記念日が制定されています。
日本初のテレビ放送自体は、同年2月1日から始まったNHKでした。
テレビ放送が開始されるも、当時はテレビ自体の価格が非常に高く、一般家庭にはなかなか普及していませんでした。
そのため、盛り場、駅、公園、公共広場に設置された街頭テレビを通して、プロレスやプロボクシングをはじめとした、主にスポーツ番組を、近所の人たちが一箇所に集まって見ながら楽しむ スタイルが主流でした。
【テレビCMの日】
https://youtu.be/1V9ObYayjzc
1953(昭和28)年8月28日に、日本テレビが日本初の民放テレビ放送を開始したのに伴い、初のテレビCMも放送されたことにちなんで、日本民間放送連盟が記念日に制定しています。
日本初のテレビCMは、精工舎が提供した時報のお知らせでした。
精工舎=現: セイコーホールディングス株式会社
初のCMが放送されましたが、フィルムが裏返しで、音も不明瞭だったため、約3秒ほどで強制停止されてしまう事態に。
初回の強制停止を受けて、同日夜7時に流れた同CM第2回目放送のときには、無事に最後まで放映されています。
【バイオリンの日】
1880(明治13)年8月28日、深川(東京都)の三味線職人だった、松永定次郎(ていじろう)氏が、国産初のバイオリンを完成させたことにちなんで、記念日が設けられています。
バイオリンは弦楽器の一種で、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの4種のバイオリン属楽器の中で、最も小さく、最も高音域を出す楽器です。
ちなみに、日本にバイオリンが伝わった時期は不明ながら、16世紀(1500年代)には、既に弦楽器の数種類が日本に伝承されていたとの記録が残っています。
【ワシントン大行進が行われる】
1963(昭和38)年8月28日、アメリカ・ワシントンD.C.で、公民権運動家の牧師マーティン・ルーサー・キング・ジュニア氏らによって、人種差別撤廃を求める運動「ワシントン大行進」が行われました。
国際表記:The Great March on Washington
アメリカ第16代 エイブラハム・リンカーン大統領による「奴隷解放宣言」から100年経った1960年代でも、依然として白人以外の有色人種への差別が後を絶たない現状が続いていて、アメリカ国民の不満は大いに募っていました。
そこで、立ち上がったキング牧師ら公民権運動家たちが、人種差別の撤廃を求めて、リンカーン記念堂前に建設されているワシントン記念塔広場への集結を呼びかけました。
当時は、テレビやインターネットはなく、主に、ラジオや口コミによる呼びかけだったにも関わらず、ワシントン広場前には、当日約20万人以上もの人たちが詰めかけました。
この行進の最中に行われたキング牧師の「I Have a Dream」で始まる演説には、約20万人以上が静寂を保って聞き入り、演説が終わった際には、地響きが起こる程の熱狂と感動で包まれたとされ、今日でも多くのビジネス書や啓発本でも引用されています。
【第1回 気象予報士試験が行われる】
1994(平成6)年8月28日、日本で初めて気象予報士選定の国家試験が実施されました。
気象予報士試験は、気象庁専門担当者以外の人が気象予報を行う際の技術水準、信頼性を担保するための技能試験として創設されたもので、第1回試験の結果は、受験者:2,777人、合格者:500人、合格率:18% でした。
また、年々複雑に変化する気象を予報することは、常に大変難しいことから、気象予報士試験も、どんどん難解になっています。
2022(令和4)年時の気象予報士試験では、受験者:9,668人、合格者:449人、合格率:5.4%と、受験者数は増加傾向にあるものの、合格者数は年々減って行く、狭き門です。
試験は、年2回実施されています。
そして、この日は、気象予報士の日として、記念日に制定されています。
《余談》
気象予報士の草分け・森田正光さんは、第1回試験(1994年8月)は不合格で、1995年2月の第2回試験で合格しました。
(以上、ネット検索より)