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12月28日は、仕事納めの日&身体検査の日&ディスクジョッキーの日&世界初となる映画の商業上映がスタートした日
【仕事納めの日】
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1873(明治6)年から、官公庁は12月29日〜1月3日までを休暇とすることが法律で定められていて、官公庁では例年12月28日が年内最後の業務日となることから、仕事納めの日、御用納めと呼ばれています。
また、土日祝日を休みとしている民間企業でも、12月28日に仕事納めを設けるところが多く、12月29日が出社だとしても挨拶回りや社内清掃などに充てられているところが多いそうです。
《御用》
用、用事などの敬った表現、宮中・官庁や、江戸時代の幕府・藩の仕事、犯人をとらえることなどの意味があり、「御用納め」は仕事の意味で使われています。
【身体検査の日】
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1888(明治21)年12月28日に、当時の文部省が、すべての学校で毎年4月に生徒の活力検査(身体検査)を実施するよう訓令を発したことにちなんで記念日が制定されています。
当時の検査項目は、身長、体重、臀囲:お尻まわり、胸囲、指極:両手を水平に伸ばした長さ、力量、握力、肺活量と、割と細かく計測されていました。
が、以後検査項目の改定が繰り返され、近年では、身長、体重、胸囲などの発育に関係する必要最小限の項目に絞り込まれている傾向にあります。
【ディスクジョッキーの日】
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日本におけるDJ(ディスクジョッキー)の草分け的存在だった糸居五郎氏の活動や業績を称え、同氏の命日に追悼の意を込めて、ラジオ番組の製作やDJの養成などを手がけている株式会社サンディが記念日に制定しています。
命日:1984(昭和59)年12月28日。
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糸居氏は、ニッポン放送局の人気ラジオ番組「オールナイトニッポン」の初代ディスクジョッキーとしても活躍し、リスナーからの投書やリクエストが番組の主力とされるラジオ番組において 、音楽はDJがかけるものとの信念で、自ら選曲にこだわったことなど、最初で最後の「職人DJ」とも称されています。
【世界初となる映画の商業上映がスタート】
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1895(明治28)年12月28日、フランス・パリで世界初となるシネマトグラフでの有料映画公開が行われました。
それまであったトーマス・エジソン氏が開発した個人用映画鑑賞機キネトスコープを、リュミエール兄弟が改良を加え発明したものです。
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エジソン氏が発明したキネトスコープは、映画が上映されている箱を覗き込むスタイルだったことから、1台につき1人しか映像を見ることができなかったのに対し、シネマトグラフは、映像をスクリーンに投影することによって、1本の映画を一度に多くの人が鑑賞できるようにしたもの でした。
当時上映された映画は『工場の出口』『馬芸』『金魚採り』 などの10作品。
同じ映画を同じ場所で、大人数で大画面で見るスタイルは大変好評を博し、連日大盛況だったそうです。
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《余談》
上映が行われた場所は、フランス・パリにあったカフェの地階スペースで。今日ではカフェやスペースはないものの、跡地に建てられた「ホテル・スクリーブ・パリ」の一画には、シネマトグラフで映画が上映されたことを残す銘板が設置されています。
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また、同ホテル内にはシネマトグラフを発明し、同地で映画上映を行ったリュミエール兄弟の名を冠したカフェ「カフェ・リュミエール」が営業しています。
そして、この日は、シネマトグラフの日として記念日のひとつに制定されています。
(以上、ネット検索より)