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11月17日は、雲仙普賢岳噴火&肺がん撲滅デー&国際学生の日&将棋の日&蓮根の日&スエズ運河が開通

【雲仙普賢岳噴火】

1990(平成2)年11月17日、長崎県の島原半島中央部に位置する雲仙普賢岳が、約200年ぶりに噴火。

第一次噴火は、2つの噴火孔から雲煙を認めるだけに留まるも、以後約半年間で、少なくとも5回の大きな噴火を記録し、噴火口が大きくなっていくとともに、周辺地域への被害も拡大されていきました。

《当時の被害状況》
雲仙普賢岳で連続的に発生した噴火活動は、長崎県の中でも特に、島原市、深江町に大きな被害をもたらす事態に発展しました。

噴火により発生した溶岩ドームが、土石流に変わった後も、粘性が高いまま堆積しながら、ゆっくりと広範囲に流れ落ちる状態が継続しました。

加えて、多くの火山灰も、豪雨によって流出していたことも重なり、その被害は広範囲なものでした。

雲仙普賢岳から約70kmちょっと離れた熊本空港では、航空機の発着陸に影響を与えるほどの降灰が確認された記録も残っています。

上記被害を汲んで、長崎県島原市が、11月17日を「島原防災の日」と制定し、雲仙普賢岳を含め、次、いつあるやもしれない噴火活動への脅威に対する呼びかけ、備えが促されています。


【肺がん撲滅デー】

アメリカでは、毎年11月の第3週が「たばこ警告週間」であることにちなんで、国際肺癌学会が、日本でも啓発活動を広めるため、11月17日に記念日を制定しています。

肺がんは、癌の中でも年齢問わず死亡率が最も高いことから、肺がんを引き起こす要因や、予防ケアの認知活動が展開されています。

また、2018(平成30)年度の研究結果によると、喫煙者と肺がん発生率の因果関係は、はっきり証明されていないものの、疾患に罹った際に、喫煙者は非喫煙者に比べて、他の問題的症状を発症させるリスクが高まるとされています。


【国際学生の日】

1939(昭和14)年11月17日当時、チェコスロバキアに侵攻していたドイツ軍が、学生のデモ行進を鎮圧した際に、教授2人と学生9人を殺害してしまう事件が発生。

それから3年後の1942(昭和17)年11月17日、アメリカのワシントンで、世界各国の学生代表が集まり、上記鎮圧の際に犠牲となった方々への追悼式が行われました。

その際に、11月17日を「学生の日」として、後年まで忘れないために、記念日とすることが宣言されています。

現在は、国際学生デーに改称されていて、国際デーとして世界的な活動が展開されています。

国際表記:International Students’ Day


【将棋の日】

将棋好きだった時の江戸幕府第8代将軍・徳川吉宗が、11月17日を「お城将棋の日」に制定し、毎年1回の御前対局制度化を宣言しました。

この宣言にちなんで、日本将棋連盟が旧暦の日付のまま、11月17日に記念日を制定しています。

《余談》
徳川家重(いえしげ):江戸幕府・第9代将軍:吉宗の子、徳川家治(いえはる):江戸幕府・第10代将軍:吉宗の孫:家重の子も将棋好きで、特に徳川家治は、現代でも通用するようなセミプロ級の腕前だったそうで、自身でも独自の攻略法をいくつも編み出しています。

江戸幕府第8代将軍・徳川吉宗

《親子3代の将軍比較》
[徳川吉宗の性格や特徴]
・時代劇ドラマ暴れん坊将軍のモデル
・名君の誉れ高い
・中興の祖と称されれる
・通称:米将軍
・勤勉家
・切れ者
・好奇心旺盛でアグレッシブ
・自己プロディース力が高い
・有言実行タイプ
・武芸に優れる
・芸事にも優れる
・新しいもの好き
・絵画好き
・若い頃は女性に手が早かった
・将軍前期:庶民からの期待大
・将軍後期:庶民からはあまり人気ない
・紀州藩主:将軍就任までの経緯に陰謀説あり

[徳川家重の性格や特徴]
・小便公方と揶揄されるほどの頻尿持ち
・脳性麻痺からくる言語障害があった?
・歯ぎしり癖がひどかった模様
・割と偏屈
・何かと大岡忠光頼り
・スカウト(人事)能力が高い
・将棋が強い
・能が好き
・お酒大好き
・酒癖が悪い
・割りと内向的
・実はイケメン?
・女性説がある

[徳川家治の性格や特徴]
・幼き頃より天才
・祖父:徳川吉宗から寵愛を受ける
・帝王学を始めとした英才教育も吉宗から直々に受ける
・おじいちゃん(吉宗)子
・将棋好きで、めっぽう強い
・囲碁も好き
・絵も上手い
・愛妻家
・温厚
・心優しい
・ビタミン不足?からくる無気力感:中期以降


【蓮根の日】

1994(平成6)年11月17日、全国のレンコン産地関係者が、茨城県土浦市に集まり、「蓮根サミット 」を開催したことににちなんで、記念日が制定されています。

レンコンは、蓮根、蓮茎、藕とも書き、原産地はインドとされています。

また、輪切りにすると穴が空いている様子は、先を見通すことに通じ、縁起が良い食べ物とされていることから、古来より、おせち料理やお祝い事には、多用される食材のひとつです。


【スエズ運河が開通】

1869(明治2)年11月17日、地中海と紅海を結ぶ「スエズ運河」が開通しました。

スエズ運河開通以前、中東アジア〜ヨーロッパ間を往来するには、アフリカ大陸の外周を迂回するルートが、航海的に最も最短とされていました。

しかし、アフリカ大陸迂回ルートは、時間、コスト、経費、労力などが嵩むことから、リスクの高いルートでもありました。

が、スエズ運河の開通により、アフリカ大陸を迂回することなく、アジア・インド〜ヨーロッパ諸国への運行が可能になったため、時間や燃料、労力を含む大幅なコスト削減に成功し、海上運搬業を中心に、活性化が進んで行きました。

(以上、ネット検索より)

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