1月21日は、ライバルが手を結ぶ日&高尾山ケーブルカーが開業&料理番組の日&瞳の黄金比率の日
【ライバルが手を結ぶ日】
慶応2年1月21日(新暦1866年3月7日)、土佐藩士・坂本龍馬らの仲介で、当時犬猿の仲とされていた薩摩藩と長州藩が京都で謁見し、「薩長同盟」が結ばれたことに由来して、記念日が制定されています。
当時は、
薩摩藩=立場:幕府の開国路線支持、方針:緩やかな幕政改革方針
長州藩=立場:攘夷論の筆頭、方針:急進的な反幕府・倒幕体制
上記のようであったこともあり、両者は容易に相容れない立場関係にありました。
そこに加えて、元治元年7月19日(新暦1864年8月20日)に起こった禁門の変(蛤御門の変)では、倒幕行動を起こした長州藩と、幕府支援の薩摩藩とで武力衝突があり、武力で勝る薩摩藩に、長州藩は大惨敗を喫していました。
が、薩摩藩内部での方向性が変わり始めたのを機に、倒幕の目的のため、敵対関係にあった両藩は、お互い認めるべきとこは認め合い、過去ではなく、未来へ向けた話し合いの末に、両藩が手を結んだことで、以後の明治維新へと繋がっていきました。
【高尾山ケーブルカーが開業】
1927(昭和2)年1月21日、東京都八王子市に位置する高尾山の麓と山中を繋ぐケーブルカー運営会社「高尾登山電鉄株式会社」が、清滝駅〜高尾山駅間で開業しました。
高尾山は、戦前から「信仰の山」として参拝者が多く、東京23区内からも気軽に行ける山として、親しまれていました。
しかし、山麓から山頂までは、割と険しい山道を登ることになるため、その補助としてケーブルカーが設けられました。
ケーブルカーの登場により、戦中には、戦勝祈願、武運長久を祈願する参拝者が一層増えました。
《高尾山関連情報》
高尾山は標高599mで、関東百名山のひとつに数えられています。
麓からだと登るのは優しくはないが、そこまで難しくもない山とされていて、さまざまな登山ルートが楽しめ、高尾山山頂からは、他の山への稜線歩きもできることでも人気を博しています。
稜線=山頂と別の山頂を結ぶ尾根道。
ケーブルカーやリフトのおかげで、高尾山への登頂がしやすくなったこともあり、2009(平成21)年には、年間登山者数は約260万人を超え、世界一の登山者数を誇る山となり、今日でも年間を通して大いに賑わっています。
加えて、2020(令和2)年6月19日には、東京都初の「日本遺産」にも登録されています。
《高尾山・登録表記》
霊気満山 高尾山
〜人々の祈りが紡ぐ桑都(そうと)物語〜
【料理番組の日】
1937(昭和12)年1月21日に、料理番組の元祖とされるTV番組「Cook’s Night Out(夕べの料理)」の放送が、イギリスBBCテレビで開始されたことにちなんで、記念日が制定されています。
同番組の第1回目の料理は「オムレツの作り方」で、この番組を担当した料理人のマルセル・ブールスタン氏は、テレビ番組内で料理を作った世界初の料理人でした。
以後、類似番組が多数制作されていく中で、料理人の世界からも、多くのスターが誕生していきました。
日本の料理番組の先駆けは、日本テレビ系列で放送されている「キューピー3分クッキング」で、1963(昭和38)年1月21日のスタートから、現在も続く長寿料理番組です。
【瞳の黄金比率の日】
ある意識調査によって、白目と黒目の比率は「1:2:1」の瞳がかわいいと発表されたことにちなんで、輝く瞳推進委員会が、1:2:1を1月21日と見立てて記念日に制定しています。
同委員会では、魅力的な瞳の考察を年度ごとに行っていて、また、同じ理由から、12月1日も同名の記念日を制定しています。
(以上、ネット検索より)