8月25日は、即席ラーメン記念日&川柳発祥の日&北里柴三郎氏がペスト菌を発見&羽田空港が開港
【即席ラーメン記念日】
1958(昭和33)年8月25日、日清食品株式会社が世界初の即席ラーメンである「チキンラーメン」を発売したことにちなんで、記念日が制定されていて、チキンラーメン誕生の日とも呼ばれています。
日清食品の創業者でもある安藤百福(ももふく)氏は、「いつでも、どこでも、手軽に食べられて、家庭に常備できるラーメン」を構想理念に掲げ、試行錯誤の末に、当時画期的だった、麺を油で揚げる瞬間油熱乾燥法の開発に見事成功。
美味しい、保存が利く、手間要らず、安い、安全と、自身が理念に掲げた各条件をクリアする一品が誕生しました。
また、発売当初の価格は、うどん1玉6円だったのに対し、チキンラーメン1袋(85g)35円と割高だったものの、熱湯をかければ3分後にはラーメンが食べられるという手軽さが受けて、爆発的に大ヒットしました。
その人気は国内だけに留まらず、海外でも人気商品であり、今日でも世界中の方々に愛され続けています。
【川柳発祥の日】
宝暦7年8月25日(新暦:1757年10月7日)、前句付けの点者師だった柄井川柳(からいせんりゅう)が、初の川柳万句合を興行したとされていることにちなんで、記念日が設けられています。
前句付け=連歌や俳諧連歌の遊戯的な文芸のひとつ。
点者=連歌や俳諧を「点料」と呼ばれる報酬を受け取って評点し、その優劣を判定する職業の一種。
季語を必要としない川柳は、難しい解釈のものよりも、より一般生活に近く、わかりやすいものが好まれる傾向があり、リズムに合わせて気軽に詠めることもあって、江戸時代の頃から親しまれています。
また、柄井川柳が最初の万句合を興行した場所の推定跡地の東京都台東区蔵前4丁目には、「川柳発祥の地」として記念碑が設けられています。
【北里柴三郎氏がペスト菌を発見】
人類の歴史を通じて、最も致死率の高い伝染病と恐れられたペストは、1300年代の欧州で全人口の約3分の1が死に至ったこともあり、全世界で不治の病とされていました。
が、1894(明治27)年8月25日、細菌学者の北里柴三郎博士が、ペストの病原体である「ペスト菌」を発見したことで、不治の病と恐れられていたペストの治療に活路を見出しました。
また、全くの同時期に、パスツール研究所の細菌学者アレクサンドル・イェルサン博士も、ペストの病原体を発見。
2人のペスト菌治療法発見の功績は人類の救世主と称され、今なお世界中で称賛され続けています。
【羽田空港が開港】
1931(昭和6)年8月25日、東京都大田区羽田に国内初の民間航空機専用空港の「東京飛行場」が開港しました。
開港当初は、面積:53ha、全長:300m、幅:15m で、管制塔もなく、飛行機1台がかろうじて発着できる程度の規模でした。
が、日本の民間航空黎明期における重要な飛行場として機能し、その役割を果たしていました。
東京飛行場からの飛行第1便は、日本航空輸送の中国・大連行き定期便でしたが、航空運賃が大変高額過ぎて、乗客がいなかったため、代わりに、大連のカフェに送る松虫や鈴虫6,000匹が運ばれたとの記録が残っています。
東京飛行場は、その後改修されるとともに、規模も都度都度拡張されていき、1952(昭和37)年には、「東京国際空港(通称:羽田空港)」に改称されています。
また、1956(昭和31)年には、国内第一号の「国際航空拠点」に指定され、近年も、拡張と発展を続けています。
そして、この日は、「東京国際空港開港記念日」として制定されています。
(以上、ネット検索より)