9月20日は、初の国産ロケットが打ち上げ&お手玉の日&バスの日&空の日&東京六大学リーグ戦が開幕
【初の国産ロケットが打ち上げ】
1957(昭和32)年9月20日、秋田県道川海岸のロケットセンターから、国産初のロケットが打ち上げられました。
東大生産技術研究所の糸川英夫博士らチームが制作した観測用の「ロケット・カッパー4C型1号機」は、全長:5.93m、重量:378kgのペンシル型ロケットでした。
打ち上げ実験は見事成功し、その後、多くのロケット開発に尽力した功績から、糸川博士は日本宇宙開発の父、ロケット開発の父と称されています。
そして、この日は、国産ロケット初打ち上げの日として、記念日のひとつに制定されています。
【お手玉の日】
1992(平成4)9月20日に、「第1回全国お手玉遊び大会」が愛媛県新居浜市で開かれたことにちなんで、日本のお手玉の会が記念日に制定しています。
飛鳥時代の頃には、日本に伝わっていたとされるお手玉は、聖徳太子(≒厩戸皇子)も実際にお手玉(に似たもの?)をしたとの伝承があり、古くから多くの方々に親しまれてきました。
当時は、水晶でできた玉で、遊びの一環としてだけでなく、神事や儀式でも使用されていたと考えられていて、平安時代頃より、貴族の娯楽として嗜まれるようになりました。
江戸時代に入ると、遊びとしての質が向上し、技法、芸術性、装飾性が重視されると同時に、手先の訓練、精神集中の鍛錬としても愛用されていました。
そんな歴史あるお手玉遊びの楽しさや魅力を、これからも伝え残していきたいとの思いから、記念日が設けられています。
【バスの日】
1903(明治36)年9月20日、日本初の営業バスが、堀川中立売~七条~祇園(京都府)の間を運行したことにちなんで、日本バス協会が記念日に制定しています。
当時走っていたバスは、蒸気自動車を改造した6人乗りの屋根なし車で、バスというよりはワゴンタイプの車でしたが、指定区間を定期的に走るバスの運行は、路面電車が通れない道でも、初期設備が少なく走れることで人気を集め、以後、全国各地にバス営業が広まっていきました。
【空の日】
1911(明治44)年9月20日、山田猪三郎氏が開発した「山田式飛行船」が、約1時間の東京上空滞空飛行に成功したことにちなんで、当初は「航空の日」の名称で記念日に制定されていました。
後に運輸省(現:国土交通省)航空局が「空の日」として改称したのと同時に、9月20日~30日を「空の旬間」と制定しています。
「山田式飛行船」は、複数のガス袋と重心の制御によって安定性を確保する設計が特徴で、同年9月8日には初飛行実験に成功していて、9月20日の実験で、長時間飛行も可能なことを証明しました。
同技術によって、以後の日本の飛行船技術が飛躍的に発展していき、山田猪三郎氏自身も、以後数々の改良機を開発した功績から、日本航空界の先覚者と称されています。
例年9月20日前後の週には、各空港にて「スカイフェスタ」などの大規模イベントが行われる他、普段あまり見ることが出来ない、空港施設見学、管制塔見学、航空教室といった様々な企画が行われています。
【東京六大学リーグ戦が開幕】
1925(大正14)年9月20日、東京六大学野球リーグ戦が開幕しました。
同大会は東京にある、早稲田大学、慶應義塾、明治大学、法政大学、東京大学、立教大学、6校の各硬式野球部で構成されていて、一般財団法人東京六大学野球連盟が主催しています。
プロ野球の人気が高まる前は、日本の野球人気の中心的存在でした。
また、甲子園で活躍した選手たちの大学進学後の成長を見れることや、将来プロでの活躍が期待される有力候補選手が見れる等、様々な動機から、現在でも観客数動員率は高く、多くの注目を集め続けています。
(以上、ネット検索より)