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5月20日は、小満(2024年)&世界計量記念日&電気自動車の日&成田空港が開港&東京港開港記念日&世界ミツバチの日&ズボンの特許が認可される

【小満(2024年)】

小満(しょうまん)は季節の変わり目を表す二十四節気のひとつで、定気法にて、太陽黄経が60度のときと定義されていて、2024(令和6)年は5月20日に該当します。

中央標準時:5月20日22時00分。

例年5月下旬に差し掛かる時期は陽気が良くなり、万物に生気が充満し、草木が生い茂始めるため、(農作物なども発芽するので)ちょっと安心(≒ 小さい満足)との意味合いから、その名が付いています(諸説あり)。

また、西洋占星術では、小満となる日が双児宮(≒ふたご座)の始まりとされています。


【世界計量記念日】

フランス政府の提唱で、1875(明治18)年5月20日に「メートル条約」が、欧米17か国間で締結されたことにちなんで、国際デーとして記念日が制定されています。

国際表記:World Metrology Day

各国内でも、地域によって長さの単位は統一されていないところが多かった当時、主に、貿易等の商業面で、長さの基準や単位がバラバラだと何かと不都合が生じる状態が続いていました。

が、「メートル条約」の締結によって、条約締結国同士であれば、どこでも同じ長さの単位が使用可能となりました。

また、メートルは、北極点から赤道までの子午線の1,000万分の1と定義され、地球の円周は、4万kmであることも「メートル条約」の締結によって、併せて定められています。

日本では、江戸時代から長さの単位として、主に「尺貫法」が用いられていましたが、1886(明治19)年に「メートル条約」へ加盟したのを機に、新たな長さの単位の「メートル」の使用が開始されています。

しかし、当初は、尺貫法とメートル法の併用が続いていたため、メートル条約加盟のメリットは少ない状態でした。

そのため、1921(大正10)年4月11日に公布された改正度量衡法によって、長さの単位として「メートル」を使用することが義務付けられています。


【電気自動車の日】

島津源蔵氏

1917(大正6)年に、日本電池株式会社が創業され、同社創業者のひとりでもあり、日本で初めて鉛蓄電池の製造に成功した島津源蔵氏が、アメリカから電気自動車「デトロイト号」を輸入しました。

その「デトロイト号」を、日本電池株式会社の後身会社となった株式会社ジーエス・ユアサコーポレーションが、約90年ぶりに復活させた日付けが、2009(平成21)年5月20日だったことにちなんで、同社が記念日に制定しています。

《鉛蓄電池》
電極に鉛を用いた二次電池の一種で、(車などの)バッテリー、(大型)電化製品、非常用電気で多く使用されています。

近年、地球温暖化や原油高騰の影響によって、電気自動車への意識が世界的にも急速に高まっていて、電気自動車、ハイブリッド自動車、(一部)ディーゼル車を含む環境への負荷が少ない低公害車はエコカーと呼ばれ、個人所有自動車だけでなく、企業車もエコカーへの切り替えが急速に進んでいます。


【成田空港が開港】

1978(昭和53)年5月20日、千葉県成田市に「新東京国際空港」が開港しました(現:成田国際空港)。

新空港建設が閣議決定されたのは1966(昭和41)年のことで、実に12年もの歳月が掛かった上での開港には、空港建設に対する地元の強い反対運動があり、開港後も、空港内の一部は個人私有地のままになるなど、問題点も多いなかでの開港でした。

また、成田空港建設反対運動は、その過程で死者も出てしまうほどの激しい闘争だったため、1978(昭和53)年5月20日に行われた新東京国際空港の開港式は、1万人を超える機動隊が警備する緊張状態の中で行われ、様々な意味で注目を集めました。

そして、この日は、「新東京国際空港の日」「成田空港開港記念日」の名称で記念日が制定されています。


【東京港開港記念日】

1941(昭和16)年5月20日に、東京港の一部として、芝浦埠頭、竹芝埠頭がそれぞれ完成し、外国貿易港としての開港指定を受けたことにちなんで、記念日が設けられています。

それまでは、東京圏内の貿易自体も横浜港だけに依存していましたが、関東大震災の影響によって、東京にも大型船が入港できる場所の必要性が叫ばれるようになり、これに応えるかたちで東京港が設置されています。

東京港は今日、日本の主要な国際貿易港である五大港のひとつに数えられています。

《五大港》
東京港:東京都
横浜港:神奈川県
名古屋港:愛知県
大阪港:大阪府
神戸港:兵庫県


【世界ミツバチの日】

養蜂が盛んなスロベニアにて、近代養蜂の先駆者と称されるアントン・ヤンシャ氏の誕生日(1734[享保19]年5月20日)にちなんで、スロベニア政府が国際デーとして、5月20日に記念日を制定しています。

国際表記:World Bee Day

はちみつをはじめとして、人間はミツバチなどの花粉媒介者ポリネーターのおかげで、食料の一部を得ることが出来ています。

加えて、農作物を含む植物を受粉させることで、地球上の生命を維持していることから、ミツバチや養蜂の保護は、貧困や飢餓を減らすことにも繋がると考えられています。

そのため、ミツバチやその他の花粉媒介者の役割や重要性を認識するためのイベントやシンポジウムが、世界各地で開催されています。


【ズボンの特許が認可される】

リーヴァイ・ストラウス

1873(明治6)年5月20日、アメリカで服飾業を営んでいたリーヴァイ・ストラウス:「LEVI’S」創業者、ジェイコブ・デイヴィスが共同で開発した、リベットでポケットを補強したズボンの特許を取得しました。

リベット:頭部とねじ部がなく、専用の工具を用いて反対側の端部を塑性変形させて接合させる部品。

ズボン自体は、紀元前から古代ギリシャや古代中国で騎兵用の着用具として、ズボンに似た服が着られていたとされていて、主にヨーロッパでは、16世紀後半頃から一般にも普及したと考えられています。

両氏が新たに開発し、特許を得たズボンは、生地を含めて今日一般的に普及されているジーンズの元であることから、特許取得日がジーンズの発祥とされています。

《余談》
ジーンズのズボンは、ジーンズパンツ、デニムの呼称がありますが、名称による違いは割とあいまいで、それぞれ、そう呼ばれるようになった由来もいくつかあり、詳細は不詳なだけでなく、ズボンと呼ばれるようになった経緯自体も複数あるため、由来元ははっきりしていません。

ちなみに、「ズボン」は漢字だと「洋袴」の字が当てられています。


(以上、ネット検索より)

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