1月29日は、STAP細胞騒動&人口調査記念日&昭和基地開設記念日/南極の日&タウン情報の日
【STAP細胞騒動】
2014(平成26)年1月29日、小保方晴子:理化学研究所、笹井芳樹:理化学研究所、チャールズ・バカンティ:ハーバード・メディカルスクール、若山照彦:山梨大学を中心とした、日米合同研究チームが、あらゆる細胞に成り得る新型万能細胞「刺激惹起性多能性獲得細胞(通称STAP細胞」の生成に成功した旨の論文を発表しました(所属はいづれも当時)。
STAP細胞は、「ある特定の機能を有した細胞に、ある特定の外的刺激を与えることによって、別の機能に変えることが出来る細胞(超意訳)」のことで、生物学会の間では、ありえない現象と目されていました。
が、発表された論文が、世界的権威のある科学学術誌「ネイチャー」だったことから、生物学をはじめとした、これまでの常識をくつがえす大発見とされ、研究者の間だけでなく、世界的にも大きな衝撃として伝えられました。
しかし、論文発表直後から、様々な疑義や不正が指摘され、第3機関での再現実験では、論文通りの手順を踏んだ幾回もの実験で、1度もSTAP現象は再現出来なかったことが決定的となり、論文は撤回。
科学学術誌「ネイチャー」も、STAP細胞自体の存在可能性は残るものの、論文上の手続きでの発生は不可と、ほぼ全否定して内容を改めています。
一連のSTAP現象騒動では、理化学研究所や、所属していた研究者たちの研究管理体制の杜撰さ、不正研究の認定実態、実験過程をはじめとした記述内容の稚拙さ、実験結果改ざんの実態などなどが次々と明るみになり、いづれも多方面に影響を与えかねない大問題として、連日世界的に報道されました。
【人口調査記念日】
1872(明治5)年1月29日に、日本初の全国戸籍調査が実施されたことにちなんで、記念日が設けられています。
当時の人口は、男性:1,679万6,158、女性:1,631万4,667の合計3,311万825人でした。
《余談》
総務省統計局が発表している2024(令和6)年度末まで確定値のデータでは、男性:5,925万8、女性:6,230万3の総人口1億2,156万1千人です(住民基本台帳に基づく人口、百の位以下は四捨五入)。
また、日本初の戸籍制度は、645(大化元)年に行われた大化の改新の時だとされていて、年貢を徴収するため、田畑の大きさとともに、その土地の人も登録するようにした制度が、後の戸籍制度に繋がっていると考えられています。
大化の改新時に調査編製されたものは、編製年の干支から「壬申(じんしん)戸籍」と呼ばれています。
【昭和基地開設記念日/南極の日】
1957(昭和32)年1月29日、日本の南極観測隊が、オングル島(南極)への上陸に成功し、「昭和基地」を開設したことにちなんで、記念日が設けられています。
当時は、国際地球観測年と銘打った世界規模の活動が展開されていて、その一環として、南極開発も進められていました。
日本も同活動に参加し、結果として、南極大陸には世界12ヶ国による観測網が敷かれました。
昭和基地の名称は、基地建設が行われた元号にちなんだもので、日本の南極基地としては、昭和基地以外にも、みずほ基地、あすか基地、ドームふじ基地の4基地が展開されています。
【タウン情報の日】
1973(昭和48)年1月29日に、日本初のタウン情報誌「ながの情報」が、長根県長野市で発行されたことにちなんで、タウン情報全国ネットワークが記念日に制定しています。
タウン情報誌は地域情報誌とも呼ばれていて、一般的には、ある都市や隣接する特定の地域にスポットを当てたもので、各地域に根ざした情報を取り扱っています。
「ウォーカー(Walker)」シリーズ:都市型情報雑誌、「じゃらん」シリーズ:旅の情報誌、タウン情報誌:フリーペーパー型ほか、多くのタウン情報誌が刊行、またはWebメディア化されていて、それぞれの土地柄によって、タウン情報誌の特徴も大きく異なります。
併せて、その土地ならではの、割とコアな情報もふんだんに掲載されていることから、その地域の観光案内的需要も増えている傾向にあります。
(以上、ネット検索より)