２月１日は、重ね正月／一夜正月＆琉球王国建国記念の日＆テレビ放送記念日＆「日本教育 テレビ」が開局＆仙台市天文台の日＆日本初の路面電車が開通

【重ね正月／一夜正月】

2月1日は、厄年の人のための2回目の正月とする向きがあり、重ね正月や一夜正月とも呼ばれています。

2月1日を、その年の2度目の元日と捉えることで、歳をひとつ多く取ったと仮定し、厄年を早くやり過ごそうとする考えから来た風習です。

そのため、地域によっては年かさねとも呼ばれ、独自の催しが行われています。

厄年は、厄災が自身に降りかかる年と言われ、一般的には数え年で、男性：25歳・42歳・61歳、女性：19歳・33歳・37歳の、それぞれ3回ずつあるとされています。

厄年の考えや行いに関して、科学的根拠は全くないものの、平安時代には、すでに厄年の考えが存在していて、地域差もあまりなく、全国的に根強く信じられているのは、割と珍しい風習です。

【琉球王国建国記念の日】

応永32年2月1日(新暦1425年2月28日)に、明の宣徳帝が、琉球国の尚巴志(しょうはし)を王としたとの交易記録が残っていて、この記録が、琉球が王国として対外的に認められたことが分かる最古の文書であることにちなんで、沖縄県観光事業協同組合が、旧暦の日付の2月1日に、記念日を制定しています。

例年2月1日には、琉球村をはじめとした各地で、記念日にちなんだ各種イベントが開催されています。

【テレビ放送記念日】

1953(昭和28)年2月1日に、日本初のテレビ本放送が、NHK東京放送局でスタートしたことにちなんで、記念日に制定されています。

太平洋戦争での敗戦後、ラジオ放送をはじめ、国民を扇動し得る媒体には統制が必要とのGHQの方針もあり、テレビ放映に関しても規制が敷かれていました。

しかし、NHK東京放送局でのテレビ放送を皮切りに、以後、日本テレビ：1953(昭和28)年8月、NHK大阪・NHK名古屋：1954(昭和29)年3月、ラジオ東京(現：TBS)：1960(昭和30)年4月ほか、各放送局でも順次テレビ放送が開始されています。

【「日本教育 テレビ」が開局】

教育番組専門チャンネルとして、「日本教育テレビ局(現テレビ朝日)」が、1957(昭和32)年に設立されました。

1959(昭和34)年2月1日から本放送が開始され、正式に開局しました。

その後、1960(昭和35)年12月10日には、社名をNETテレビに改称。

NET＝Nippon Education Television

改称を機に、教育番組だけでなく、バラエティやアニメ番組も増えていき、1977(昭和52)年には、全国朝日放送株式会社へと商号変更を行っています。

しかし、一般的には「テレビ朝日」の名称で親しまれていて、2003(平成15)年10月1日には、正式に「株式会社テレビ朝日」と改称されています。

【仙台市天文台の日】

1955(昭和30)年2月1日、宮城県仙台市の西公園で、「仙台市天文台」が運営を開始したことにちなんで、株式会社仙台天文サービスが記念日に制定しています。

同天文台は、市民からの寄付が基であり、地域や住民にひらかれた宇宙の広場としても人気のスポットとなっております。

【日本初の路面電車が開通】

1895(明治28)年2月1日、京都府にて日本初の路面電車の営業が開始されました。

路面電車は、塩小路東洞院～伏見町下油掛間の約6.4kmで、時速は10km/hの割りとゆっくりとした速度でした。

10km/h＝ゆっくりしたジョギング、速めのウォーキングに相当。

また、電車の先走りと呼ばれた、小学校を卒業したばかりの少年を、運転手の側や電車の脇に数名配置し、電車が来まっせ！危のうおまっせ！と、電車と同じ速度で走りながら叫び、電車が通ることを知らせるスタイルでした。

そして、この日は、京都市電開業記念日として制定されています。

（以上、ネット検索より）