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汚部屋脱出への道28【汚部屋通り越してゴミ屋敷へ・20代前半実家編①】

こんにちは!
元汚部屋住人の汚部屋脱出サポーター、きらりです(^▽^)/

前回は壮大な自分語りをしました笑
長過ぎる、3700文字越え。。
思えば育ちの話はあまり普段人にしません。
前回書いたこと以外にもいろいろと簡単には人に言えないようなこともありました。
まぁ自己憐憫みたくなるからその辺は割愛で笑

で、昨日の記事の片付け的な部分を要約すると、

●母は家事全般、特に捨てる事と片付けが苦手
●父は家事にノータッチ
●弟と私は大人になっても家事手伝いを禁止されていた
●家事能力ゼロの大人3人、家事苦手な母1人で家事ワンオペ

結果:モノで溢れ掃除の行き届かない実家に

そんなこんなで、、、
皆様お待ちかね(誰が待ってるの笑)
人生で一番壮絶な汚部屋だった二十代前半編①。どうぞ~~!!!笑( ´∀` )


(なんかエンタメ感が)



■お金とサポートがない現実に挫折した10代後半



日々の生活の中で「家事」を1ミリも知らないまま、私は高校を卒業し専門学校へ進学。
入学後に、たまたまではありますが心が弱くなる事件が起き、元々不登校傾向があった私はすぐに学校へ行かなくなりました。
行かなくなったのか、行けなくなったのか…

学業を誰にも応援してもらえない環境だったこともあって、学校へ通う事はお金がかかるという現実が私の心を塞ぎました。
その当時、実家は色々と問題を抱えた場所になっており、金銭的な問題もありました。

そういった背景があって、私がお金のかかることをするのは、とても後ろめたくためらわれました。
誰にも相談できませんでした。

結局、2年のカリキュラムを全うすることなく、1年で退学。
学校そのものは楽しかったです。友達にも恵まれました。
けれど、お金の悩みが常に心を苦しめていたり、安心できない家庭環境もあって、精神的に安定していない1年間でした。
思い通りに行かない現実。強烈な劣等感にも苛まれていました。

その頃から私の部屋は片付かない汚部屋になっていきました。

精神的な安定感がないことや孤独感は、汚部屋と相関があると言われますが、まさにそれを体現していた気がします。

汚部屋は「セルフネグレクト」という、言ってしまえば精神的に問題を抱えた状態です。
自分のケアを放棄した状態、それがセルフネグレクト。
私は自暴自棄になっている部分がありました。


■そして夜職になった

で、19の私は専門学校を辞めて働きだします。

自暴自棄になってはいましたが、ハマって大好きになったことがひとつありました。
スノーボードです。
冬は出来る限りスノーボードをしたい。
その一心でなるべくお金を短期間で稼ごうと考えました。

その結果、昼はスノーボードショップでアルバイト、夜は夜職に就きました。

ダブルワークだから、当然それなりに忙しかったと思います。
ショップや夜職のことはとても楽しい思い出で今でも鮮明に覚えています。
とはいえ、毎晩疲れて帰宅する毎日。厚化粧にお酒、タバコ…
ストレスはそれなりにありました。

不思議と家での生活のことはほぼ覚えていません。
相変わらず掃除せず食事も作りませんでした。
常に「外向きの自分」にしか興味がありませんでした。

家にいる時間というものに、全く価値を感じられなかったんですね。とにかく、仲間、仕事、スノーボードが大事だった。
若い時というのはそんなものかもしれないけれどね笑

とはいえ、正直なところ家庭に安心感がなく、あまり身を置きたくなかったというのもあります。


▪️汚部屋通り越してゴミ屋敷へ、そして事件が


専門学生時代の頃からモノがたまってはいましたが、片付けをせず、掃除もずっとしていなかったので部屋は益々乱雑になりました。
音楽も好きだった私はCDなんかも増殖しつづけ、それらが床に散乱していました。
まだファストファッションの時代ではなかったけれど、服はワンシーズンで使い捨てる感覚でした。
管理が悪いから持たないんです。
日々の自分の人生も、毎日使い捨てのような感覚。

使い捨てだけどモノそのものは捨てないので、当然全てが増える一方。

布団は万年床、掃除機かける場所がない、拭き掃除なんて発想もない…
極めつけは、自室にゴミ箱がありませんでした。笑
衛生観念が崩壊した部屋で、住環境が劣悪になっていきました。

いつしかゴミは、ベッドと机の間の隙間に落としておくルールに。
うーん、汚部屋というよりもはやゴミ屋敷です。(汗

万年床の布団とベッドの隙間に封筒を挟み、その封筒には現金で支給されるお給料を貯めていました。

時々お金を取り出して数を数えました。
一万円札を10万円で束にするのが好きでした。
それが私の唯一で強力な心の支えでした。

寝る時はベッドにあるものを床に落として寝床を作る。
ゴミは床に捨てる。
服はクローゼット付近に投げておく。
ゴミとモノで床の見えない床、埃まみれの机。モノを踏みながら歩くので、歩くとCDケースが割れます。

ある時ガラスのテーブルが割れたのですが、放置してそのまま使っていました。
危ない〜!( ;´Д`)

汚部屋になると色々なものが加速度的に壊れるんですよね。
調子が悪くても直さないから壊れる、という理屈。

カーテンがレールから外れてだらりとしていました。が、それも放置。
化粧ボックスの鏡も割れましたが、それも放置。
貰った名刺が机に散乱し埃がたまっていました。それを毎晩眺めては絶望的な気分になっていた事がよく思い出されます。
けれど、その感覚が鈍くて、不快なものを不快と理解できなくなっていました。
ただ、辛さはあったんですよね。

部屋は荒れに荒れました。

服の山に火のついたお香を落としてあぶなく火災になりそうな事もありました。
あれは焦った〜!!(^◇^;)

生活は乱れてるのに、なぜかお香を炊いたりとかはしたがるのよね。
多分こういうのは汚部屋住人あるあるです。
生活が引き算ではなく足し算なの。

で、そうこうしているうちに私の体調に変化が現れます。

咳がよく出るようになっていったんです。
埃のせいだと思うのですが、だんだん咳が出る頻度が上がっていきました。
しかも全然治らないんです。何となくいつも息苦しい感じがするようになりました。


…そんなある日。

とうとう事件が起きます。




…長くなったから今日はここまで。
また次回へ続く!




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