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1月4日は、御用始め&取引所大発会&音楽ヒットチャートが誕生&世界点字デー

【御用始め】

1873(明治6)年から官公庁では、12月29日〜1月3日までは休暇とすることが法律で定められていて、年末年始の休みが明けて、例年1月4日から、その年最初の仕事が始まります。

土日の場合は、その直後の平日から

《御用》
用、用事の敬った表現
宮中・官庁や、江戸時代の幕府・藩の仕事
犯人をとらえること
といった意味があり、「御用始め」は、仕事の意味で使われています。

官公庁だけでなく、多くの民間企業でも、1月4日が平日の場合は、仕事始めの日としているところが多くあります。

しかし、近年では、雇用形態の多様性から、元日営業も含めた様々な働き方があり、仕事始めや仕事納めは、日付等関係なくなってきていて、意識も薄れてきている傾向にあります。


【取引所大発会】

証券取引所では、新年初めての立ち会いを、大発会(だいはっかい)と呼んでいて、以前は、1月6日に大発会が行われ、業務も午前中の前場で終了することが慣例でした。

しかし、証券業界全体の業績不振等から、大発会が1月4日に変更され、同日から終日取引が開始されています。

大発会では、昨年話題になった人物等をゲストとして招待し、「手締め」と呼ばれる手拍子が行われ、その年の取引が開始されます。


【音楽ヒットチャートが誕生】

1936(昭和11)年1月4日、アメリカの音楽雑誌「ビルボード誌」が、世界初の音楽ヒットチャート を発表しました。

ビルボード誌は、1890年代頃から、サーカスや移動動物園のランキング特集を行っていた経緯があり、ある時、誌面でサーカス場や移動動物園内のBGMとして流れていた曲の特集を組んだら、大好評を得たことから、徐々に楽曲紹介の記事を増やしていったことが、音楽ヒットチャートのきっかけだったとされています。

ビルボード誌発表の音楽ヒットチャートは、レコード販売数→後にCDの販売数、ラジオ局でのリクエスト数を元に、ビルボード誌独自の統計から割り出したものをチャート化して、掲載したものでした。

この企画は大きな反響を呼び、新たにヒットチャート専用番組が作られ、大人気コンテンツとなりました。

音楽ヒットチャートの大ヒットを受けて、同様の企画が他社からも始まり、一気に世界中に広まっていきました。

しかし、2000年代に入り、集計元の煩雑さ、地域による集計方法の相違、デジタル音源の登場から、アメリカでは、ビルボードヒットチャートの使用は控えられている傾向にあります。


【世界点字デー】

今日使われている点字を完成させた、ル・ブライユ氏の誕生日(1809[文化6]年1月4日)にちなんで、世界盲人連合(World Blind Union)が、1月4日に国際デーとして記念日に制定しています。

国際表記:World Braille Day

日本では、国際点字デーや、世界点字の日の名称で、同活動が行われています。

ブライユ氏は、5歳の時に両目とも失明し、10歳でパリ王立盲学校に入学。

盲学校時代に、自ら点字の発明を行い、15歳頃には、今日使われている点字の原型を完成させていたとされ、その功績は、視覚障害者に新たな希望を与えました。

同氏が発明した点字は、その後幾度も改良が加えられ、現在使用されている点字にまで昇華されています。

《余談》
英語圏とフランスでは、点字のことを「braille(ブライユ)」と呼びますが、これは、ブライユ氏の功績を讃えて、その名が冠された単語です。


(以上、ネット検索より)

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