10月25日は、リクエストの日&民間航空記念日&世界パスタデー&島原の乱&文部省美術展覧会が開催
【リクエストの日】
ベルリンのドイツ放送局で、1936(昭和11)年10月25日に、ラジオのリクエスト番組が始まったことにちなんで、記念日が制定されています。
同局が行っていた生演奏番組の放送中に、リスナーから「希望曲を演奏して欲しい」との電話があったことがきっかけで、視聴者の声を取り入れたリクエスト番組は大ヒットを記録しました。
日本でも、電リクとして人気を呼び、今日でもラジオ番組には欠かせないコーナーのひとつです。
【民間航空記念日】
1951(昭和26)年10月25日、戦後初の国内民間航空会社として設立された日本航空(JAL)から、一番機である「ど星号」で、東京~大阪~福岡間の運航が開始されたことにちなんで、記念日が制定されています。
第二次世界大戦で敗北した日本は、GHQの統制により、軍事的脅威の排除:戦時中アメリカの脅威となっていた日本の航空技術を削る目的、軍事産業の解体:軍部を含む日本の航空産業の解体 のため、航空機の運用は禁止されていました。
が、日本民間旅客機の定期路線が解禁され、以後、多くの航空機が就航を行っていきました。
また、民間航空機の運航は解禁されましたが、軍事目的の航空機に関する運用は、その後も一定期間制限が設けられていました。
【世界パスタデー】
1995(平成7)年10月25日に、イタリアで「第一回世界パスタ会議」が開催されたことにちなんで、国際デーとして記念日が制定されています。
国際表記:World Pasta Day
例年10月25日には、欧州圏やイタリアのパスタ製造業者連合会が中心に、合同でパスタの販売促進キャンペーンが展開されています。
《パスタ》
「麺」とほぼほぼ同義のイタリア語で、スパゲッティ、ペンネ、ラザニアなども、パスタに内包される一種とされています。
【島原の乱】
寛永14年10月25日(新暦1637年12月11日)、日本の歴史上最大の一揆と目されている「島原の乱」が勃発しました。
《島原の乱の経緯》
当時、圧政や過酷な重税に苦しんでいた島原藩(現:長崎県)の領民たちと、迫害を受けていたキリシタンたちが溜め込んでいた憤懣を爆発させるかたちで、大紛争に発展したもので、寛永14年10月25日を境にして、一揆は約半年間にも及んでいます。
領民やキリシタンの間で、圧倒的なカリスマ性を発揮し、支持を得ていた天草四郎を中心として、原城址に籠城し、徹底抗戦の構えを貫いたことが長期化の背景にあり、事態を重く見た幕府は、島原へ軍を派遣し、徹底弾圧を敢行。
結果的に一揆軍は力尽き、幕府軍に鎮圧され、籠城した一揆軍の約37,000人ほぼ全員が、惨殺されました。
《与えた影響》
徹底抗戦をされた根本的な原因のひとつに、キリスト教の教えが普及し過ぎたことにあると考えた幕府は、島原の乱弾圧後に、キリシタン排除の気運を強めていくことに。
以後、日本各地で行われていた外国船との交易を追放・制限する、いわゆる鎖国的措置が断行されていいきました。
そして、この日は、島原の乱の日として記念日が設けられています。
【文部省美術展覧会が開催】
1907(明治40)年10月25日、政府主催の官展である「第一回文部省美術展覧会」が開催されました。
公募によって寄せられた作品の中から厳選されたものが展示される「公募展」で、今日でも例年10月or11月の中旬あたりからの約1ヶ月間開催されています。
以前は、政府主催の「官展」とされていましたが、今日では民営化され、公益社団法人日展が主催する「日本美術展覧会(通称:日展)」として、主に六本木(東京都)にある国立新美術館にて開催されています。
近年では、地方巡回展も行われていて、来場者数は各年20万人以上を記録するなど、注目を集める展覧会です。
(以上、ネット検索より)