見出し画像

11月25日は、三島事件&バイラルの日&女性に対する暴力廃絶のための国際デー&「OL」という言葉が初めて誌面に登場&ハイビジョンの日&金型の日

【三島事件】

日本を代表する、小説家、劇作家、随筆家、評論家、政治活動家、皇国主義者にして、戦後の日本文学界を象徴する作家の一人でもあり、その作品はノーベル文学賞候補になるなど、海外でも広く認知されていた作家の三島由紀夫氏。

そんな同氏が、1970(昭和45)年11月25日、憲法改正を訴えるため、自ら主催する「楯の会」のメンバーと共に、市ヶ谷(東京都)にある陸上自衛隊東部方面総監部にて総監を人質にとり、自衛隊の決起を呼びかける、一種のクーデターを起こしました。

本館前に自衛官1,000人を集合させ、約10分間演説を行った直後、自ら割腹し、命を絶つ結末に。

この事件は、日本社会に大きな衝撃をもたらしただけでなく、海外でも国際的な名声を持つ作家の起こした行動に、驚きの声があがりました。

《憂国忌》
三島由紀夫氏が自衛隊基地に乗り込み、割腹自殺をした11月25日は、自身の小説「憂国」にちなんで、「憂国忌」として、例年供養が営まれています。


【バイラルの日】

日本初の本格バイラルキャンペーンである株式会社タイトーのPSPゲーム「EXIT」のキャンペーンが、2005(平成17)年11月25日に実施されたことにちなんで、同キャンペーンを手がけた、ロカリサーチ株式会社が記念日に制定しています。

バイラルキャンペーンは、主に個人が使用しているSNSアカウントや、ネット発信を通して、ウイルスのように伝播し、話題となり、拡がっていく状態のことを指す言葉で、口コミ、レビュー がバイラルの代表例とされています。

実際の利用者やユーザーの生の声が知れることから、企業側は、広告費をあまり掛けずに宣伝活動が行える一種の広告マーケティングツールとして、関連業界を始め、注目が集まっています。

が、反面として、近年では口コミやレビューを自作したり、虚偽量産も散見し、その手法を逆手に取った、過度な宣伝活動が問題視されている側面も孕んでいます。


【女性に対する暴力廃絶のための国際デー】

1961(昭和36)年11月25日、ドミニカ共和国の政治活動家だったミラバル3姉妹が、当時のドミニカ支配者:ラファエル・トルヒジョ氏の命令により、惨殺されてしまう出来事が発生。

この悲劇を受けて、国連が追悼の念を込めて、国際デーとして記念日に制定しています。

国際表記:International Day for the Elimination of Violence against Women

日本でも、2001(平成13)年からは、内閣府主導で、女性に対する様々な暴力をなくすための運動 が、例年11月12日〜11月25日までの約2週間、実施されています。


【「OL」という言葉が初めて誌面に登場】

女性週刊誌女性自身が、1963(昭和38)年11月25日に発売した誌面内で、初めて「OL(Office Lady)」という言葉が登場しました。

それまでは、職場で働く女性のことを「BG(Business Girl)」と呼んでいましたが、この言葉は、主にアメリカで、商売女、娼婦といった隠語的意味合いも含んでいるということが分かり、同年9月には、NHKが放送禁止用語の措置をとっていました。

そこで、新たに代わる言葉を誌面で一般募集をした中から、「OL(オフィス レディ)」の言葉が採用されています。

《余談》
近年では、男女別称の撤廃が進んでいて、「OL」の呼称も、「オフィスワーカー(OW)」や、呼称自体を設けず、会社員、事務員と変わりつつあります。


【ハイビジョンの日】

ハイビジョンの走査線の数が、1,125本なことから、数字を11月25日に見立てて、郵政省(現:総務省)とNHKが、記念日に制定しています。

従来のアナログ放送は走査線が、525本だったのに対し、ハイビジョンは1,125本と、約2倍の解像度で美しい画面を見ることが可能です。

また、11月25日のハイビジョンの日とは別に、ハイビジョンテレビの画面対比が「9:16」なことから、通商産業省(現:経済産業省)が、9月16日をハイビジョンの日として、記念日に制定しています。

白黒テレビ


【金型の日】

1957(昭和32)年11月25日に、日本金型工業会が設立されたことにちなんで、同会が記念日に制定しています。

金型産業の重要性を広く訴えるとともに、金型産業の地位向上を願う思いが込められています。

《金型》
金属製工業製品や、樹脂製部品を圧力による塑性(そせい)加工や、射出成型によって製造するための型のこと。

また、ある特定の製品や、部品を創り出す模型を指す場合もあります。

戦後復興期や、高度成長期の日本では、金型技術の発展が、その成長を下支えしたこともあり、日本産業の大きな役目を担っています。

また、金型の品質次第では、完成する製品にも影響を与えることから、海外からも評価の高い日本製品の品質の良さは、金型の良さがひとつの要因とも言われています。


(以上、ネット検索より)

いいなと思ったら応援しよう!